2018.08.22
暑い時期のダイエット料理!あげナスと豚肉のピリ辛おろし漬け【身体が変わる10分レシピ#48】
今週は「疲労回復とダイエットに向いた料理」です。
漢方やアーユルヴェーダなどの古代医学では、季節によって身体を冷やしたり、温めたりする食材を重視しています。
今回使うナスは、その中でも身体を冷やす効果があると言われており、つい熱っぽくなる夏の暑い時期にとりたい野菜になります。
また、同じく使用する大根は、ピリっとした爽やかな辛みで、落ちがちな食欲を保ってくれます。
この2つの食材をメインに、夏の疲れ対策ができるメイン料理をご紹介しましょう!
爽やかな辛みが食欲をそそるナス料理
ナスには前述の通り身体を冷やす効果の他、紫色の皮にはポリフェノールの一種である「ナスニン」が豊富に含まれており、強い抗酸化力や眼精疲労の緩和にも効果があります。
また大根をすりおろした時に、細胞が破壊されて生まれる「イソチオシアネート」という辛み成分には、消化を促し助ける作用がある上、食欲増進効果も期待できます。また、イソチオシアネートには強い殺菌力もあるので、夏場に怖い食中毒も予防できます。
これらに、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1をたっぷり含んだ豚肉を合わせて、さっぱりしたおろし漬けを作りましょう。
【材料】(2〜3人分)
・豚もも薄切り肉 8枚程度(約160g)
・ナス 2本
・ししとう 10~12個
・ごま油 適量(大さじ1~2くらい)
A(つけダレ)
・しょうゆ 大さじ1
・酢 大さじ1
・酒 大さじ1/2
・にんにく(すりおろし) 小さじ1~2
・しょうが(すりおろし) 小さじ1~2
・大根(すりおろし) 2~3cmくらい
・唐辛子(輪切り) 1~2つまみ(お好みで)
【作り方】
1: ナスはへたを落として食べやすい大きさに切り、ししとうはへたを切っておく。Aのつけダレの材料をボウルか盛り付けの器に合わせておく。
2: フライパンに多めのごま油(大さじ1~2程度)を熱し、豚肉を広げて入れて両面を焼く。
豚肉に火が通ったらナスとししとうを加え、ナスに油がなじむまで炒めて火を止める。
3: 2が熱いうちに、1で作ったつけダレの中にトングなどで油を少々切りながら入れる。ざっくりタレが絡むように混ぜて出来上がり。
冷やしても温めても美味しい一品料理
暑い時期は、ついつい手軽に摂れる食事に偏りがちですよね。ご飯やパン、そうめんやパスタなどの炭水化物が多い食事をしている人は、この料理をぜひ活用ください。
漬け込むことで、冷蔵保存なら2〜3日日持ちします。しかも徐々に味がしみ込むので、毎日味の変化を楽しめますよ。
温かいまま食べるのもオススメですが、特に暑い日には冷やしてから食べても美味しいので、ぜひお試しください。
著者プロフィール
■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。
りんさんが運営する『みなとキッチン』 ※外部サイトに遷移します
(監修医師:石原藤樹先生) ※外部サイトに遷移します
提供元:暑い時期のダイエット料理!あげナスと豚肉のピリ辛おろし漬け【身体が変わる10分レシピ#48】│KenCoM