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2023.05.01

糖質のお仕事|欠かせないエネルギーの源


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真っ先に使われるのは糖質。生きていくのに欠かせません。

動いているとき、考えているとき、そして寝ているときも。生きている限り、からだは常にエネルギーを消費し続けています。このエネルギー源になるのが、まず糖質です。

二糖類以上の糖質の多くは消化器官で分解されてぶどう糖に変わり、全身の細胞で使われます。脂質もエネルギー源になるのでは? もちろん、脂質も、そしてたんぱく質もエネルギー源として使われます。しかし真っ先に使われるのがぶどう糖なのです。

ぶどう糖は、生命維持に欠かせません。脳は、エネルギー源の多くをぶどう糖に頼っていますし、全身の細胞に酸素を届ける血液中の赤血球は、ぶどう糖しか利用できないんです。

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使わない分はストック!

消化吸収されたぶどう糖は肝臓に入り、一部は、「グリコーゲン」と呼ぶ、ぶどう糖がいくつもつながった形となり、蓄えられます。

肝臓を通過したぶどう糖は全身に運ばれて使われますが、筋肉でもグリコーゲンに変わります。肝臓には約100g、筋肉には約400gのグリコーゲンを蓄えておくことができます。

それでも余った分は、脂肪細胞や肝臓で中性脂肪として蓄えられます。脂肪細胞への貯蔵量には、基本的に上限がありません。だから食べ過ぎてしまうと、太るんですね。

このような、「ぶどう糖を蓄えよ!」という指令は「インスリン」というホルモンが出しています。

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参考: R.A.Harvey 他 著,石崎泰 他 監訳,イラストレイテッド生化学 原著5版,丸善出版,158,2011

記事提供:リンクアンドコミュニケーション

リンクアンドコミュニケーションは、最新の健康情報の発信や健康課題を解決するサービスを提供します。最新の健康情報を医療・健康分野の専門家が評価し、コメント付きで紹介するサービス「HEALTH NUDGE」もチェックしてみてください。

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からだにとって大切なエネルギー源である糖質ですが、必要以上にとり過ぎてしまうことから起こる肥満や糖尿病が、現在問題視されています。
そのなかで、糖質に関しては、糖質制限という考え方や、糖質を控えた商品など、さまざまな情報が私たちの生活にあふれています。
「糖質.jp」は、私たちのからだや健康に深く関係がある「糖質」についての正しい情報や最新の研究結果などを、わかりやすく伝える場や意見交換を行える場を提供したいという考えから生まれました。
当サイトでは、専門家の方々のご協力のもと、健康な生活に貢献するべく、糖質に関する正確で有用な情報の提供や幅広いコミュニケーションの実現を目指し、様々な活動を行っていきたいと思います。

【合わせて読みたい】

糖質ってなに?|糖質のカロリーと甘さのカンケイ

糖質ってなに?|ゼロなのになぜ甘いの?

糖質ってなに?|糖質にはたくさんの種類があるんです

提供元:糖質.jp|リンクアンドコミュニケーション

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