2023.07.16
スマートな食べ方講座 – その3 「お酒と間食もスマート」
選び方にはコツがあるけど、いろいろ楽しめる!
食後に血糖値が急上昇する食後高血糖は肥満や糖尿病のもと。だから糖質の摂取量を減らそう、というのが糖質制限の基本的な考え方ですが、同じものを同じだけ食べるにしても、食べる順番によって血糖値の動きは大きく変わります。
アルコールは、穀類や果物などを原料に発酵させて作る「醸造酒」と、発酵によって作った酒を蒸留して作る「蒸留酒」の、大きく二つに分けられます。醸造酒には糖質が残っていますが、蒸留酒には、ほとんど糖質が残っていません。あっても100gに0.1g程度です。なので、アルコール類から摂取する糖質量を減らすには蒸留酒を選べばいい、ということになります。もちろん飲み過ぎには注意を。
小腹が空いた時には、糖質が少なめで食物繊維やたんぱく質を含む、腹もちのいいものがオススメ。野菜や果物を皮ごと食べたり、ヨーグルトやチーズ、ゆで卵などもいいでしょう。ナッツやするめのように、噛み応えのあるものをよく噛んで食べれば、満腹感も高まります。
ただし、塩分のとり過ぎにならないように気をつけて! 野菜スティックにみそをたくさんつけて食べたり、チーズや塩味をつけたナッツ、するめ、ビーフジャーキー、ささ身の燻製などは、塩分摂取量を増やす要因になります。
一部のアルコールについては、スマートな食べ方講座 – その1 「食材選びでスマート」にて、糖質量とエネルギー量を紹介しています。
スマートな食べ方講座 – その1 「食材選びでスマート」 ※外部サイトに遷移します
野菜ジュースは野菜にあらず?!
野菜は積極的に食べたほうがいいけれど、野菜の代わりに野菜ジュースを飲むのってどうなのでしょうか。一度、市販品のパッケージの栄養成分表示を見てみてください。多くのものは、1パック(200mL程度)に10~15gの糖質が含まれています。この糖質量はあめ玉3~5個分に相当します。あめ玉のようにゆっくりとるわけではなく、一気に飲めてしまうのも気になるところ。また、原料の野菜の食物繊維が、全てそのまま入っているというわけでもありません。
野菜ジュースは、ビタミンやミネラルの手軽な補給源としては優れた食品ですが、糖質制限時の間食としては、あまり好ましくないと言えそうです。もっとも、ミキサーを使って野菜の食物繊維をそのまま残したような自家製の野菜ジュースなら、話は別かも。ヨーグルトや豆乳を入れてスムージーのようにしたりすると、腹もちも良くなります。
記事提供:リンクアンドコミュニケーション
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からだにとって大切なエネルギー源である糖質ですが、必要以上にとり過ぎてしまうことから起こる肥満や糖尿病が、現在問題視されています。
そのなかで、糖質に関しては、糖質制限という考え方や、糖質を控えた商品など、さまざまな情報が私たちの生活にあふれています。
「糖質.jp」は、私たちのからだや健康に深く関係がある「糖質」についての正しい情報や最新の研究結果などを、わかりやすく伝える場や意見交換を行える場を提供したいという考えから生まれました。
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スマートな食べ方講座 – その2 「食事バランスでスマート」