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2020.10.19

【週刊シル×3分クイズ】今更聞けない!マクロビオティックの基本


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マクロビオティックは特殊な食事法と思われていることも多いようですが、実は日本人の伝統的な食生活が基になっている、日本人の身体と自然環境に優しい食生活です。

ここでは、今更聞けない「マクロビオティック」の基本について、クイズ形式でご紹介します♪

(1)マクロビオティックの意味は「長く思い切り生きるための方法」である。○?×?

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A. ○
B. ×

★答え★

A. ○

マクロビオティックの語源はギリシャ語で、macro(大きな)bio(生命)tic(術)=「大きな視野で生命を見る」「長く思い切り生きるための理論と方法」という意味です。

マクロビオティックは、日本の伝統食の長所に東洋哲学の陰陽論をかけ合わせ、食養生法として体系化されたものです。この食養生法を世界に広めるためにつけられた名前がマクロビオティックなのです。

(2)マクロビオティックの食事の説明で正しいのはどれでしょうか。

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A. 肉を禁止する食事法
B. 肉と乳製品を禁止する食事法
C. 玄米菜食を基本に動物性食品全般の摂取を禁止する食事法
D. 玄米菜食を基本に必要に応じて動物性たんぱく質も取り入れる食事法

★答え★

D. 玄米菜食を基本に必要に応じて動物性たんぱく質も取り入れる食事法

マクロビオティックでは肉や乳製品などの動物性食品は身体に負担がかかるため控えた方が良いとされていますが、「食べてはいけない」と強く禁止する考え方はありません。

日本人の食生活はもともと肉食をあまりせず、豆や貝、小魚などから良質のたんぱく質を得ていましたが、今は昔と比べて動物性食品の摂取量が増えています。また、そのことが多くの病気の原因になっていることが指摘されています。

豆類など植物性たんぱく質を増やして身体のバランスをとりながら賢い食べ方をしましょう、というのがマクロビオティックの考え方です。

(3)マクロビオティックの食事で1日のうち最も多く食べると良い食品群は次のうちどれでしょうか?

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A. 野菜
B. 海藻
C. 玄米
D. 果物
E. 魚貝類

★答え★

C. 玄米

マクロビオティックでの理想的な食事バランスは、玄米や雑穀などの全粒穀物と全粒穀物製品(全粒穀物で出来たパンやパスタなど)を50~60%、スープや汁物を5~10%、野菜を25~30%、豆、豆製品、海藻を5~10%、時々白身魚など脂肪の少ない魚貝類、季節の果物、種子やナッツ類を食べると良いとされています。

(4)マクロビオティックで食べ過ぎると身体に良くないとされている野菜はどれでしょうか?

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A. トマト
B. キャベツ
C. にんじん
D. ブロッコリー
E. 玉ねぎ

★答え★

A. トマト

マクロビオティックでは、トマトやなすのように熱帯気候の国が原産の野菜は、暑い地域で生活する人が自然と適合するために適した性質を持っていて、温帯性気候で生活する日本人にとっては温帯性気候の国原産の野菜が身体に合うと考えられています。

また、マクロビオティックでは「熱帯地域が原産、春夏に成長する、水分が多い、ナトリウムに対するカリウムの比率が大きい」などの特徴を併せ持つ野菜は、身体を冷やす陰性の性質が強い食べ物と考えられ、最適な健康を維持するためには食べ過ぎは良くないとされています。

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いかがでしたでしょうか♪

マクロビオティックとは、「玄米菜食」のように思われがちですが、ライフスタイルそのものを指します。玄米などの穀物を中心に、旬の野菜、海藻、豆などを環境に合わせて、バランス良く食べる食事法です。

また、この食事法は「噛む」ことも意識を向けて行うため、玄米食など硬い食材は噛む回数が多くなり、たくさん噛む分、胃腸への負担も減らせるというメリットもあります。

食事は楽しむことが大切です。体が喜ぶ栄養を、楽しく、美味しくとりいれましょう♪

記事提供:リンクアンドコミュニケーション

リンクアンドコミュニケーションは、最新の健康情報の発信や健康課題を解決するサービスを提供します。最新の健康情報を医療・健康分野の専門家が評価し、コメント付きで紹介するサービス「HEALTH NUDGE」もチェックしてみてください。

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