2020.01.07
七草粥の由来や意味。胃腸に優しい冬の道場レシピ
1月7日と言えば、春の七草ですよね。”七日の若菜、六日、人の持て来……”という一文が、清少納言「枕草子」にも登場する通り、平安時代から七草粥を食す風習がありました。
一年を通じて、様々な節句が存在する日本。「元旦」は別格として扱われていますが、他にも「人日の節句(1月7日)」、「上巳の節句(3月3日)」、「端午の節句(5月5日)」、「七夕の節句(7月7日)」、「重陽の節句(9月9日)」の五節句は、特に大事とされています。
五節句の日には、無病息災を願う節会(せちえ)と呼ばれる行事が執り行われ、時節にあった祝儀料理がいただく習わしがあります。例えば、1月7日の「人日の節句」には、滋養に富んだ春の七草を羹(あつもの)に仕立てて頂きます。これには「1年間病気をせずに、元気に過ごしましょう」という願いが込められているそうです。
一方、現代の「七草粥」といえば、「年末年始の豪華なお食事で疲れた胃腸を労る」という意味合いが強いようです。もともとの意味とは少し異なりますが、これもすごく大事なことなんですよ。
食事を消化することは「食事誘発性熱産生」と呼ばれ、人間のエネルギー消費全体の10%程度を占めるといわれています。年末年始のごちそうは動物性由来の食材が多かったり、絶え間なく食べ続けてしまったりして、消化に負担がかかり気味。胃腸のお疲れ具合に耳を傾けてあげることが必要です。また、悪玉菌増殖の原因となる動物性脂質が多いと、腸内環境も悪くなりがちなので、ごちそうを頂く機会も、食事のバランスが大切です。
食事誘発性熱産生 ※外部サイトに遷移します
腸内環境も悪くなりがち ※外部サイトに遷移します
年末年始の胃腸の不調を長引かせないためにも、この時期のお食事は「身体が軽く感じる」「胃腸がスッキリした」など実感が伴うまで、胃腸に優しいメニューで過ごしてみると良いかもしれません。
管理栄養士推薦!胃腸に優しい、冬の道場レシピ
炒り玄米茶粥
消化に時間がかかるイメージの玄米ですが、お粥にすることで、玄米の一粒一粒がふんわりとふくらんで、胃腸に優しいメニューになります。炒った玄米と番茶が香ばしく、玄米初心者の方にもお勧めです。
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かぶの和風ポタージュ
かぶには、炭水化物の消化を助ける酵素アミラーゼが含まれています。ついつい食べ過ぎてしまいがちな年末年始にお勧めの、バターや生クリームを使わない胃腸に優しい和風のポタージュです。
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ロール白菜
ロールキャベツはひき肉を巻くのが一般的ですが、ひき肉の代わりに長芋を、キャベツの代わりに白菜を使った和風のメニューです。火を通した長芋のほくほく感が楽しめる、おなかに優しい一品です。
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れんこん餅のみぞれスープ
れんこんのビタミンCはでんぷんに包まれて存在しているので、成分が壊れにくいのが特徴です。ビタミンCは、細胞と細胞をしっかり繋げるコラーゲンの生成を促し、丈夫な粘膜をつくってくれます。
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柿とキャベツのサラダ
ポン酢の酸味とごまの風味で、塩分0控えめでも美味しく食べられるサラダです。またキャベツや柿に豊富に含まれるカリウムは、摂りすぎた塩分を身体の外に排出してくれるので、年末年始のご馳走が多いシーズンにもお勧めです。
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記事提供:サンスター 健康道場
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