2018.06.14
油の新常識!身体に良い油を上手に取り入れよう
食事と肥満の関係を考える時、現在は摂取カロリーに着目し、食事内容を改善してゆく方法が一般的ですが、近年では食事の質を向上してゆくための「N/Cレート」を取り入れた方法が増えてきています。
「N/Cレート」とは、摂取カロリー(C = Calorie)に含まれる栄養価(N=Nutorition)の量を評価する指標です。同じカロリーであっても、より栄養価の高い食事をすることが大切である、という考え方です。
例えば、脂質(油)と炭水化物の1グラムあたりのカロリーを比較すると、脂質(油)が 9kcal/g、炭水化物が4kcal/gで、油のほうが2倍以上カロリーが高いことになります。これは、素材そのものの熱量としては間違っていませんが、体内での吸収率や代謝は勘案されていません。また、脂質(油)は生体活動を維持するために、大切な役割を果たす栄養素であり、カロリー摂取量を減らす目的で、脂質(油)の摂取を極端に制限することが正しいとは限らないのです。
食物として摂取する脂質(油)の中には、身体に良いものと悪いものがあると言われています。
ある研究では、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸などの身体に悪い脂質(油)の摂取は、体重増加と相関関係があり、逆に不飽和脂肪酸などの身体に良い脂質(油)の摂取は体重のコントロールに役立つという研究結果が報告されています。
【身体に良い脂質(油)の代表格】
オメガ3系脂肪酸:亜麻仁油や荏胡麻油に含まれるαリノレイン酸、魚介類に含まれるEPA・DHA
オメガ6系脂肪酸:植物油(ひまわり油など)に含まれるリノール酸・アラキドン酸
オメガ9系脂肪酸:ナッツ・アボガド・オリーブオイルに含まれるオレイン酸
家庭で使う油を良質なものスイッチするだけで、「食事の質」が格段にアップ。近頃ではスーパーマーケットで扱われている油の種類も豊富になっていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
記事提供:サンスター 健康道場
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