2024.09.26
ハイボールの糖質はゼロだがカロリーは高め!商品の比較やオススメも紹介
当記事の執筆は、管理栄養士 前間弘美が担当しました。 ※外部サイトに遷移します
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氷の入ったグラスに注がれた黄金色のハイボールは、味も見た目もよいですよね。
ハイボールは日本では戦後からブームとなり、一度は衰退したもののここ数年は2014年に放送された朝の連続ドラマ「マッサン」の影響もあって、再びブームとなっています。
「お酒はカロリーも糖質も高いから体に良くない」そんなイメージがありますが、ハイボールはなんと糖質がゼロです。
そうはいってもハイボールはカロリーの高いお酒なので、飲みすぎると太る原因となってしまうのですが、一概に体に悪いとは言いきれないです。
そこで今回はハイボールについて詳しく解説していきます。
商品の比較やオススメも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
ハイボールの糖質とカロリーを紹介
そもそもハイボールとは何かというと、カクテルの一種でウイスキーを炭酸水で割って作ったものです。作り方によって差はありますが、ハイボール100mlあたりの糖質は0g、カロリーは47kcalです。
作り方によってといいましたが、実はハイボールを作るときのウイスキーと炭酸水の割合は厳密には決められていません。
しかしハイボールの黄金比はウイスキー:炭酸水が1:3〜4といわれているので、先ほどのハイボールのカロリーは1:4の割合を使って算出しています。
ちなみに炭酸水は炭酸ガスを含んだ水なので、水と同じで糖質もカロリーもゼロです。
対してウイスキーの糖質は0g、カロリーは100mlあたり234kcalと高めです。
炭酸水のカロリーはゼロなので、ハイボールのカロリーはウイスキーを入れる量によって変わるということがわかりますね。
参考記事:ウイスキーのカロリーと糖質は高い?〜オススメのおつまみとともに紹介〜 ※外部サイトに遷移します
角ハイボールと比較するとどうか
参考までに、サントリーの缶入りハイボール「角ハイボール」と比較してみますと、下記のようになります。
「角ハイボール」のカロリーはハイボールとほとんど一緒で、「角ハイボール(濃いめ)」のカロリーは少し高めです。
お伝えしているように、ハイボールのカロリーはウイスキーの濃さに由来するため、濃い目の角ハイボールは通常の濃さのものと比べてカロリーが高くなります。
また、同じくサントリーの缶入りハイボールで「トリスハイボール」という商品もあり、こちらのカロリーは100mlあたり48kcalと角ハイボールと同じです。
参考記事:日本酒のカロリーと糖質は高い?〜おすすめの銘柄とおつまみも紹介〜 ※外部サイトに遷移します
糖質制限の方が飲んでも大丈夫?
ハイボールは糖質が0gなので、糖質制限をしている方が飲んでも大丈夫です。
そもそもお酒はビールや日本酒、ワインなどの「醸造酒」と、ウイスキーや焼酎などの「蒸留酒」に分けられます。
どちらのお酒も穀物などの原料を発酵させて作るのですが、発酵させて出来たお酒をそのままビンに詰めたものが「醸造酒」、出来たお酒を蒸留したものが「蒸留酒」となります。
なお、お酒の糖質は原料となった穀物などに含まれる糖質が元となっているため、醸造酒には糖質が含まれます。
しかし出来たお酒を蒸留すると、お酒から水分とアルコールだけ抽出できるため、結果的に糖質がゼロとなるのです。
しかし市販のハイボールには飲みやすくするために、糖質を含む商品もあります。気になる方はパッケージを確認しましょう。
参考記事:ビールはカロリーと糖質が高くて太りやすい?〜他のお酒と比較して解説〜 ※外部サイトに遷移します
飲みすぎは太る?
