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2020.12.07

日本人が知らない「腸を汚す」意外な4大NG習慣|「スマホ、食べ方…」意外な習慣が実は危ない


私たちは知らず知らずのうちに「腸を汚す」習慣を日々繰り返しているようです。その意外な習慣とは? (写真:GARAGE38/PIXTA)

私たちは知らず知らずのうちに「腸を汚す」習慣を日々繰り返しているようです。その意外な習慣とは? (写真:GARAGE38/PIXTA)

世界的に著名な自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏。1992年に発表された「アダムスキー式腸活法」は30年近く欧州で愛され続け、その「腸活メソッド」を紹介する著作は、本国イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど世界中で話題になっている。2017年には、Google.itの食事法(ダイエット)部門で「最も検索されたキーワード」ベスト3に選出されたほどだ。

そのアダムスキー氏の著書が、このたび初めて邦訳され、『腸がすべて』としてついに刊行された。アダムスキー博士によると、多くの体の不調の原因は「汚れた腸」にあるという。そして私たちは知らず知らずのうちに「腸を汚す」習慣を日々繰り返している。その意外な習慣とは?

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忍び寄る「健康被害」、原因は「腸の汚れ」?

私は学生時代に「ショイエルマン病」という脊椎が硬化する病を患い、「運動療法」を学び始めました。その後、長期にわたるさまざまな研究を通じて「アダムスキー式腸活法」の基礎を構築するに至りました。

その基本となるのは、「体の機能不全のほとんどが『腸の流れ』によって決まる」という考え方です。

『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』

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腸が「正しく」流れているときは、健康な生活を送ることができますが、腸の流れが「滞る」と、体のバランスが崩れてしまい、さまざまな体の不調へとつながってしまいます。

腸の流れが滞ってしまうのは、「間違った食生活」で消化管の壁に「有害な汚れ」がたまっていくことが主な原因です。

すると、体に必要な栄養成分を取り込めなくなるだけでなく、免疫力までも低下させてしまい、重大な健康被害を引き起こす可能性もあるのです。

恐ろしいことに、何気ない普段の生活のなかで、知らないうちに「腸を汚してしまう」ことも少なくありません。

では、どのような習慣が「腸を汚して」しまっているのでしょうか。ここでは、「腸を汚してしまう意外な悪習慣」のうち、主な4つを紹介します。

腸を汚してしまう悪習慣のひとつ目は、「食事中もずっとスマホを手放さない」ことです。

「毎食をどのように食べるか」が健康を左右する

【悪習慣1】食事中もずっと「スマホ」を手放さない

「正しい食生活」は、健康にとって最も重要な要素です。ただし、健康を取り戻すためには、体によいものを食べるだけでは不十分です。

実は「毎食どのように食べるか」は、食事が健康にもたらす効果を大きく左右しているのです。

世界一健康的でバランスのとれた食事も、モニターの前で急いでかき込んだり、仕事をしながら食べたりすれば、消化が悪くなります。それでは、どんなに栄養のある食べ物を体に取り入れても、その効果を存分には期待することができません。

逆に、食事のとき携帯電話を手放すと、食べ物をしっかり味わうようになり、食事の楽しみ方が180度変わります。また、咀嚼回数が増えて、消化がよくなり、満足感も高くなるのです。食事をとっている間は、携帯電話のことを忘れましょう。

「忙しいので食事の時間をできるだけ短縮したい」と思う人もいるかもしれません。しかし、ランチタイムのたった30分を捻出するだけで、「体の充電時間」ができて、午後に仕事を続けるために必要なエネルギーが得られるのです。「会議に入る前に、とりあえずカロリー摂取」しても、急いで食べればかえって疲れてしまいます。消化管は食前よりも悪い環境に置かれ、仕事の生産性にも悪影響を及ぼしかねません。

実際には、「十分な休憩時間をとらないほうが、生活全体にとってはずっと不経済なのだ」ということを肝に銘じてください。

「調子が悪い」といって、すぐに薬に手を延ばすのはおすすめできません。

薬の乱用が「腸の詰まり」や「腸の衰弱」の原因に

【悪習慣2】調子が悪いとすぐに「薬」に頼ってしまう

ビジネスパーソンのみなさんは、ストレスなどから胃腸の調子が悪くなってしまうことも多いのではないでしょうか。そんなとき、すぐに胃腸薬に頼る人も多いと思いますが、実は胃腸薬の飲みすぎも要注意です。

