2018.02.24
この甘酸っぱさがクセになる!手羽元と卵のさっぱり煮【男の和ごはん・作りおき編#3】
皆さんは、普段の料理でどれぐらい酢を使っていますか?
酢はお酒をさらに発酵させて作るれっきとした発酵食品で、ただ酸味を加えるだけでなく、疲労回復効果や腸内環境改善作用といった健康効果を持っています。
酢を使った料理といえば、和え物などが多いかと思いますが、煮物に使うとさっぱり仕上がり、食欲アップにつながります。さらには、酸味が料理の塩味を引き立て、少しの塩分でも美味しく仕上がるんです。
ということで今回は、そんな酢を使って甘酸っぱく仕上げる鶏肉と卵の煮物をご紹介したいと思います。
手羽元と卵のさっぱり煮
酢はお酒から作られるので、世界を見渡すとその土地のお酒と深い関係が見られます。たとえば、ワインを作っている国ではワインビネガー、ビールの国では麦芽から作られるモルトビネガー、そして日本酒を作ってきた日本では、お米で作られる米酢が使われている、といった具合です。
また、同じ米酢でも人工的なアルコールを用いずにお米だけで作られた、正真正銘の米酢が「純米酢」で、玄米を使いより熟成させた「黒酢」などもあります。また、リンゴ酢や柿酢などの果実酢などもあり、違った風味が楽しめます。
ぜひ、減塩に役立ち、さっぱりして美味しいお酢を日常に取り入れましょう!
【材料】(2人分)
・鶏手羽元 6本
・卵 2コ
(A)水 1/2カップ
(A)米酢 1/2カップ
(A)醤油 大さじ2
(A)みりん 大さじ1
(A)酒 大さじ1
(A)砂糖 大さじ1
【作り方】
1:卵はあらかじめゆで卵にして、殻をむいておく。ゆで卵は茹でてすぐ冷水につけると、殻と白身の間にすき間ができて殻がむきやすくなります。
手羽元の皮目にフォークを刺して穴を開ける。
2:フライパンを熱し、手羽元を皮目から焼き、焼き色をつけて取り出す。
3:鍋に(A)と2、ゆで卵を加えて煮る。落とし蓋をして、ときどき具材の上下を返しながら10分ほど煮たら出来上がり。
こういった煮物はできたてのアツアツを食べるよりも、少し冷ましたほうが具材に味がしみこんで美味しくなります。
多めに作って冷蔵庫に保管すれば、常備菜として3日ほど美味しく食べられます。
ぜひお試しください!
著者プロフィール
■圓尾和紀(まるお かずき)
“日本人の身体に合った食事を提案する”フリーランスの管理栄養士。日本の伝統食の良さを現代の生活に活かす「和ごはん」の考え方を伝えている。『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。
オフィシャルブログ: 「カラダヨロコブログ」 ※外部サイトに遷移します
(監修医師:石原藤樹先生) ※外部サイトに遷移します
提供元:この甘酸っぱさがクセになる!手羽元と卵のさっぱり煮【男の和ごはん・作りおき編#3】│KenCoM