ハイボールは糖質こそゼロですが、カロリーの高いお酒です。したがって、飲みすぎると太る原因となってしまいます。
対策として、一日コップ2杯弱(300ml)など目安量を決めて飲むとよいでしょう。
また、厚生労働省が示す指標によると、1日のアルコール摂取量の目安は平均で20g程度が良いとされています。(純アルコールで)
この量はハイボールに換算すると、グラス2杯弱(約300ml)の量ですので、適度なアルコール摂取量という面からみても、飲みすぎないように注意が必要です。
糖質オフ!ジンジャーハイボールの作り方
ハイボールには無糖の炭酸水で割ったもの以外に、ジンジャーエールで割ったジンジャーハイボールやコーラで割ったコークハイボールもあります。
ジンジャーハイボールは生姜のピリリとした刺激がたまらなく美味しいですよね。
しかし、ジンジャーハイボールを作るために使うジンジャーエールは糖質の多いジュースなので、炭酸水で作るハイボールと比べるとカロリーや糖質が多くなってしまいます。
そこで、手作りのジンジャーシロップを活用してみてはどうでしょう。作り方は簡単です。
【作り方】
①皮をむいて薄切りにした生姜と甘味料を鍋に入れ、そのまま30分ほど放置して水分を出します。
②生姜から水分が出たら、アクを取りながら中火で30分煮詰めて完成です。
(※)ラカントは天然素材で作られたカロリーゼロの甘味料 ※外部サイトに遷移します
このレシピで作ったジンジャーシロップは低カロリーで、糖質は大さじ1あたり約4.5gになります。
ジンジャーシロップを無糖の炭酸水で作ったハイボールに少量加えれば、糖質オフのジンジャーハイボールを作ることができますよ。
参考記事:ラカントのカロリー&糖質はゼロ?~気になる味やダイエット活用法まで解説~ ※外部サイトに遷移します
おつまみならナッツ
ハイボールに合うおつまみは、ずばりナッツです。
ハイボールはビールやワインと比べて、すっきりとした飲み口なのでさっぱりしたおつまみが合います。したがって、ナッツのようなシンプルなおつまみとの相性がとてもよいのです。
ナッツは糖質が少なく、健康によい脂質も含まれているのでおつまみにもオススメです。
ただし、おつまみにナッツを選ぶうえで注意していただきたいことがあります。それは、素焼きのものを選ぶということです。
ナッツに塩やバターで味がついているものや、油で揚げているものは、塩分やカロリーの過剰摂取につながる可能性がありますので、控える方がよいでしょう。
また、ナッツはカロリーが高いので食べる量にも注意が必要です。
一緒に食べるおつまみが高カロリーなものだと太る原因となる可能性が高いですので、量に気を付けるとダイエット中でも安心してハイボールを飲むことができますよ。
参考記事:ナッツで痩せるの?~ダイエット中に食べるコツをご紹介~ ※外部サイトに遷移します
まとめ
以上、ハイボールは糖質がゼロなので糖質制限中でも飲めることがおわかりいただけたと思います。
しかしハイボールはカロリーが高いので、1日グラス2杯程度(300ml)を目安にするとよいでしょう。手作りジンジャーシロップを使った、糖質オフのジンジャーハイボールもぜひ試してみてくださいね。
それでは当記事が参考となり、より一層ハイボールを楽しんでいただければ幸いです。
【参考文献】※外部サイトに遷移します
執筆者:管理栄養士 前間弘美
武庫川女子大学生活環境学部(現・食物栄養学部)食物栄養学科卒業。卒業後、委託給食会社や病院に勤務し、調理・献立作成・栄養管理・栄養指導などを担当。とくに病院勤務では、働き盛りの方が日々の血糖値や血圧、食事記録を手書きで行う手間を目の当たりにしてきた。身近なスマートフォンをベースにデジタルヘルスを展開することに可能性を感じ、より多くの方の生活習慣の改善に携わりたいという想いからシンクヘルス株式会社に入社。
記事提供:シンクヘルス株式会社
提供元:ハイボールの糖質はゼロだがカロリーは高め!商品の比較やオススメも紹介|【シンクヘルスブログ|シンクヘルス株式会社】