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2020.03.27

簡単に作れるスープで毎日を豊かに。スープ作家・有賀薫さんの提案


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目次

1. 「好き」と「誰かのため」の2つがあれば続けられる
2. 生きるための「食」、楽しむための「食」
3. スープひとつで、食卓が豊かになる
4. 【コラム】レモンのスープ

私たちの健康は、小さなことの積み重ね。歯みがき、食事、運動、睡眠…そんな習慣をみがいて、そだてて、つづけていくことが大切なのです。様々な職業・分野の中から健康につながる習慣を大切にしている方へ「生活習慣をみがくコツ」をお聞きしました。

取材先プロフィール

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有賀薫(ありが・かおる)

スープ作家。スープの実験イベント“スープ・ラボ“はじめ、スープをテーマにしたイベントを多数開催。著書に『365日のめざましスープ』『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』。

Note: https://note.com/kaorun ※外部サイトに遷移します

スープ作家として大活躍中で、2019年10月に『朝10分でできる スープ弁当』(マガジンハウス)を出版された有賀薫さん。8年前からスタートしたスープ作りは、今でも毎朝欠かさずに続けています。有賀さんはなぜスープ作りを始めたのでしょうか。

「きっかけは、クリスマスの翌日に食材が余っていたのと、受験期の冬休みに起きられない息子をどうにかしたかったこと。毎日起こすのにひと苦労だった息子に『スープできたよ』と言うと、すんなり起きてきたんです。それから、受験の願掛けのように、毎朝スープを作るようになりました」

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純粋に息子さんのために作っていたのは、最初の1~2か月だったそう。それからは、毎日投稿していたSNSがスープ作りを励ましてくれました。

「『おいしそう』『どうやって作るの?』と反応してもらえるのが嬉しくて、いつの間にか何年も続いていました。今まで何も続かなかった私が、こんなにも続けられているなんて驚きです」

「好き」と「誰かのため」の2つがあれば続けられる

「いつの間にか続いていた」という有賀さんですが、やめようと思ったことはなかったのでしょうか。

「迷ったことはありますよ。最初は、息子が受験に失敗したとき。願掛けの意味合いがあるので、『もう1年』となると負担が大きいと思ったんです。それから、息子が家を出たとき。夫は起き抜けにスープすら喉を通らない人なので、自分ひとりのために作り続けるのは意味がないのかな、って」

そんな時には、「いろいろな方が私のレシピでスープを作って食べてくれている」という気持ちが続けるモチベーションになったと言います。

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「スープを毎朝作るのは、単純に好きだから。加えて、人のためだから、というのもあると思います。自分のためだけだったら、どこかで飽きて辞めていたかもしれません。息子の受験のため、レシピを読んでくれる人のため…それが原動力になっています。理由が2つあるからよかったのかも」

「続けてきた」という実感が塊になり、自身の軸として安心感になっているのだそうです。

生きるための「食」、楽しむための「食」

毎日料理に向き合っている有賀さんにとって、「食べる」とはどんな意味があるのでしょうか。

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「2つの意味があると思うんです。『楽しみのため』と『生きるため』。日中動いて体に何かが欠落した状態になり、お腹がすきますよね。それをゼロに戻すための『食』がある。一方で、外食のように楽しむための『食』もある。自宅の食事は、マイナスになった穴を埋めるような役割だと思っています」

食べ物のほかに、有賀さんが健康に気を付けていることはあるのでしょうか。

「腰が悪かったことから、『ロルフィング』という施術と姿勢のセッションを受けたことがあります。歩き方にも気を付けるようにしたら、腰の調子がよくなりました。それからは、考え方も自由になった気がするんですよ。姿勢を正してマイナスを埋めることで、プラスの方向に気持ちが向いていったのかもしれません。食べ物と同じですね」

スープひとつで、食卓が豊かになる

有賀さんが料理の情報を発信する中で感じるのは、毎日の料理が大きな負担になっている人が増えていること。生活の中で、スープなどの料理を気軽に取り入れるライフスタイルを提案したい、と考案したのが小さなアイランドキッチン「ミングル」です。

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「みんなで作って、すぐ片付けて、そのままみんなで食べる、が実現できます。お部屋に『ミングル』があったら、少しの手間で食生活がとても豊かになります」

食洗器も付いている「ミングル」は、料理、片付け、食事が最小限の動きと手間で実現できます。これは、ひとつのライフスタイルの提案。頑張って時間を作らなくても、毎日の少しの工夫で豊かさを手に入れられると、有賀さんは教えてくれました。

【コラム】レモンのスープ

取材当日作っていただいた、季節にぴったりのスープです。

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レモンの酸味がさわやかな、ギリシャのチキンスープです。煮えたスープに直接卵を入れると固まってしまうので、卵に少しずつスープを入れて、弱火で火を入れるのがポイントです。酸味はお好みで調節してください。

▼材料(2人分)
鶏もも肉 150g(約1/2枚)
米 大さじ3
卵 2個
レモン汁 大さじ1
レモンの薄切り 2枚
チキンブイヨン 800mL
塩 小さじ2/3

▼作り方
(1)鍋にチキンブイヨンをあたため、小さく切った鶏肉と米を入れる。沸騰したら弱火にし、米がやわらかくなるまで20分ほど煮て、塩を加える。
(2)卵をボウルに入れ、泡だて器で泡立てるようによく混ぜる。泡だて器がない場合は、箸を数本重ねてよく混ぜる。
(3)スープをおたまですくって煮えないように少しずつ卵に加え、ある程度のばしたら鍋に戻す。味をみて塩で調える。
(4)レモン汁を加え、卵が煮えないように弱火であたためる。器に盛りレモンを飾る。

※チキンブイヨンは顆粒やキューブを湯に溶かしたものでもOKですが、塩分が入っているので塩を控えめにしましょう。

取材・記事 栃尾江美
撮影 石原敦志

記事提供:クラブサンスター

クラブサンスターは、株式会社サンスターが運営するお口とカラダの健康に関する情報サイトです。

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提供元:簡単に作れるスープで毎日を豊かに。スープ作家・有賀薫さんの提案|クラブサンスター

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