---

今週は「元気が出る野菜たっぷり料理」です。
8月も後半になって来ると寒暖差が激しくなり、心身ともに疲れが出やすくなったり、生活が乱れやすくなったりします。そんな時こそバランスのよい食事を摂るように心がけるのが大切になりますが、それすら面倒に感じることもありますよね。
そこで簡単にできて、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミンまでしっかり摂れる韓国料理「チェプチェ」をご紹介します。

消化吸収も良い栄養たっぷりな韓国料理

ピーマンなどの野菜とともに牛肉と春雨を炒めたチャプチェは、1品で野菜、タンパク質、炭水化物をとれるお手軽料理です。
春雨は一度火を通して消化吸収をしやすくするので、疲れた身体にも優しい食材。独特のつるつるした食感で、食欲のない時でも比較的食べやすいと思います。また、今回は春雨の水戻しもフライパンで行うため、洗い物が少ない上に手軽に調理できます。

ピーマンに豊富に含まれているビタミンCは、紫外線を浴びてシミの素となるメラニンが過剰に作られるのを抑える手助けをしてくれます。まだまだ日差しの強いこの時期に積極的に摂りたい食材です。また、ビタミンCには抗酸化作用もあるので、活性酸素を抑えて老化防止にも一役買ってくれます。

【材料】(2〜3人分)

・ピーマン　2個
・赤ピーマン(パプリカ1/2個でもOK)　1個
・牛細切れ肉　150g
・もやし　1/4袋

・春雨　50g
・水　適量
・ごま油　大さじ1

A
・しょうゆ　大さじ3
・砂糖　大さじ1
・にんにくスライス(すりおろしでもOK)　1〜2枚(すりおろしなら小さじ1)

・塩　少々
・こしょう　少々

【作り方】

1：　フライパンに春雨を入れ、全部浸るくらいに水を入れて火にかける。水が沸騰した後、箸でかき混ぜ、春雨が絡み付くくらい柔らかくなったら火を止めて、ザルにあげる。フライパンのお湯は全て捨てて、水気をペーパーなどで拭き取っておく。

2：　春雨を茹でている間に、ピーマン、赤ピーマンのへたと種を除いて細切りにする。牛肉も細切りにする。

3：　1のフライパンにごま油を熱し、2の牛肉を色が変わるまで炒めたらAのタレを加える。

4：　フライパンにピーマン、赤ピーマン、もやし、1の春雨を加えて炒める。塩・こしょうで味を整えたら出来上がり。

辛味を加えればさらに食が進む

甘辛い味付けで、食が細りがちな暑い日にも食べやすいはずです。味にパンチが欲しい時には、唐辛子などを少し加えるといいですよ。

また、春雨は炭水化物が多めなので、食べすぎには注意しましょうね。

著者プロフィール

■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』（世界文化社）がある。

りんさんが運営する『みなとキッチン』 ※外部サイトに遷移します

（監修医師：石原藤樹先生） ※外部サイトに遷移します

提供元：1品で野菜、タンパク質、炭水化物を摂れる美味チャプチェ【身体が変わる10分レシピ#52】｜KenCoM

戻る