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2021.06.04

【連載】専門家がずばり解説!健康情報Q&A 第6回 筋肉痛があるときは運動しないほうがよいですか?


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「気になるけど結局どうなの?」という健康に関するソボクな疑問を、筑波大学体育系 准教授の中田由夫先生に答えてもらう連載の第6回目!

<これまでの質問>

☆第1回「ダイエット中に筋トレしたら腕が太くなりますか?」

☆第2回「部分痩せってできますか?」

☆第3回「糖質コントロールとカロリーコントロール、結局どっちが痩せるの?」

☆第4回「有酸素運動は20分以上続けないと痩せないってホント?」

☆第5回「筋肉を増やすにはどうすればよいですか?」

今回は、前回に引き続き筋トレについてお伺いしました。

この連載について――――
「専門家がずばり解説!健康情報Q&A」では、健康に関するソボクな疑問を、食事と運動が健康に及ぼす影響について研究されている、筑波大学体育系 准教授の中田由夫先生に解説していただきます。ダイエットや運動など幅広く質問していくので、楽しみにしていてください☆
――――――――――――

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中田先生の回答

第5回に引き続き、筋トレのお話ですね。筋トレにつきものなのが筋肉痛です。筋トレをした翌日や翌々日に感じる痛みのことです。

質問の答えは、基本的にはNO。よほどのひどい痛みでなければ、気にせず運動してもらって構いません。

注意していただきたいのは、痛みが非常に強かったり、発赤や腫れがあったりした場合、もしかしたら肉離れなどの外傷が生じている可能性があります。その場合は、病院で検査を受けるようにしてください。

異常な痛みでなければ、運動後に生じる自然現象ですので、気にし過ぎる必要はありません。むしろ、筋トレがしっかり効いている証拠と思って、トレーニングを継続してください。

大切なことは、筋肉を鍛えるためには休息も必要、ということです。筋トレの頻度としては週2~3回が推奨されています。毎日筋トレする場合は、同じ部位をトレーニングするのではなく、日によって、異なる部位をトレーニングするようにします。

例えば、スクワットとベンチプレスを交互に実践すれば、スクワットをやっている日は上半身の筋肉は休息していますし、ベンチプレスをやっている日は下半身の筋肉が休息しています。

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このように、計画的にトレーニングすることで、筋力や筋肉量を増やすことができますが、経験や知識がない場合は、ケガをしないように、専門のトレーナーに指導してもらうことをオススメします。

☆中田先生の連載

【連載】専門家が教える 絶対役立つダイエット基本のき(全12回)

【第1回】「正しいダイエット」の減量効果

【第2回】「正しいダイエット」の前に必要な動機づけ

【第3回】いま、気を付けるべき生活習慣

【第4回】とっても簡単!ダイエットのキソ理論

【第5回】1ヵ月で2kg減!ポイントは食事と運動の“負”のバランスにあり

【第6回】無理なく続けるダイエットのコツ<その1>

【第7回】無理なく続けるダイエットのコツ<その2>

【第8回】停滞期を乗り切るコツ<食事編>

【第9回】停滞期を乗り切るコツ<運動編:その1>

【第10回】停滞期を乗り切るコツ<運動編:その2>

【第11回】リバウンドを予防するコツ

【第12回】適正体重の維持を目指して

【連載】手軽にできる運動のススメ(全7回)

【第1回】1日何歩あるきますか?たった「+10分」でも効果的!

【第2回】やらなきゃ損!「+10分」で得られる健康利益

【第3回】いつでもどこでも「+10分」!

【第4回】運動せずに歩数を稼ぐコツ

【第5回】日常のちょっとした活動で健康に

【第6回】持久力向上を目指して

【第7回】筋力向上で得られるさまざまな健康利益

著者:中田由夫 (筑波大学体育系 准教授 博士 体育科学)

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2004年3月筑波大学大学院博士課程体育科学専攻修了。筑波大学大学院人間総合科学研究科助手、助教、筑波大学医学医療系助教、准教授を経て現職。食事と運動を中心とした行動変容が生活習慣病の予防および改善に及ぼす影響を明らかにする研究を進めている。

【主な論文】
Nakata Y et al. Web-based intervention to promote weight-loss maintenance using anactivity monitor: A randomized controlled trial. Preventive Medicine Reports 14:100839, 2019.

【主な書籍】
江口泰正, 中田由夫(編著). 産業保健スタッフ必携 職場における身体活動・運動指導の進め方. 大修館書店, 東京, 2018.

【主な所属学会】
日本運動疫学会(理事・編集委員長)、日本健康支援学会(理事長)、日本体力医学会(評議員・編集委員)、日本疫学会(代議員)など。

記事提供:リンクアンドコミュニケーション

リンクアンドコミュニケーションは、最新の健康情報の発信や健康課題を解決するサービスを提供します。最新の健康情報を医療・健康分野の専門家が評価し、コメント付きで紹介するサービス「HEALTH NUDGE」もチェックしてみてください。

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