2018.11.15
身体をほっこり温める。大根とにんじんの豚巻きおでん【10分レシピ#59】
今週は「身体づくりに役立つ温かい料理」です。
だんだんと秋も深まり、鍋料理などの温かい料理が恋しい季節になってきました。そこで今回はおでんを取り上げたいと思います。
おでんというと炭水化物が多い印象を持たれるかもしれませんが、具に一工夫すればタンパク質やビタミンをしっかり摂れるメインおかずとして活躍してくれますよ。
身体を芯から温めるほっこりおでん
今回のおでんのメインは大根とにんじんの豚巻きです。
にんじんに含まれるβカロチンは、髪、粘膜、皮膚など寒い時期に乱れやすい部分の健康維持に役立つ他、喉や肺など呼吸器周りを保護するとも言われています。
また、周りに巻く豚肉はエネルギー代謝に欠かせないビタミンB1や筋肉・血液を作る手助けをするビタミンB6などを含んでおり、身体づくりやダイエットにも使いやすい食材です。
この肉巻きをメインに、おでんを作ってみましょう。
【材料】(2〜3人分)
・豚バラ肉 150~200g
・大根 3cm分
・にんじん 1/2本
・えのきだけ 1/2袋
・その他、はんぺん、ちくわ、糸こんにゃくなどお好きなおでんの具材 お好みの量
・水 600cc
・昆布 6〜8cm程度
A
・しょうゆ 大さじ1
・みりん 大さじ2
・酒 大さじ2
・塩 小さじ1
・かいわれ大根(あれば) 適量
【作り方】
1: 大根とにんじんは幅1cm、長さ3cm程度に細長く切りそろえる。えのきだけは石づきを取って1口大にほぐす。はんぺん、ちくわなどのその他のおでんの具も食べやすい大きさに切っておく。
2: 大根とにんじんを耐熱容器に入れて600wの電子レンジで2分加熱する。
3: 鍋に水と昆布を入れる。
その上にえのきとその他のおでんの具を加えて中火にかける。
4: 豚バラ肉を広げ、上に2で加熱した大根とにんじんを合わせ、3~4個のせて巻いていく。
5: 豚肉を巻いた端の部分を下にして、鍋に入れていく。
6: 沸騰したらAの調味料を加える。
7: 8分以上煮込んで大根に火が通ったら完成。時間があれば、そこから30分以上煮込むとより味がしみこむ。器に盛り付ける場合は上にかいわれ大根を散らすと彩りがよくなる。
巻く時間がなければ、バラで煮てもOK
今回のメイン具材ですが、巻くのがやや面倒だったり、時間がなかったりする場合は、巻かずにそのまま鍋に入れてもOKです。
ただ、巻いた方が、見た目にも楽しく、食卓を彩ってくれます。
タンパク質を増やしたい場合には茹で卵などを入れても美味しいですよ。
著者プロフィール
■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。
りんさんが運営する『みなとキッチン』 ※外部サイトに遷移します
(監修医師:石原藤樹先生) ※外部サイトに遷移します
提供元:身体をほっこり温める。大根とにんじんの豚巻きおでん【10分レシピ#59】|KenCoM