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2020.09.15

【特集】将来の不安はこれで解消!認知症の予防法


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厚生労働省の発表によると、65歳以上の高齢者において、認知症患者の数は約462万人おり、2025年には約700万人、つまり5人に1人になるといわれています。認知症は、いまや国民病とも言えるほど、身近な病気であることが分かります。

とはいえ、過度に怖がる必要はありません。認知症予防をうまく生活に取り入れることにより、万が一認知症になった後も、症状の進行がゆるやかになり、生活の質を保つことができます。今回は、認知症について正しく知っていただくための基礎知識や、日ごろの生活でできる予防法をご紹介します♪

物忘れだけではない!認知症ってどんな病気?

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認知症とは?

認知症は、記憶や脳の認知機能(判断・計算・理解・学習・思考・言語など)が、日常生活や社会生活に支障が出るほど低下した状態をいいます。

さまざまな病気が原因で起こる症状で、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症などに分類されており、認知症患者の6割程度は、少しずつ症状が進行していくアルツハイマー型認知症であるといわれています。また、高齢者、女性がかかりやすいという特徴があります。

認知症にみられる4つの症状

認知症の症状には、認知機能障害、行動異常・精神異常が挙げられます。具体的な症状をみていきましょう。

物忘れ

身の回りで起こったことが覚えられず、数分〜数カ月前のことが思い出せなくなります。認知症の初期症状で、進行とともに近い記憶から失われていくのが特徴です。

失語・失認・失行

言葉がうまく使えない(失語)、目、耳、鼻など感覚器には異常がないのに、対象を正しく認識できない(失認)、運動機能に障害がないのに、うまく動作ができない(失行)といった症状です。

実行機能障害

計画的に物事を進め、段取りをする能力が低下します。

幻想・妄想

その場に存在しないものが見えたり聞こえたりする幻視や幻聴、自分でなくしたものを「誰かに盗まれた」と思い込むなどの妄想が起こります。

これらの症状が出る前に、今の自分が認知症あるかを確認してみましょう!

>今すぐできる!認知症を簡単セルフチェック!

認知症を防ぐ超シンプルな3つの習慣

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認知症を引き起こす原因は、大きく2つある。

1つは脳梗塞や脳出血、クモ膜下出血などの脳血管疾患。これは「脳血管型認知症」と呼ばれます。

そしてもう1つの原因は、「タンパク質のゴミ」が脳内に蓄積することです。タンパク質のゴミによって名称が変わり、レビー小体が蓄積したものは「レビー小体型認知症」、アミロイドベータタンパク、タウタンパクが蓄積したものは「アルツハイマー型認知症」と呼ばれ、なかでも「アルツハイマー型認知症」は、認知症全体の約50%を占めています。

認知症は「タンパク質のゴミ」から生まれる

出典:『最強の健康法 病気にならない最先端科学編』

出典:『最強の健康法 病気にならない最先端科学編』

「タンパク質のゴミ」が脳に蓄積すると、脳の神経細胞に炎症を起こし、その結果、脳の神経細胞の機能が落ちます。最初は記憶を作る海馬、続いて判断力などの認知機能を司る前頭野へと、タンパク質のゴミの蓄積が広がっていきます。こうして「単なるもの忘れ」では済まされない、深刻な認知障害へと発展していくのです。

脳の血管障害と「タンパク質のゴミ」が、認知症の主な原因だということが理解できた。そして瀧氏は「このどちらにも効果があるのが、実は有酸素運動なんです」と言います。

「詳しいメカニズムはまだ不明な点も多いのですが、有酸素運動によって脳内で脳細胞のエネルギー源であるBDNF(brain derived neurotrophic factor:脳由来神経栄養因子)が作られます。それによって海馬の神経細胞が再生するのです。さらには有酸素運動によって、海馬そのものの体積が増えたという研究報告もあります」

出典:『最強の健康法 病気にならない最先端科学編』

出典:『最強の健康法 病気にならない最先端科学編』

有酸素運動をすると血流がよくなり、肥満解消もできる…それにより動脈硬化を予防でき、脳内で血管が詰まったり、血管が破けたりするリスクも下がる、というわけです。

さらに、先に見たように海馬は記憶を作る脳領域です。「タンパク質のゴミ」のせいで機能しなくなった海馬の神経細胞が運動で再生するというのですから、運動が認知症予防につながるという話も納得できるでしょう。

