2018.05.08
若々しさの味方!?「第7の栄養素」といわれるファイトケミカルのこと
ファイトケミカルのこと、お教えします。
最近よく耳にする「ファイトケミカル」という言葉。カラダによさそうだけど、いったい何なの?どういいの?という方のために、今回はファイトケミカルの基礎講座をお届けします。
まずはその名前から。ファイトケミカルのファイト=phytoは植物、ケミカル=chemicalは化学成分を表し、植物由来の化学成分を意味しています。具体的には野菜や果物、イモ類、豆類などの葉・茎・皮・種などに含まれる、色素・香り・渋みといった成分のこと代表例としてはぶどうやベリー類に含まれるポリフェノールやレモンなど柑橘類に含まれるテルペノイド、野菜では、キャベツやブロッコリーに含まれるS-メチルシステインスルホキシド(SMCS)などがあります。近年、これらのファイトケミカルには高い抗酸化力があることがわかってきて、「第7の栄養素」といわれるほどに注目を浴びているのです。
抗酸化力が高いとカラダにどんなよいことが?
そもそも人間を含む生物は、鉄が錆びるのと同じように、時間とともに酸化(酸素と物質が結びつくこと)しています。特に強い酸化力があるのが、よく耳にする「活性酸素」で、これは言わば老化の大敵といえる存在。カラダや肌などの老化はもちろん、がんや認知症といったさまざまな病気や生活習慣病とも関係があるといわれています。そしてこの活性酸素を除去する力が、抗酸化力。これまでは抗酸化作用がある栄養素としてビタミンやミネラルが知られていましたが、そこにさらにファイトケミカルの力が加われば、もっと強く酸化を防ぎ、エイジングや病気の予防にもつながるかも…というわけで、断然注目を浴びるようになったのです。
若々しさのために、たっぷりファイトケミカルを。
人間は残念ながら体内でファイトケミカルを作り出すことはできません。でも、ファイトケミカルを含む野菜や果物などをたっぷり摂ることで、血液や体内の老廃物を分解し、体内の活性酸素を減らす=抗酸化力を発揮させたら、いろいろな面で若々しさをキープすることもできるかも。そう思うと、今までなんとなく摂っていた野菜や果物への期待度が、ちょっぴり変わってきませんか?これからはぜひ、食べ方や飲み方もひと工夫して、積極的にたっぷり摂ってみてくださいね。
記事提供:クラブサンスター
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