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2022.09.27

【日本一わかりやすい認知症Q&A】認知症は遺伝するのですか?


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認知症になっても、医療や介護に困らず、地域で安心して暮らし続ける。そのために、知っておきたいことーーー日本一わかりやすい認知症の本『よくわかる認知症Q&A 知っておきたい最新医療と優しい介護のコツ』から、本当に知ってほしい認知症の基礎知識を厳選してお届けします。

Q:認知症は遺伝するのですか?

A:アルツハイマー型認知症は、ごく一部に遺伝性の強い家系があります。ただし、こうしたケースはとてもまれです。

まとめ!

遺伝によるアルツハイマー型認知症は「家族性アルツハイマー型認知症」と呼ばれていますが、大半は遺伝と関係のない「孤発性アルツハイマー型認知症」です。

孤発性の場合も遺伝子が関与することがありますが、それが原因で発病するというより、発病を促進するものとされています。がんなどの病気も遺伝と環境がかかわって発病しますが、アルツハイマー型認知症にも同じことがいえます。

家族性の遺伝による発病は、アルツハイマー型認知症の2%にも満たないほどまれです。家族や親族にアルツハイマー型認知症の人がいるからといって、発病する確率がぐんと上がるわけではありません。遺伝のことを気にかけるより、よく頭を使い、適度な運動を行い、健康管理・栄養管理をすることが大切です。認知症のリスクファクターの第1位は加齢です。

図 認知症の発病を促進するもの

図 認知症の発病を促進するもの

プラスα 危険因子 アポリポタンパクE4型

アポリポタンパクEは、脂質代謝において重要な役割を担っている遺伝子です。

この遺伝子は人によって持っているタイプが異なりますが、日本人の約5分の1の割合で持っているアポリポタンパクE4型と呼ばれる遺伝子は、アルツハイマー型認知症になるリスクを3倍に高めるといわれる危険遺伝子です。

ただ、その遺伝子を持っていると必ず認知症になるというわけではなく、高齢になって動脈硬化などのリスクが加わった場合に発症しやすいとされています。そのため、4型の遺伝子を持っている人は、中年期からきちんと血圧をコントロールすることが、予防において有効であるとされています。

著者:遠藤英俊(医学博士・認知症専門医)

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いのくちファミリークリニック 院長。1982年、滋賀医科大学卒業。1987年、名古屋大学医学部大学院修了。その後、独立研究開発法人国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター長、聖路加国際大学臨床教授・名城大学特任教授などを経て、現在に至る。
認知症の正しい知識や支援方法を多くの人に理解してもらうために、診療室にとどまらず、講演会はもちろん、テレビや雑誌などさまざまな分野で活躍する行動派医師。

著書:
「かかりつけ医」のための認知症診療ガイド、医薬ジャーナル社、2011年
ボケない”元気脳”の作り方、世界文化社、2017年
医師が認知症予防のためにやっていること。日経BP社、2020年
他多数

記事提供:中央法規出版株式会社

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提供元:【日本一わかりやすい認知症Q&A】認知症は遺伝するのですか?|中央法規

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