1日30分程度の有酸素運動を習慣づけよう

では、どれくらいの運動をすると、認知症予防につながるのでしょうか。

「1日30分程度、歩くなどの有酸素運動を習慣づけましょう。一定時間、脳に酸素を送り続けることが重要ですから、激しいスポーツや、筋トレなどの無酸素運動は、かえっておすすめできません。公園などで見かける、踏み台の昇降運動もいいでしょう。なければ、自宅内やマンションの階段で代用することもできます」と、瀧氏は説明します。

瀧氏の他にも、「ちょこっとでも歩く」ことをすすめています。認知症予防にもつながると思えば、さすがに歩きたくなってくるひともいるのではないでしょうか♪

>キーワードは「社交性」と「ワクワク」!認知症リスクを下げる他2つの習慣

驚くべき血管の役割!健康な血管が認知症の予防に

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毛細血管がゴースト化し、酸素や栄養が全身に行ゆき渡らなくなると、冷え、むくみ、肌のしわ、たるみといった症状だけでなく、認知症のリスクを高めることもわかってきました。特に骨粗鬆症は、女性ホルモンの影響も加わるため、女性の発症率が高いのが特徴です。今から習慣にしたい、簡単で効果的な毛細血管のケア法をご紹介します。

毛細血管と認知症の関係

脳内でつくられるたんぱく質の一種アミロイドβは、通常脳内のゴミとしてすぐに排出されるのですが、毛細血管がダメージを受けると排出されずに蓄積されてしまいます。蓄積されたアミロイドβは、タウタンパクのリン酸化を介して、神経細胞やシナプスをゆっくり時間をかけて攻撃。神経細胞が機能しなくなると脳が萎縮し、認知症を発症すると言われています。毛細血管がダメージを受けてから脳が萎縮し始めるまで10年以上かかることから、早めに毛細血管のケアを始めれば、認知症の発症を遅らせることができるのです。

毛細血管の機能を改善する4つのポイント

毛細血管の機能低下を改善するには、とにかく血流を上げること。有効なのは、運動と入浴です。

運動

毛細血管の血管内皮細胞は、血液の流れを感知することができるのですが、血液が一定のリズムで流れているときは、細胞間の隙間から必要以上に酸素や栄養が漏れないように自己防衛機能が働きます。この状態が続くと、ダメージを受けた毛細血管周囲の細胞が活性化し、血管構造が修復される可能性が高まります。若い人のほうが修復力は高いとはいえ、いくつになっても修復できますから、心拍数が上がりすぎないウォーキングやその場で行うスキップなどを習慣にして、全身の血流を上げましょう。マラソンなどの過度なストレスを与える運動は、血管に悪影響を与える活性酸素が出てしまうので、筋肉量の少ない人は避けたほうが良いです。

入浴

入浴も運動と同様、血流をあげるうえでは有効です。副交感神経が活発になると、毛細血管の血流がアップすることもわかっているので、アロマオイルなどをかいでリラックスするのもおすすめです。お気に入りの入浴剤を入れてリラックスするの良いかもしれませんね♪

毛細血管の機能を改善する他2つも一緒に見てみましょう!

>日ごろの〇〇も重要!ゴースト血管にならないための他2つの要因…詳しくはコチラ

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いかがでしたでしょうか?

これからも自分らしく、そして健康に過ごすためにも、いまからでも出来ることから始めてみませんか?毎日健康に気をつけて、ここで紹介したようなことを続けられる環境を整えることが認知症予防において大切なことになります。無理せずラクに継続できる方法を選び、実践してみることから始めてみると良いですよ。

その方法のひとつとして、認知機能の健康維持をサポートするスマートフォンアプリを活用してみるのもおすすめです。「ニューロトラック 脳ケア」は、科学的な観点で認知機能低下の早期発見から改善までをトータルで支援するアプリであり、現在(※)はSOMPOひまわり生命保険のご契約者の方は無料でアプリの利用が可能です。※2020年9月時点。

>>「ニューロトラック 脳ケア」についてはコチラ

このアプリでは、認知機能だけでなく生活習慣の2つの側面から、総合的に認知機能を改善、維持するための課題を提案します。定期的にご利用いただくことにより、ご自身で変化を実感することができます。スマートフォンひとつで手軽に始められるので、何から始めたらよいかわからない人にもおすすめです。

手遅れになる前に、できるだけ早いうちに出来ることから始めましょう♪

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