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2024.07.12

医師が考案「脳梗塞の時限爆弾」を解除するスープ|中性脂肪と悪玉コレステロールをためこまない


五藤氏が考案した「あぶら」を落とすスープについて紹介します。(写真:『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』より)

五藤氏が考案した「あぶら」を落とすスープについて紹介します。(写真:『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』より)

内臓脂肪や中性脂肪、コレステロールが気になる。そうは思うものの、そのままなんとなく放置したり、健康法を試して挫折したりしてしまった人は多いのではないでしょうか。

しかし、医師の五藤良将氏はこれらの原因となる「あぶら」を「悪魔のあぶら」と呼び、「放置をしていると、ある日突然、『脳梗塞』『心筋梗塞』などといった形で襲いかかってくる可能性がある」と警鐘を鳴らします。なぜ「悪魔のあぶら」がこれらの病気を引き起こしてしまうのか? リスクを下げる簡単に続けられる食事方法とは?

※本稿は、五藤氏の著書『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』より、本文を一部引用・再編集してお届けします。

『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』 クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

深刻な事態を引き起こす「悪魔のあぶら」とは

「体脂肪がなかなか減らない」

「体重を落とせといわれているがなかなか落ちない」

「甘いものが大好き」

「肉やごはん、麺類が大好き」

そんな方の血液と体には、「悪魔のあぶらコンビ」が潜んでいます。「悪魔のあぶらコンビ?」「なんのことだろう?」と思われるかもしれませんね。

彼らの名前は……「中性脂肪」「悪玉コレステロール」。聞き覚えのある名前ではないでしょうか。この悪魔のあぶらたちがなぜ厄介かというと、「時限爆弾」型のあぶらだからです。

このコンビは全身を駆け巡り、体にさまざまな悪さをします。

悪玉コレステロールは、血液のなかに潜り込み、血管の壁にあぶらでできた時限爆弾を仕掛けていきます。時限爆弾は血管の壁に張り付いて血液の通り道をふさぎます。

中性脂肪は内臓周りや皮膚の下に潜り込みます。その結果、あなたのおなかの中に、「内臓脂肪」「皮下脂肪」といった時限爆弾を抱え込むことになります。時限爆弾という名の通り、いますぐ爆発する! ということではありません。

しかし、放置するとこの時限爆弾は、風船のようにどんどん膨らんでいきます。そして……時限爆弾は大爆発!命に関わるような病気を引き起こします。

健康診断では中性脂肪値は150(㎎/dL)を超えると、悪玉(LDL)コレステロール値は120(㎎/dL)を超えると「要注意」と指摘され、生活習慣を見直すように指導されます。それは、時限爆弾を除去し、爆発するリスクを減らすためなのです。

脳梗塞を発症すると生活が一変してしまう

これらの数値が気になる方は、世の中には中性脂肪値やコレステロール値を改善する方法があふれているため、試したことがあるでしょう。でも、なかなか続かない。

それは、健康診断の数値やポッコリおなかが気になるのに、なかなか続かないのは、中性脂肪・コレステロールが、いますぐに重大な何かの問題になるという実感がないからではないでしょうか?

時限爆弾のうちは、なかなかその存在に注意することができません。どうしても放置しがちになってしまうのも頷けてしまいます。しかし、それらの「悪魔のあぶら」を放置していると、今から紹介するようなAさんのようなことになってしまいかねません。

Aさんは63歳の男性。社交的な性格で、タバコもお酒も大好きでした。また、休日はクルマを走らせることが楽しみのひとつです。しかしある日、頭が恐ろしいほどに痛み出し、救急搬送されます。結果は、脳梗塞。一命はとり留めたものの、そこから生活がガラリと変わりました。

医師からは「クルマの運転もやめたほうがいいでしょう」といわれてしまいました。当然、タバコやお酒にも指導が入ります。

さらに、うまく言葉が出ず、自分で思っていることが相手に伝えられず、話すことが億劫になっていきます。そうして、友人もいなくなり、趣味も楽しめなくなったAさんは、家に引きこもり、ふさぎがちになってしまいました。

脳梗塞は、発症後1年で12.8%、5年で35.3%、10年で51.3%と、10年以内には約2分の1の確率で再発するといわれています。

Aさんは、また脳梗塞で倒れるかもしれない、という恐怖を感じながら残りの人生を生きていくことになります。

発症する前とまったく同じ生活に戻ることは難しい

いかがでしょうか。医療技術が進んだいま、発症から4時間半以内に血栓溶解剤を静脈に注射できれば、約4割が後遺症をほとんど残さないレベルまで回復できるといいます。それでも半分以上の確率で、後遺症が残る人はいるということです。

