2022.12.26
肉まんのカロリー・糖質は高い?~食べすぎに注意して楽しもう~
当記事を監修した専門家:管理栄養士 渡部早紗(詳しいプロフィールはこちらをご覧ください) ※外部サイトに遷移します
ふんわりした生地の中に、ジューシーな肉だねが詰まった肉まん。寒い日にはつい、コンビニで肉まんを買って、あつあつを頬張りたくなりますよね。
肉まんの気になるカロリーと糖質は、やや高めです。
そこで今回は、コンビニの肉まんや、お家で楽しめる冷凍食品の肉まんのカロリーと糖質について解説します。
ダイエット中や糖質制限中に肉まんを食べるときのポイントや、肉まんに含まれる栄養素についても紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
一般的な肉まん1個のカロリー・糖質
一般的な肉まん1個当たりのカロリーは190kcal、糖質は23.1gであり、間食としてはやや高めです。
肉まんの生地は、小麦粉に砂糖を加えて作るため、糖質が高くなります。また、肉だねに使うのは主に豚ひき肉で脂肪が多いことから、カロリーも高くなるのです。
ちなみに、食パン6枚切り1枚(60g)のカロリーは149kcal、糖質は28.9gで、ご飯お茶碗1膳(160g)のカロリーは250kcal、糖質は61.0gです。
つまり肉まんは、食パンと比較するとカロリーが高く、ご飯と比較するとカロリーが低めであり、糖質はごはんや食パンとより低めといえます。
冷凍食品だとどうか
お家でも楽しめる冷凍食品の肉まんは、メーカーによって異なりますが、一個あたり160kcal前後になります。なお冷凍食品の肉まんは、2~4個入りの場合が多いため、つい2個3個と食べ過ぎないように気を付けましょう。
【コンビニの定番商品】ピザまん・カレーまん、あんまんのカロリー・糖質
では、肉まんを買う場所として特に利用することが多いコンビニの肉まんのカロリー・糖質をみていきましょう。
今回は、セブン‐イレブンの肉まんを例に挙げて解説していきます。
また、肉まんと合わせて、定番商品であるピザまん、カレーまん、あんまんのカロリーと糖質もご紹介します。
上記の通り、肉まん・ピザまん・あんまんのカロリーは210kcal前後であり、カレーまんは、ややカロリーが低く187kcalです。
一方、糖質は肉まん・ピザまん・あんまんが26.1g~30.0gであるのに対し、あんまんは42.4gと糖質が高めです。
あんまんは、中身のあんこに砂糖がたっぷりと使われるため、糖質が高くなってしまいます。甘くて美味しいあんまんは魅力的ですが、糖質が気になる方は注意が必要です。
参考記事:食パンの糖質は?〜糖質オフや糖質制限におすすめのパンも紹介〜 ※外部サイトに遷移します
中華街の肉まんはカロリーがやや高め
コンビニで肉まんを買うほかにも、中華街に行った際には、せいろで蒸された肉まんを買い食いする機会もありますね。
中華街の肉まんは、コンビニなどで買える一般的な肉まんと比べて、1個あたりが大きいので、カロリーが高くなりがちです。カロリーや糖質の気になる方は、シェアして食べるなど工夫するとよいでしょう。
ダイエット中に肉まんを食べてもOK?
ダイエット中は、肉まんのようにカロリー・糖質の高い食べ物は避けることをおすすめします。
お伝えした通り、肉まんのカロリー・糖質はやや高めです。必要以上に摂ったカロリー・糖質は、中性脂肪として体内に蓄えられてしまいます。
そのため、ダイエット中にどうしても肉まんが食べたい場合は、お楽しみの間食として、1/3個程度を目安にしましょう。
もしくは、肉まん1個程度を、ご飯やパンなど主食の代わりとして、食事のときに食べることをおすすめします。食事のときに食べる場合は、肉まんだけではなく肉や魚、サラダや野菜スープといったおかずを、一緒に食べるとよいです。
なお、肉まんより先に野菜を食べると、血糖値の急上昇を抑えてくれます。血糖値が急に上がると、脂肪をため込みやすくなってしまうので、ダイエット中は先に野菜を食べるよう心がけましょう。
糖質制限中はどうか
肉まんは糖質が高いので、糖質制限中は量を制限して食べるよう心がけてください。
間食において、糖質10g以下であれば血糖値に影響を与えにくいため、肉まんの場合はおよそ1/3個を目安にするといいですね。
また1回の食事における糖質の目安量は40gですので、食事として肉まんを食べる場合は、1個が目安です。ダイエット中と同様、糖質制限中に食事として食べる際は、肉まんだけではなく、魚や肉、野菜のおかずも一緒に食べるようにしましょう。
肉まんの栄養素
カロリー・糖質ともに高い肉まんですが、私たちの体にとって役立つ栄養素であるタンパク質も含まれています。
タンパク質は、筋肉の材料はもちろんのこと、皮膚、髪の毛、臓器など、身体のあらゆるものを構成するために必要な栄養素です。
そして肉まんの肉だねは、豚肉が主な材料です。豚肉に含まれるタンパク質は、必須アミノ酸と呼ばれる、体内で合成できないアミノ酸がバランスよく含まれているため、体内で効率よく働くことができます。
おにぎりだけ、パンだけ、といった食事では、タンパク質が不足しがちになってしまうので、肉まんのように糖質とタンパク質が同時に摂れるような食品を活用するといいですね。
まとめ
以上、肉まんのカロリーや栄養素についてご紹介しました。肉まんは、カロリーと糖質がやや高めとわかりましたね。
そのため、ダイエット中や糖質制限中は肉まんをできるだけ控えるようにして、どうしても食べたいときは、間食としてたまに食べる程度にしましょう。もしくは、食事の際に、ご飯やパンの代わりとして、1個程度食べることをおすすめします。
主食として肉まんを食べる際は、肉や魚、野菜のおかずと一緒に食べるとよいですね。
それでは当記事が参考になり、程よく肉まんを楽しんでいただければ幸いです。
参考文献 ※外部サイトに遷移します
執筆者:管理栄養士 渡部早紗
高知県立大学健康栄養学部卒業後、管理栄養士として病院や学校給食にて勤務。糖尿病や高血圧、脂質異常症の方に向けた献立作成、栄養指導を行う。現在は食や栄養に関する記事執筆ライターとして活動中。
記事提供:H2株式会社
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提供元:肉まんのカロリー・糖質は高い?~食べすぎに注意して楽しもう~|【シンクヘルスブログ|H2株式会社】