「胃粘膜保護薬」を乱用すると、消化管の壁は食べ物から人工的に「隔離」されてしまい、消化管の力が弱ってしまうことがあります。極端な例では、弱った消化管の機能を取り戻すのに、何年もかかってしまうこともあります。

消化管の壁を保護しつつ食べ物をスムーズに送るには、「良質な植物性のオイル」が効果的です。私がとくにおすすめしているのは、エキストラバージンオリーブオイルやアマニ油、ココナッツオイルといった非加熱で高品質の植物性オイルです。

「オイルなんて飲んだら太るし、コレステロール値が上がるのでは?」と心配になりますが、オリーブオイルのような非加熱オイルをスプーン1杯飲むよりも、腸が詰まっているほうがはるかに不健康だし、太りやすくなってしまうのです。

そして、柑橘(かんきつ)類などの果物を意識してとることも効果的です。もしくはトマトやパプリカなどの野菜もおすすめです(私のメソッドでは、これらを「消化の早い食べ物」として分類しています)。

これらの食物を習慣的にとることで、弱った消化管を正常に近づけて「腸の汚れ」を取り除き、体の不調を軽減することができるのです。薬に頼る前に、「食生活の見直し」をすることが大切です。

3つめの腸を汚してしまう悪習慣は、腸をつねに動かしている状態の「すき間がない食生活」をしていることです。

食事は「最低4時間」空けて、消化管を休ませる

【悪習慣3】腸に「すき間がない食生活」をしている

腸が汚れてしまっていると、消化管全体の流れが遅くなり、次にとった食べ物が腐敗して壁に貼り付いていきます。すると、だんだん腸は狭くなり、毒素の処理もできなくなります。

つまり、口から取り込んだ食事が腸管の中でどんどん蓄積されていき、腸管は「食べ物を下へと送る」ためにひたすら働き続けることになるのです。

これは、腸から自浄に必要な「すき間」の時間、つまり、空っぽのまま何もせずに休む時間を奪うことになります。

つねに満杯のまま食べ物を処理し続ければ、消化管はあちこちで流れが詰まり、浄化できずにどんどん疲れていきます。

まずは食事と食事の間を空けて、なくなってしまった「すき間」をもう一度つくることから始めましょう。「最低でも4時間空ける」のが理想です。すると、消化管は休息がとれ、少しずつまた自分で自分を浄化できるようになっていきます。

「理想の腸の流れ」のイメージ(出典:『腸がすべて』105ページ)

「理想の腸の流れ」のイメージ(出典:『腸がすべて』105ページ)

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4つめの悪習慣は「ストレス」×「運動不足」です。「運動不足」そのものは直接消化管に悪影響を及ぼすことはありませんが、「ストレス」を抱えているときには、やはり運動が必要です。

【悪習慣4】「ストレス」×「運動不足」である

運動をして呼吸が速くなると、息を吸ったり吐いたりするたびに横隔膜が大きく動きます。息を吸うときと吐くときで、少なくとも15センチ前後、上下するのです。

それが消化管にとっては強力な垂直マッサージになります。ピストンのような動きで、消化管にある物質を下へと「押し進め」、消化管の流れを速くします。

また、運動をすることで「ストレスの発散」にもなります。消化は飲み込んだものだけで決まるのではありません。同じ食事をしていても、ストレスがあれば食べたものが消化管に与える負担は大きくなり、運動をしていれば、それが消化を促進してくれるのです。

健康は「全方位」から考えること

「アダムスキー式腸活法」の心得として大切なのは、「健康は全方位から考える」ということです。私は、体の機能不全を取り除くための「根本的なアプローチ」をみなさんに提案したいのです。

体調が悪いとき、症状を和らげただけで満足しないで、「原因」を突き止めてください。そして、それが、みなさんが思っているよりも、ずっと消化管のコンディションに起因していることが多いと心にとどめておいてほしいのです。

私の提案する「アダムスキー式腸活法」で腸の流れをスムーズにすることで、さまざまな体の不調を軽減することが期待できます。普段の何気ない生活習慣を少し変えるだけで腸の汚れがなくなり、体調不良の根本的な原因を取り除くことができます。

みなさんも「アダムスキー式腸活法」で腸をきれいにして、ぜひ健康な心と体を手に入れてください。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

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提供元:日本人が知らない「腸を汚す」意外な4大NG習慣|東洋経済オンライン

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