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2022.10.11

【日本一わかりやすい認知症Q&A】認知症を予防する食べ物を教えてください。


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認知症になっても、医療や介護に困らず、地域で安心して暮らし続ける。そのために、知っておきたいことーーー日本一わかりやすい認知症の本『よくわかる認知症Q&A 知っておきたい最新医療と優しい介護のコツ』から、本当に知ってほしい認知症の基礎知識を厳選してお届けします。

Q:認知症を予防する食べ物を教えてください。

A:健康維持や生活習慣病の予防に良いとされる食事は、認知症の予防にも役立ちます。イワシなどの青魚やホウレン草やニンジンなどの緑黄色野菜を食べるようにしてください。

ポイント!

認知症や生活習慣病を防ぐ食生活です。

認知症を予防する食生活

□塩分は控えめにする。
□青魚を含む魚貝類をよく食べる。
□野菜をなるべく食べるようにする。
□ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE(通称ビタミンACE(エース))の多い食品をとるようにする。
□βカロテンの多い食品をとるようにする。
□よくかんで腹七分目くらいにおさえて食べる。

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表 認知症を予防するといわれている食べ物の一例

表 認知症を予防するといわれている食べ物の一例

まとめ!

認知症にてきめんの効果がある食べ物はありませんが、認知症の原因となる生活習慣病を予防するという観点から、野菜はできれば毎食、牛乳などの乳製品、納豆、豆腐などの大豆製品も毎日とった方が良いでしょう。

EPAやDHAを多く含む青魚や、ビタミンAとCとE(通称ビタミンACE(エース))が含まれる野菜や果物を多く食べましょう。そして、塩分、油分を控えて、よくかんで食べることです。

また、飲み過ぎはいけませんが、少量のお酒は良いといわれています。
 
この他、こまめに水分をとることも認知症の予防に有効です。寝る前にコップ1杯の水を飲むと血液の粘度を下げ、動脈硬化の予防になりますから、習慣づけるとよいでしょう。

著者:遠藤英俊(医学博士・認知症専門医)

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いのくちファミリークリニック 院長。1982年、滋賀医科大学卒業。1987年、名古屋大学医学部大学院修了。その後、独立研究開発法人国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター長、聖路加国際大学臨床教授・名城大学特任教授などを経て、現在に至る。
認知症の正しい知識や支援方法を多くの人に理解してもらうために、診療室にとどまらず、講演会はもちろん、テレビや雑誌などさまざまな分野で活躍する行動派医師。

著書:
「かかりつけ医」のための認知症診療ガイド、医薬ジャーナル社、2011年
ボケない”元気脳”の作り方、世界文化社、2017年
医師が認知症予防のためにやっていること。日経BP社、2020年
他多数

記事提供:中央法規出版株式会社

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提供元:【日本一わかりやすい認知症Q&A】認知症を予防する食べ物を教えてください。|中央法規

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