2020.06.01
「ごはんの種類」の法則
今、というかもうだいぶ前から、玄米や雑穀米が普通の食卓にも定着していることと思います。
みなさん「ヘルシー」という観念で召し上がられていますよね?
「ヘルシー」という言葉、日本では「低カロリー」というイメージで使っている方が多いのでは?と思っています。
玄米や雑穀米は決して「低カロリー」なのではありません。
ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含むので「ヘルシー」=「健康的」「体を元気にしてくれる」という解釈をしていただければいいかなと思います。
たとえば食物繊維、玄米ごはんだと1日3食1膳ずつ食べたとすると、ごはんだけで食物繊維の1日の目安量の約3の1をクリア、また代謝に関与するビタミンB群に関しては、ごはん3膳でビタミンB1は1日推奨量の約6割、ビタミンB6は約8割がクリアになります。
ビタミンB群がしっかりとれるということは、代謝に関与するビタミンなので、からだの中で行われているいろいろなやり取りが活発になり、からだの中が元気に動き出すイメージです。
食物繊維の摂取量と肥満はもちろん関係しているという研究もありますし、腸もすっきりすると、心もスッキリですよね!
白米が「悪い」わけではありません。あくまで玄米を食べたなら、というお話です。
雑穀米も白米に混ぜていきますよね。だから、精製されて落とされてしまったビタミンなどを追加するという感覚でいいのではないでしょうか?
「スリム」というと減らすばかりを考えそうですが、プラスのパワーで、元気なからだを作っていきましょう!!
文/じゅんこりん
1980年1月生まれの山羊座。広島生まれ、広島育ち。名古屋の大学を出て、広島の国立病院勤務、ワコールの管理栄養士を経て再び病院勤務でメタボ予防に携わっている。小さいときからチョコ好き。その他、太るといわれるものはほとんど好き。食いしん坊はいまだかわらず、B級グルメが大好き。
イラスト/いしわたりきわこ
東京生まれ。テキスタイルデザイナーを経て、コピーライター、ライター、イラストレーターに。渾身の著書「駅弁の旅」、「ぜいたくはひとりごはん」共著に「東京ナチュラルスイーツ」、「おいしいごはんの店~自然派レストラン全国ガイド」などがある。
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