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2022.06.24

今だからこそ知りたい!心がラクになる新しい食事習慣


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コロナ禍になってから、私たちの生活は変化を余儀なくされています。新しい生活習慣のなかで、ストレスを感じた方も多いでしょう。そんななか、心を軽くして毎日を過ごすために、食事でできる工夫があります。そこでこの記事では、変化する生活様式のなかでも笑顔で過ごすために、今一度見直したい食事習慣について解説していきます。

コロナ禍前後で日本人の食事にどんな変化があった?

新型コロナウイルスの拡大で、飲食店の営業などに制限が求められましたが、家庭の食卓においてもその影響は大きく、さまざまな変化がありました。農林水産省が実施した「食育に関する意識調査(令和3年3月)」では、感染の拡大前後で次のような変化があったことが報告されています [1] 。

○食生活の変化が「増えた・広がった」と答えた人では、「自宅で食事を食べる回数」(35.5%)、「自宅で料理を作る回数」(26.5%)、「家族と食事を食べる回数」(20.0%)を挙げた人が多かった。

○食生活の変化が「減った・狭まった」と回答した人では、「おいしさや楽しさなど食を通じた精神的な豊かさ」(7.8%)を挙げた人が多かった。

これらの変化から、人々の食習慣にどんなメリット・デメリットがあったのでしょうか。

コロナ禍による食生活の変化のメリット・デメリット

新型コロナウイルスの感染拡大後、多くの人が家族と一緒に自宅で食事をとる機会が増えたと感じていましたね。家族を含め、誰かと一緒に食事をとることを “共食”といいます。共食には、リフレッシュや人間関係を育むといった利点があるほか、実は栄養状態や生活習慣の面にも良い影響があることがわかっています。
共食が多い人はそうでない人と比較して、

○野菜や果物といった健康的な食品の摂取が多く、インスタント食品やファーストフード、清涼飲料水の摂取が少ない

○主食・主菜・副菜をそろえてバランス良く食べている人が多い

○多様な食品を食べている人が多い

といった結果が報告されています。

生活のリズムに関わる “起床時間や就寝時間が早い” “睡眠時間が長い”といった項目に当てはまる人も、共食が多い人の方が、そうではない人よりも多いことがわかっています。

コロナウイルス拡大の影響による制限のなか、悪いことばかりに目がいきがちですが、実は家庭での共食の機会が増えたことで、栄養状態や生活習慣が良くなった人が増えたという変化があったわけですね。
一方で、おいしさや楽しさなど食を通じた精神的な豊かさが減ったと感じた人も多くいました。この背景には、“共食”の反対の意味である”孤食”をせざるを得ない人の増加があります。

では共食が難しい状況で、心身の健康のため日々の食事の際にできることはあるのでしょうか?[1, 2]

心豊かに過ごすために、意識したい食事習慣とは?

健康を意識する際、最初に考えがちなのが食事内容についてですが、いつ・誰と・どんな風に食べるのか、といった食べ方もメンタルヘルスに影響する大切なポイントとなります。コロナ禍である今、この“誰と”の部分に制限がかかっている状況です。では、それ以外の“いつ” “どんな風に”食べるかに目を向けてみましょう。

1日のなかでも特に意識をしたいのは、朝食!

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朝食を毎日食べることは、心の健康と関係しているという研究結果が複数報告されています。メンタル不調を起こさないために大切なことの一つに、生活リズムを整えることが挙げられます。生活リズムの乱れは、体内時計のリズムの乱れにつながり、メンタルヘルスに悪影響を及ぼすからです。体内時計は1日が24時間より少し長い時間でセットされており、このズレは朝の光を浴びることや、朝食を食べることでリセットされると考えられています。こうした理由から、毎日の朝食を習慣づけることは、メンタルヘルスを整えていくうえで重要だと考えられるでしょう[3-5] 。

早食いは、メンタルヘルスにも悪い!?

実は、“早食い”が肥満を介してメンタルヘルスに悪影響を及ぼす可能性があることが明らかにされてきました。近年の疫学調査により、食べる速さ(5段階の自己評価)と体格指数(BMI)の関連をみたところ、 早食いの人はBMIが高い傾向にあることが示されています。

そして、肥満は脳の認知機能に悪影響を与えることがわかっており、肥満の人ではそうでない人と比べ、うつ病や抑うつ状態の人が多いことが示されているため、メンタルヘルスを整えるためにも早食いは避けたいところです。

早食いを防ぐ食べ方のポイントは、ゆっくりよく噛むことです。さらに大切なのは、食べることに集中できる環境を作ること。仕事をしながら食べる、テレビやスマホを見ながら食べるなどといった、”ながら食べ”では早食いになりやすい傾向があります。食べることに集中できる環境作りをしたうえで、噛む回数や食事にかける時間も意識しましょう [7-9] 。

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健やかな心を育むために、”食べ方”にも意識を向けてみよう!

誰かと話しながら楽しく食事ができる環境は、健康にさまざまな良い影響があります。しかし、新しい生活習慣のなかでそういった環境に恵まれない場面もあるかもしれません。そんなときは、食べる速さなど、誰と食べるか以外のポイントにも目を向けてみましょう。今回の内容が、毎日を笑顔で過ごすためのヒントになれば嬉しいです。

【参考文献】(すべて2022年4月10日閲覧)※外部サイトに遷移します

[1]農林水産省:食育に関する意識調査(令和3年3月)

[2]農林水産省:食育の推進に役立つエビデンス(根拠)(1)共食をするとどんないいことがあるの?

[3]厚生労働省:eヘルスネット|体内時計

[4]農林水産省:朝食を毎日食べるとどんないいことがあるの?

[5]厚生労働省:eヘルスネット|血糖値

[6] YH Quek, et al. : Exploring the association between childhood and adolescent obesity and depression: a meta-analysis. Obes Rev. 2017; 18(7): 742-754

[7]厚生労働省:eヘルスネット|速食いと肥満の関係 -食べ物をよく「噛むこと」「噛めること」

【プロフィール】管理栄養士 甲斐かなみ

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メンタル不調の悩みをお持ちの方に向け、健やかな心と体を育むパーソナル栄養カウンセリング講座『しあわせメンタル食講座Ⓡ』を主宰。自身の精神科病院での勤務経験や、女性ならではのライフステージの変化で感じたメンタル不調の経験から、 薬や病院に頼らずメンタルを安定させたい方へサポートを行う。栄養カウンセリング、コラム執筆、監修、講師、食育・給食事業等、幅広く活動中。

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記事提供:リンクアンドコミュニケーション

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