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2019.10.07

【特集/瞳とエイジングの深い関係】 トマトやスイカで目の紫外線対策


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日照時間が少なかった長い梅雨の後、連日猛暑だったこの夏は、肌や髪だけでなく目も大きくダメージを受けました。今回は目の健康についてお話します。

「目は口ほどにものを言う」ということわざがありますが、美しい瞳は健康的ではつらつとしたイメージを与えます。コンタクトレンズでも瞳を大きく見せたり、黒く見せたりと印象を変える商品も出ているほどです。

瞳孔の色に含まれるメラニン色素の量によって、瞳の色は変わります。多ければ茶色・薄ければより青くなります。メラニン色素は紫外線を遮断する働きをもちます。目から太陽光線を必要以上に受けてしまうと脳が働き、肌のメラニン色素を刺激して日焼けしたのと同じ状態をつくってしまいます。日傘をさしていても目から日焼けしてしまうので、日差しが強いときは、サングラスは必須アイテムといえそうです。

また紫外線でダメージを受けた目をケアするために必要なのが、ビタミンやミネラルなどの栄養です。たとえば、鶏むね肉やレバーに含まれるビタミンAは目の細胞を保護する働きがあります。また、乳製品や卵に含まれるビタミンB2は目の充血を抑える働きがあります。ほかにもブロッコリーやほうれん草・パセリ・かぼちゃなど緑黄色野菜に含まれるルテインや抗酸化作用の強いリコピンを含むトマトやスイカもおすすめです。

目といえばアントシアニンを含むブルーベリーが代表的ですが、抗酸化作用の強さからするとリコピンやビタミンA・C・Eを含む食材のほうがおすすめです。朝、トマトやブロッコリーを含むサラダとチーズなどを入れたオムレツを食べて、夜はブルーライトを受けないようにスマホはほどほどにして、ゆっくり目を休めましょう。

堀知佐子(ほり・ちさこ)

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管理栄養士・食生活アドバイザー・アンチエイジング料理スペシャリスト。レストラン「Le Rire(ル・リール)」シェフ。京都の調理師学校で教鞭をとった後、京料亭「菊乃井」の物販事業部責任者を経て、2010年株式会社「菊の井」常務就任。08年アンチエイジングをコンセプトとしたレストランを開業。料理教室の開催、地方自治体アドバイザー、講演など、食と健康をテーマに幅広く活動。著書に『みそと野菜でアンチエイジング』『100歳まで錆びない栄養レシピ』など多数。

文/堀知佐子(レストラン『Le Rire』オーナー兼シェフ)
イラスト/いしわたりきわこ

※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
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提供元:【特集/瞳とエイジングの深い関係】 トマトやスイカで目の紫外線対策|ワコール ボディブック

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