2023.02.08
メロンパンのカロリー・糖質は高い?~ダイエット中の注意点などポイント解説~
当記事を監修した専門家:管理栄養士・調理師 前間弘美、編集長 宮田亘造(詳しいプロフィールはこちらをご覧ください) ※外部サイトに遷移します
甘くてサクサクのクッキー生地と、ふんわりしたパン生地のハーモニーで、不動の人気を誇るメロンパン。
朝食で食べるほか、忙しい日の昼食にメロンパンを選ぶ機会もありますよね。チョコチップ入りやメープル味など、さまざまな種類が楽しめる点も、メロンパンの魅力の一つといえます。
メロンパンは、やはりイメージ通りカロリー・糖質ともに高めです。
そこで今回は、メロンパンのカロリーおよび糖質について解説します。ダイエット中にメロンパンを食べたくなった時のポイントについても解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
一般的なメロンパン1個あたりのカロリー・糖質
一般的なメロンパン1個(82g)あたりのカロリーは286kcal、糖質は49.7gと、よくある食べ物の中でも高めです。
メロンパンは、パン生地にクッキー生地を乗せて作ります。クッキー生地は、バターと砂糖、小麦粉が主原料ですので、一般的なパンと比較して糖質と脂質が多くなります。
参考までに、6枚切り食パン1枚(60g)のカロリーは149kcal、糖質は28.9gです。メロンパンは食パンと比べてカロリー・糖質ともにはるかに高いといえますね。
あんパンやカレーパンと比べるとどうか
では、メロンパンのカロリー・糖質を代表的な菓子パンである、あんパンやカレーパンと比較してみましょう。
上記の通り、メロンパンのカロリーは、あんパンより高く、カレーパンより低めです。一方、糖質はあんパンと同程度で、カレーパンより高めであることがわかります。
カレーパンのように油で揚げたパンや、メロンパンのようにバターが多く使われたパンは脂質が多いため、カロリーが高くなります。さらに、メロンパンやあんパンのように砂糖がたっぷりと使われた甘い菓子パンは、糖質が高めです。
菓子パンを2個、3個と食べると、知らず知らずのうちにカロリー・糖質を摂り過ぎてしまいますので、注意しましょう。
チョコチップメロンパン・メープルメロンパンのカロリーと糖質
メロンパンの種類として、チョコチップメロンとメープルメロンパンも人気ですね。一般的なチョコチップメロンパンのカロリーと糖質は、プレーンタイプのメロンパンよりも高くなります。
お察しの通り、チョコチップのカロリーが追加される分、高カロリー・高糖質となってしまいます。商品によって差はありますが、チョコチップメロンパンのカロリーは、450~550kcal程度です。
また、メープルメロンパンも、メープルシュガーが追加される分、カロリーと糖質が高くなります。商品によって異なりますが、メープルメロンパンのカロリーは400kcal程度です。
ダイエット中にメロンパンは食べてもOK?
ダイエット中は、メロンパンのような菓子パンはできるだけ避けましょう。
メロンパンは、たしかにパンの一種ではありますが、すでにお伝えした通り、食パンと比較してカロリー・糖質ともにグッと高くなってしまいます。
メロンパンを食べるとすぐさま体重に影響が出るとは限りませんが、必要以上にカロリーを摂りすぎると、余ったカロリーは中性脂肪として体内に溜まってしまいます。
そのため、メロンパンはあくまで嗜好品として捉えていただき、ご飯やパンの代わりに主食として食べることは避けるべきです。どうしてもメロンパンが食べたいときにはお楽しみの間食として、たまに食べる程度にしましょう。
カロリー・糖質のより高いチョコチップメロンパンやメープルメロンパンは避けて、多くても1日に1個までにすることをおすすめします。
ミニメロンパンを活用しよう
ダイエット中であっても、どうしてもメロンパンが食べたいときもあるかと思います。そのようなときはメロンパンの1/3~1/4程度の大きさである、ミニメロンパンを活用してみてはいかがでしょうか。
ミニメロンパンのカロリーは商品によって異なりますが、1個あたり100kcal程度に抑えられます。とはいえ、ミニメロンパンは何個も食べると、通常のメロンパンよりも高カロリーになる恐れがあります。小さいからといって、食べ過ぎないよう気をつけましょう。
糖質制限中は食べられるのか
糖質制限中の場合は、メロンパンの量を意識するとよいですね。
間食において、血糖値に影響を与えにくい糖質の目安量は10g以下です。そのため、メロンパンならおよそ1/4~1/5個が適量になります。
そこで糖質制限中は、メロンパンの量を減らすか、ミニメロンパン1/2~1個程度食べることをおすすめします。
メロンパンの栄養成分
メロンパンの栄養成分として多く含まれるものは、糖質です。
糖質は、脂質と比較して分解と吸収のスピードが速いため、即効性のエネルギー源となります。そのため、スポーツをする前のエネルギー補給として、糖質は重宝されるのです。
しかしながら、摂りすぎた糖質は、中性脂肪として体に蓄えられてしまうため、糖質の摂りすぎは肥満の原因となってしまいます。
なお、糖質は体のなかでそのままエネルギーとして利用されるわけではなく、さまざまな化学変化を通して体のエネルギーに変換されます。エネルギーに変換する際には、ビタミンB1が必要ですので、糖質と合わせてビタミンB1を摂るとよいですね。
ビタミンB1は、豚肉やレバー、にんにく、卵などに多く含まれますよ。
参考記事:食パンの糖質は?〜糖質オフや糖質制限におすすめのパンも紹介〜 ※外部サイトに遷移します
まとめ
以上、メロンパンのカロリーや栄養素についてご紹介しました。メロンパンは、イメージ通りカロリーと糖質が高めだとわかりましたね。
そのため、ダイエット中はメロンパンをできるだけ控えるべきです。どうしても食べたいときは、間食としてたまに食べる程度ならよいでしょう。
また、1回に食べる量は多くても1個までです。また、チョコチップメロンパンやメープルメロンパンのように、カロリー・糖質がさらに高い種類のメロンパンは控えることをオススメします。
また糖質制限中は、間食に食べるメロンパンの量を1/4個~1/5個にするといいですね。
それでは当記事が参考となり、たまのお楽しみ程度にメロンパンを楽しんでいただければ幸いです。
■参考文献 ※外部サイトに遷移します
監修:編集長 宮田 亘造
早稲田大学社会科学部卒業後、証券会社での新規開拓営業、製薬会社でのMRなどを経て香港中文大学MBA卒業。同時に北京大学MBAに交換留学、そして北京語言大学にて漢語修習生として学ぶ。帰国後、Webマーケティングのコンサルティング会社を経て、デジタルと医療の融合が患者への新しい価値提供ができると感じ、H2株式会社に入社。
執筆者:管理栄養士・料理家 前間弘美
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科卒業後、管理栄養士として給食会社や病院に勤務。糖尿病・高血圧の方に向けた献立作成や調理、栄養管理・栄養指導などを担当。特に病院勤務では、働き盛りの方が血糖値、血圧そして食事の記録を時間を作って手書きで行う手間や、その先にある健康面における自己管理の難しさを目の当たりにしてきた。身近なスマートフォンをベースにデジタルヘルスを展開することに可能性を感じたのとあわせ、より多くの方の生活習慣の改善に携わりたいという想いからH2株式会社に入社。管理栄養士、調理師の資格を保有。
記事提供:H2株式会社
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提供元:メロンパンのカロリー・糖質は高い?~ダイエット中の注意点などポイント解説~|【シンクヘルスブログ|H2株式会社】