2023.11.16
コンビニおやつで叶う!体に嬉しいおやつの賢い選び方
「健康を気にしていてもおやつだけは我慢できない!」「ご飯は我慢できるけれど、甘いものは我慢できない!」と思う方は、多いのではないでしょうか。
この記事では、おやつとの上手な付き合い方や体に嬉しいおやつの選び方をご紹介します。
おやつは我慢した方がいいの?
おやつは体に悪いもの、というイメージがあるかもしれませんが、実はおやつを食べることにはメリットもあり、様々な役割を担っています。例えば、食事では摂りきれない栄養を摂る、仕事や勉強の合間のリフレッシュ、生活にうるおいを与えるなどの役割があるのです。
また、おやつはコミュニケーションツールの1つとなり、家庭や職場などで一緒に食べることや分け合うことで、お互いの仲も深まると考えられています。
ただし、食べる量や選び方を間違えると、肥満や生活習慣病になる可能性があるので注意が必要です。せっかく食べるおやつ、ポイントをふまえて体に嬉しいものを選びたくありませんか[1] ?
おやつとの上手な付き合い方
おやつを食べる際に気を付けるべきポイントとして、最低限気をつけたいのは食べすぎないことです。甘いスイーツやスナック菓子は、糖質や脂質が多くカロリーが高い傾向があるため、ついカロリーオーバーになりがち。肥満や生活習慣病のリスクを高めないために、おやつは飲み物を含め1日200kcalまでにとどめることを意識すると良いでしょう[1]。
ここで選びたいのは、砂糖や油、塩をあまり使ってないお菓子です。例えば、味付けが控えめで、素材そのものを味わうようなおやつがおすすめです。おやつは手軽に食べたいので、どこでも手に入りやすいものだと嬉しいですよね。
コンビニ商品で選ぶならコレ!
コンビニで選ぶ際に参考にしていただけるよう、おすすめを4つ厳選してご紹介します。
それぞれの200kcalの目安量も合わせてお伝えしますので、食べる際の参考にされてみてください。
(1)食べ応え抜群素焼きのナッツ類
ナッツ類には食物繊維が豊富に含まれています。今や健康志向の高まりからコンビニにも、アーモンドやクルミ、ピーナッツやマカダミアンナッツ、カシューナッツと様々な種類が並ぶようになりました。ナッツ類を選ぶときの注意点として、塩や油を使っていない素焼きものがおすすめです。ナッツ類は脂質が高い傾向がありますので、食べ過ぎには注意が必要となります。ナッツ類の目安は、色々な種類を食べるとしても20粒程度が良いでしょう[2]。
(2)ヨーグルト
ヨーグルトには、たんぱく質やカルシウムなど積極的に摂りたい栄養素のほか、腸内環境を整える働きのある善玉菌のビフィズス菌や乳酸菌が含まれています。ヨーグルトを選ぶ時は、すでに甘味が加えられている加糖タイプよりも、無糖タイプを選びましょう。甘味が欲しければ腸内環境を整える働きをもつオリゴ糖を含むシロップやはちみつ、甜菜糖を加えると良いでしょう 。さらに、低脂肪タイプ、無脂肪タイプを選ぶとカロリーを控えることができるのでおすすめです。ヨーグルトは、小さなカップ2個程度で200kcalとなります[2,3] 。
(3)フルーツ(生、冷凍、ドライ)
手軽に食べることができるフルーツには、食物繊維やビタミン、ミネラルが含まれています。ここ数年の間にコンビニで、生、冷凍、ドライと3タイプのフルーツが季節を問わず買い求めることができるようになりました。種類も豊富なので、いくつかストックしておくと便利です。そのまま食べるのもいいですが、せっかくならビフィズス菌や乳酸菌を含むヨーグルトと、食物繊維を含むフルーツを組み合わせることで、腸内環境を整える働きがパワーアップします。フルーツの200kcalの目安は、生のりんごなら1.5個、生のバナナなら2本、ドライいちじくなら小10粒程度となります[2.3] 。もちろん、ヨーグルトと合わせて食べる場合は、100kcalずつにするなど、合わせて200kcalになるようにしてくださいね。
(4)焼き芋
ブームになるほど人気の焼き芋には、食物繊維が豊富に含まれています。そのまま食べても良いですし、フルーツと同じように、ヨーグルトと焼き芋を組み合わせて食べることもおすすめです。焼き芋をおやつでいただくなら、大きいもので1/4本が目安量(200kcal)となります[2] 。
おやつも選び方次第で健康作りの強い味方に!
おやつは選び方次第で、心にも体に嬉しい恩恵をもたらしてくれる一石二鳥なものになります。今回お伝えしたポイントを心がけて、おやつタイムを罪悪感なく、有意義に過ごしてくださいね。
【参考文献】(すべて2023年 9月7日閲覧)※外部サイトに遷移します
【プロフィール】管理栄養士 橋本牧子
結婚・出産を機に食事の大切さを改めて感じ、食事や栄養について学ぶべく、子育てをしながら大学で学び直し管理栄養士免許を取得。さらに食の学びを深めるべく、専門フードスペシャリスト、フードコーディネーターを取得。主に離乳食講座の講師・乳幼児健康診査での栄養相談や、シニア向けの健康教育、その他にレシピ作成や料理動画の撮影等にも携わる。現在はコラム執筆に活動の場を移して活動中。
記事提供:リンクアンドコミュニケーション
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