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2022.12.27

血圧の平均を知ろう〜年代別にまとめました〜


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「年齢が上がるにつれて、血圧も上がることがあるって聞いたのですが本当ですか?」

そんなあなたの疑問にお答えするべく、年代別に血圧の平均をまとめてみました。

本記事を読めば、あなたの年代の平均血圧を知ることができますよ。

それでは始めますね。

編集&執筆者情報:こちらをご覧ください ※外部サイトに遷移します

血圧が体内で果たす役割とは

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血圧とは、『血管内の圧力』のことです。

血圧は、あなたの体に必要な栄養や酸素を全身に行き渡らせるように血液を循環させる役割をしています。

そして、あなたがよく上の血圧と聞くのは収縮期血圧(心臓が収縮した時の血圧)で、下の血圧と聞くのは拡張期血圧(心臓が拡張した時の血圧)です。

どうして年代別で血圧の平均が異なるのか

血圧は色々な要因で変動します。

年齢を重ねることによって血圧が上昇する場合は、飲酒・喫煙・肥満・塩分の多い食事といった生活習慣が大きく影響していることが多いです。

そのため、血圧をあげる要因となるような生活習慣をしていない場合は、年齢を重ねることによる血圧の上昇がみられないこともあります。

参考記事:血圧とは〜高い&低いとどう体に影響するかカンタン解説〜 ※外部サイトに遷移します

年代別血圧の平均

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それでは年代別に血圧の平均を紹介していきます。

若いうちは血圧が低いから平気と思われるかもしれませんが、自分の将来の血圧のことを考えて、生活習慣については意識してみると良いかもしれませんね。

20代の平均

20代の平均血圧は、男性で116.6/74.5mmHg、女性で108.9/68.4mmHgです。

30代の平均

30代の平均血圧は、男性で119.4/79.0mmHg、女性で110.5/71.3mmHgです。

20代の平均血圧よりは少し高くなりましたが、そこまで大きな変化はありません。

40代の平均

40代の平均血圧は、男性で127.8/83.6mmHg、女性で118.1/75.8mmHgです。

20代の平均と比較すると、収縮期血圧が10mmHgくらい上昇しました。

40代になると、健康診断で高血圧と言われたという方も少しずつ増えてくるので、平均血圧も上がってきていると考えられますね。

50代の平均

50代の平均血圧は、男性で132.4/86.1mmHg、女性で123.6/78.3mmHgです。

40代の平均血圧と比較して、また少し上昇しています。

60代の平均

60代の平均血圧は、男性で137.8/85.6mmHg、女性で132.5/80.0mmHgです。

この年代になると、男女ともに正常高血圧値(血圧が130~139/85~89mmHgの範囲)に入ってきます。正常高血圧値は、高血圧ではないけれど、高血圧に注意したほうが良いという血圧の値です。

70代以上の平均

70代の平均血圧は、男性で139.5/81.2mmHg、女性で136.3/79.0mmHgです。

やはり年齢を重ねる度に少しずつ平均血圧も上がっていきますね。

今回ご紹介した血圧の平均は、血圧を下げるお薬を飲んでいる方は含まれていません。なので、高血圧の治療をしている人の血圧を含めると、もしかしたらもう少し高い結果になるかもしれませんね。

参考記事:更年期は高血圧になりやすい?〜原因・症状・対策をカンタン解説〜 ※外部サイトに遷移します

血圧が高い(高血圧)または低い(低血圧)とどうなるか?

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血圧が高い状態が続くと、血管や心臓に負担がかかります。

自覚症状がなくても動脈硬化や心臓の肥大が進み、脳卒中や心筋梗塞、心不全や不整脈などのリスクが高くなるのです。

低血圧の場合は、高血圧ほど治療を積極的に行っていることは少ないと思います。ただし、低血圧の場合も症状はあるので改善するに越したことはありません。

参考記事:高血圧とは~症状や生活習慣での改善ポイントなど分かりやすく解説~ ※外部サイトに遷移します

高血圧の診断基準と症状

高血圧の診断基準は、収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上です。

高血圧は自覚症状がないことも多いですが、血圧がかなり高くなると頭痛やめまい、肩こりなどが起こることもあります。ただし、これらの症状は必ずしも高血圧が原因とは限らないので、自己判断せずに気になったら受診をすることをお勧めします。

低血圧の診断基準と症状

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低血圧の基準は、収縮期血圧が100mmHg以下、拡張期血圧が60mmHg以下と言われています。症状としては、立ちくらみやめまい、朝起きるのが辛い、頭痛や倦怠感があるといったようなものが多いようです。

また低血圧は、比較的に男性より女性に多いのが特徴です。

低血圧の場合は、もちろん血圧を上げる薬もあるのですが、基本的には規則正しい生活や、適度な運動・バランスの取れた食事などを心がけていくことが大切になります。

まとめ

それでは本日のまとめです。

◎血圧は、全身に栄養や酸素を行き渡らせる役割をしている

◎年齢を重ねるにつれて、平均血圧も上がっていく

◎高血圧の基準は、140/90mmHg以上

◎低血圧の基準は、100/60mmHg以下

本記事が、少しでも血圧に気をつけるきっかけになると嬉しいです。

参考文献 ※外部サイトに遷移します

・高血圧治療ガイドライン2019(2019):日本高血圧学会,(2021.5.28検索)

・第2部 身体状況調査の結果(2018):厚生労働省,(2021.5.28検索)

監修:編集長 宮田 亘造

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早稲田大学社会科学部卒業後、証券会社での新規開拓営業、製薬会社でのMRなどを経て香港中文大学MBA卒業。同時に北京大学MBAに交換留学、そして北京語言大学にて漢語修習生として学ぶ。帰国後、Webマーケティングのコンサルティング会社を経て、デジタルと医療の融合が患者への新しい価値提供ができると感じ、H2株式会社に入社。

執筆者:副編集長 白石香代子

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山口県立大学家政学部栄養学科卒業後、人材業界を中心にセールスやコンサルタントとして交渉力・語彙力など幅広いコミュニケーションスキルを培う。その後、中国大連にて日系企業のフードアドバイザー、日本人学校の食育セミナー講師として活動。現在、H2株式会社とクリニックでの栄養士業務、特定保健指導を兼任。その他、中国高齢者施設の栄養監修なども手掛けている。管理栄養士、東京糖尿病療養指導士の資格を保有。

記事提供:H2株式会社

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提供元:血圧の平均を知ろう〜年代別にまとめました〜|【シンクヘルスブログ|H2株式会社】

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