2018.06.20
古代ローマでは薬草だった!?キャベツの健康効果
野菜には、健康を保つための効果があることはみなさんご存じですよね。中でもキャベツは、古代ギリシアの時代から薬草として重用されており、かの有名な数学者・ピタゴラスが「心を落ち着かせ、活力をもたらす野菜」と評した記録が残っているそうです。
その説を裏付けるように、キャベツには様々な有効成分が含まれています。代表的なものとしてビタミンCやビタミンK、葉酸など、私たちにとって馴染み深いビタミン類を豊富に含むほか、キャベツ特有の成分も多数存在します。中でも健康効果が非常に高いと注目されている3つの成分をご紹介しましょう。
イソチオシアネート
キャベツをはじめ、ブロッコリーや大根、わさびなどアブラナ科の野菜には、硫黄化合物の一種であるイソチオシアネートという成分が含まれています。強い抗酸化作用だけでなく、消化液の分泌を促し、ピロリ菌や大腸菌などの有害菌から身体を守る働きがあることでも知られています。
イソチオシアネートは、切ったり、すりおろしたりして、野菜の細胞壁が壊れるときに生成されます。キャベツやブロッコリーなど、食べた時に辛みを感じないタイプの野菜では、消化の過程で生成されるとされています。
SMCS(S-メチル システインスルホキシド)
キャベツなどのアブラナ科の野菜には、SMCS(S-メチル システインスルホキシド)という天然アミノ酸の一種が含まれています。SMCSは、LDL(悪玉)コレステロールを下げる効果のあることで知られています。
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ビタミンU(キャベジン)
ビタミンUは別名・キャベジンと呼ばれ、胃腸薬にも配合される有効成分です。正式に認められたビタミンではありませんが、ビタミン様作用物質の1つとして知られており、たんぱく質の合成をサポートし、傷ついた胃腸の粘膜の修復を促進することから、胃潰瘍(いかいよう)や十二指腸潰瘍の予防・改善に効果があると言われています。
キャベツを購入する際に気をつけたいポイントは、外側の葉が濃い緑色で、巻がしっかりとしてずっしりと重みのある大きいものを選ぶと、味わいが良いそうです。また芯の切り口が褐変がないかをチェックしてみましょう。
家族の健康は毎日の食事から。キャベツはとても心強い味方になってくれますよ。
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記事提供:サンスター 健康道場
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提供元:古代ローマでは薬草だった⁉キャベツの健康効果|サンスター 健康道場