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2021.06.18

“塩分”にだけ注意している方必見!高血圧を招くNG習慣


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今や、20歳以上の日本人の2人に1人が高血圧といわれているのをご存知でしょうか?「私は健康だから大丈夫!」だなんて思っていたら大間違い。若い頃の不摂生が歳を重ねてから表面化するため、今は健康だと思っていても、決して他人事ではありません。また、「高血圧といえば、塩分の摂りすぎが原因で起こるもの…。だから減塩を意識すれば良いんでしょ?」と思っている方も多いかもしれませんが、実は気をつけるべきことは減塩だけではありません。

高血圧には本態性高血圧と二次性高血圧とがあり、二次性高血圧は、何かしらの病気が原因で高血圧を起こすものをいいます。日本人の高血圧のほとんどは生活習慣や遺伝的体質が組み合わせって原因となる本態性高血圧です。そこで、今回は、本態性高血圧(以下、高血圧)について盲点になりやすいNG習慣をチェックしていきましょう。

高血圧、気をつけないとこんなことに

高血圧は、ほとんどの場合、特に自覚症状がなく辛い思いをすることはありません。しかし、たかが高血圧と侮るなかれ。放っておいて悪化させてしまうと、動脈硬化が起こり、狭心症や心筋梗塞、心不全などの心疾患、脳梗塞や脳出血などの脳卒中、認知症、慢性腎臓病を招いてしまいます。

高血圧は、喫煙と並んで、日本人の生活習慣病による死亡に最も大きく影響する要因です。もし高血圧が完全に予防できれば、年間10万人以上の人が死亡せずにすむと推計されています。さらに心疾患や脳卒中による死亡の約半数は、正常よりも血圧が高値であることが原因であることも明らかになっているのです[1,2]。

高血圧を招く、NG習慣チェック!

日本の高血圧の人口は約4,300万人と推定されていますが、そのうちなんと1/3の人は自分が高血圧であることを認識していないといわれています。以下に示すのは、高血圧のリスクを高める可能性があるNG習慣です。高血圧の認識がない方でも、当てはまるものがあれば、改善をおすすめします。

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上記のNG習慣からもわかるように、高血圧は、食塩の過剰摂取、肥満、飲酒、運動不足、ストレスといった生活習慣と、遺伝的体質などが組み合わさって起こると考えられています。なかでも日本人が特に注意すべきなのは、食塩の過剰摂取です。加えて、若年から中年の男性を中心に、肥満、特に内臓肥満を伴う高血圧の割合が年々増えています。このタイプの高血圧は、メタボリックシンドロームに進行しやすいので、なるべく早く減量を始めることが大切です[1-3]。

減塩はもちろん大事!でも、他のことも忘れずに

高血圧の予防・改善のために、まずは減塩を意識するのはとても良いことです。しかし、肥満やアルコールの摂りすぎにも当てはまる方は、そちらにも目を向け、アプローチをすることが大切です。

高血圧は自覚症状がほとんどなく、自分では気づきにくいもの。毎年健診を受けること、家庭用血圧計を購入し、自宅で毎日測ることも高血圧予防の観点から重要です。日々の生活習慣を見直し、なるべく若いうちから高血圧の予防に努めましょう。

【参考文献】(すべて2021年6月10日閲覧)

[1]厚生労働省|e-ヘルスネット|高血圧

[2] 日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」

[3] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)|高血圧」

記事提供:リンクアンドコミュニケーション

リンクアンドコミュニケーションは、最新の健康情報の発信や健康課題を解決するサービスを提供します。最新の健康情報を医療・健康分野の専門家が評価し、コメント付きで紹介するサービス「HEALTH NUDGE」もチェックしてみてください。

【あわせて読みたい】

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