2023.06.08
ご自身の体と向き合っていますか?今から始める運動って何がいい?
「食べる量は変わらないのに太る」「なかなか体重が減らない」「お腹が……このままではまずい」というあなた。男性では40代で40%以上、女性では40代で10%以上の方がメタボリックシンドロームの疑いがある(または予備群)とされています。もしかしたら、あなたもメタボリックシンドロームシンドロームの予備群かも!?
基礎代謝が低下し始める40~50代の今から、健康管理を見直してみませんか。運動不足や食べすぎなど、身体に負担がかかる習慣が影響して発症する「生活習慣病」などの病気を防ぐこともできます。
今回は、メタボリックシンドロームを改善する運動方法をご紹介します。普段から運動が苦手な方でも行える有酸素運動と筋トレで、理想の健康を維持しましょう!
そもそも、メタボとは?肥満との違いは?
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とは、メタボと呼ばれ、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病になる前の状態のこと。単に太っていることや、腹囲が大きいという意味で用いられていることもありますのでご注意を!
・メタボリックシンドロームの診断基準
腹囲(へそまわり)男性:85cm以上 女性:90cm以上
内臓脂肪がたまると、脂肪細胞から糖尿病や高血圧症、脂質異常症を引き起こす悪い物質が多く分泌されて、血糖値、血圧、中性脂肪、コレステロール値が異常になりやすいので、早めの改善が必要とされています。
内臓脂肪型肥満の他、以下の条件から2つ以上当てはまる状態がメタボなので、要チェック!
・高血圧(以下のいずれか、もしくは両方が該当)
最高血圧 130mmHg以上 最低血圧 85mmHg以上
・高血糖
空腹時血糖値 110mg/dL以上
・異常脂質
中性脂肪 150mg/dL以上 HDLコレステロール 40mg/dL未満
メタボを改善する運動を始めよう♪
メタボリックシンドロームの改善には、10メッツ/時以上の有酸素運動を行うことが必要とされています。メッツ(METs)とは、運動強度の単位。座ってジッとしている状態が1メッツ、普通に歩行している状態が3メッツに相当します。
10メッツの運動とは、ウォーキングや自転車エルゴメーター、ジョギング、水泳、体操のこと。
脂肪を燃焼させるには、20分以上の運動が必要とされています。例えば、ウォーキングをする場合は、1日に約30分することを目安にして行いましょう。1回10分を3セットでも同じ効果が得られるといわれていますので、ご自身のライフスタイルに合わせて、取り入れてみるのはいかがでしょうか。
運動を習慣づけることで、心身ともに健康で豊かな生活を送ることができ、生活の質の向上にもつながります。全身を使った運動によって酸素を取り込み、筋肉を働かすことで身体を動かすための基本的な体力や持久力を身につけることができます。
友人やご夫婦でお出かけも楽しい季節になりました。週末にハイキングに出かけてみたり、お買い物に自転車を利用するなど、身近なところから始めるのもいいですね!
運動内容は、楽に行える運動より少々きついと感じる運動の方が効果的といわれていますが、無理はせず、もし体に異常があらわれた際は、速やかに医師に相談をしてください。
参考文献 ※外部サイトに遷移します
肥満症・メタボリックシンドロームの人を対象にした運動プログラム
記事提供:リンクアンドコミュニケーション
リンクアンドコミュニケーションは、最新の健康情報の発信や健康課題を解決するサービスを提供します。最新の健康情報を医療・健康分野の専門家が評価し、コメント付きで紹介するサービス「HEALTH NUDGE」もチェックしてみてください。
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