2018.06.07
HDLコレステロール対策に効果的な運動法とは?
HDLコレステロールを効率的に上げるためには、 「適度な運動強度」を意識しよう
以前の記事で、コレステロール対策にはHDL(善玉)を上げることとLDL(悪玉)を下げることの2パターンがあり、HDLを効率的に上げるには、「適度な運動強度」での「有酸素運動」がおすすめと紹介しました。
以前の記事|コレステロールには善玉と悪玉があるの、知ってる? ※外部サイトに遷移します
気軽にできる有酸素運動の代表がウォーキングなのは有名ですが、「適度な運動強度」とはどのように考えればいいか、ご紹介します。「適度な運動強度」の目安は心拍数を用いて考えることができます。自分のふだんの心拍数から「目標心拍数」を計算して、それを目安に運動することで、運動の効果を高めることができるのです。
まずは、安静時の心拍数を把握しよう。
心拍数計やスマホのアプリで測るといいでしょう。
ない場合は、脈拍を測ってみましょう。(心臓が通常の状態では、心拍数と脈拍数は同じ数値になります)
脈拍は、撓骨動脈(とうこつどうみゃく)と呼ばれる、手から手首を中心に流れる動脈に沿って、手首の親指側に指をあてて測ります。通常は15秒間の脈拍を4倍することで1分間の心拍数にします。ちなみに健康な成人の安静時の心拍数は、1分間に60~100回くらい。
ちょうどよく歩くための、自分の「目標心拍数」を知ろう。
自分の安静時の心拍数が分かったら、さっそく下図の計算式で「目標心拍数」を計算してみましょう。
たとえば、45歳で安静時心拍数が65回/分の人の場合は、(220-45-65)×0.5+65=120 となります。
運動中に心拍数を測ったり意識して、なるべく目標心拍数に近づくように運動すること。これがHDL(善玉)コレステロールを効率的に上げるコツです。ぜひ今度のウォーキング前にやってみてください。
試してみて!
◎目標心拍数と、運動中の心拍数を比較してみよう。
◎LDL(悪玉)コレステロール対策には、毎日の生活に野菜を取り入れよう。
HDL(善玉)コレステロールを上げることも重要ですが、同時にLDLコレステロールを下げることも大切。 HDLコレステロールは運動で上げることができますが、LDLコレステロールは運動だけでは下げることができません。 LDLコレステロールを下げるには食生活改善が重要。食事の前に野菜を食べたり、野菜飲料を取り入れるなど、まずは手軽にできることからはじめてみてください。
記事提供:クラブサンスター
クラブサンスターは、株式会社サンスターが運営するお口とカラダの健康に関する情報サイトです。
【あわせて読みたい】 ※外部サイトに遷移します
気軽に1品、マリネレシピでヘルシーお酢ライフを始めませんか?
必須アイテムは箸置き!?心身健康道場長が教える「太りにくい食べ方」
提供元:HDLコレステロール対策に効果的な運動法とは?|クラブサンスター