脳のどの部分が、どの程度の損傷を受けたかで異なりますが、よくある脳梗塞の後遺症は次のようなものです。

●運動機能の障害…体の片側をうまく動かせなくなります。

●言語障害…話すこと、理解することが難しくなります。

●視覚障害…視野の一部が欠けたり、二重に見えたり、ものが見えにくくなります。

●認知障害…記憶力が落ちたり、注意力が散漫になったりします。

●感覚障害…痛みや温度を感じとれなかったり、異常な感覚が生じたりします。

●情緒的な変化…落ち込んだり、急に笑ったりなど、気持ちが不安定になります。

●嚥下障害…食べ物を飲み込むのが難しくなります。

さらに、脳梗塞の再発の確率がぐんと上がることで、認知症になる確率も高まってしまいます。

じつは、寝たきりになってしまう原因の第1位が脳卒中。再発を繰り返すうちに、どんどん体が弱って、寝たきりになってしまうのです。

心筋梗塞も、医療技術の進歩により、発症後6時間以内に治療を開始できれば、約9割の人が助かるといいます。しかし、どれだけ迅速に治療が行われたとしても、心臓が受けたダメージは大きく、回復後も心不全や不整脈などの症状が表れるおそれがあります。

代表的な症状としては、息切れやむくみです。

心筋梗塞を発症するまでは難なくこなせていた動作でも、すぐに息切れしてしまうような状態に陥ることもあります。症状がひどくなると、会話をしたり、食事をすることさえつらくなることもあります。

脳梗塞も、心筋梗塞も、発症したからといって必ず命を失う病気ではありません。しかし、発症する前とまったく同じ生活に戻ることは、正直、難しいと思います。

血液と体の「あぶら」を落とすスープ

脳梗塞や心筋梗塞の原因となる悪魔のあぶらをためることは、本当に怖いということがご理解いただけたかと思います。

……とはいうものの、「悪魔のあぶら」がたまってしまいそうな食べ物とわかっていても食べたい気持ちを抑えられない。その気持ちはよくわかります。

かくいう私も大のラーメン好き。あぶらコテコテの豚骨ラーメンには目がありません。「"悪いあぶら"がたまるよなぁ」とわかってはいるものの、その魅力には抗えず……。気づいたら完食! そして、後悔の嵐といったことがよくあります。

私と同じような悩みを抱えるみなさんにも、長く続けてもらえる健康づくりに役立つ食べ物とは? 考えあぐねた結果、導き出した答えは……「いくら体によくても美味しくないとダメだ」ということです。

もちろん、食べるのが好きではない方でも、美味しくなければ続けられないはずです。「薬だと思って飲んでください」といわれたところで、本物の薬でもない食べ物をがまんして食べ続けられるわけがありません。

そして、試行錯誤を繰り返したすえに完成したのが「あぶら」を落とすスープです。

詳しい保存方法や解凍方法、スープの素を使ったアレンジレシピは紙幅の都合上、本稿ではご紹介できませんが、ここでは私の自信作の作り方をご紹介します。試した人たちが大絶賛のスープの美味しさと効果を実感してください。

「あぶら」を落とすスープの素の作り方

【材料(10食分)】

かつお粉…50g
黒すりごま…大さじ3(18g)
エキストラバージンオリーブオイル…大さじ2(24g)
りんご酢…大さじ1(15g)
粉末緑茶…大さじ2(約7.2g)
しょうゆ…70g
玉ねぎ…1個(200g)
しょうが…20g

【作り方】

(1) かつお粉、黒すりごま、エキストラバージンオリーブオイル、りんご酢、粉末緑茶、しょうゆをボウルに入れてよく混ぜる。
(2) 玉ねぎをすりおろし、さらにしょうがをすりおろす。
(3) (1)に(2)を入れてよく混ぜる。
(4) (3)を製氷皿に詰めて冷凍庫へ(臭い移りが気になる場合は、ラップを被せる)。

とにかく1日1杯、2週間だけでも試してみて

これでスープの素が完成です。飲む際は、沸騰したお湯を100ml注いでよく混ぜるだけでOKです。

記事画像

『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』(アスコム) クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

とにかく、「あぶら」を落とすスープは、「美味しい」「簡単に作れる」「1回作ってしまえば、2週間はラクできる」と、長く続けられる要素を満たしています。

そのまま飲んでもよし、アレンジ料理を楽しんでもよし! 美味しいから続けられる、続けたくなるようなものに仕上げています。

さらに、私のクリニックで定期検診を受けている山田さんに1日1杯、2週間試していただいたところ、たった1日1杯飲むだけで、「こんなに数値が改善されるのか!」と、医師の私も驚くような効果が表れました。

それが下記の数値です。

LDLコレステロール ....90mg/dL→76mg/dL
HDLコレステロール ...50mg/dL→71mg/dL
中性脂肪 ..................131mg/dL→56mg/dL
体重 ........................61.8kg→60.65kg
体脂肪率 ..................17.9%→16.2%

山田さんは、投薬治療をし、長期的な数値の推移も把握しているのですが、ここまで数値が改善したのは初めてです。善玉コレステロールが増えていることにも注目です。

みなさんも、1日1杯スープを飲んで血液と体にたまった悪魔の「あぶら」をスッキリ落としていただければと思います。

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提供元:医師が考案「脳梗塞の時限爆弾」を解除するスープ|東洋経済オンライン

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