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2024.07.25

「健診でお馴染み」でも、絶対に"放置NG"の数値|自覚症状がなくても「命に直結する」と心得て


内臓脂肪や中性脂肪の値は「命に直結する」数値だという(写真:YsPhoto/PIXTA)

内臓脂肪や中性脂肪の値は「命に直結する」数値だという(写真:YsPhoto/PIXTA)

内臓脂肪に中性脂肪、コレステロールの値……。健康診断のたびに一喜一憂するこれらの数値ですが、実際には何も対策をせずに、そのまま放置している人が多いのではないでしょうか。ですが、こうした「お馴染み」の数値の放置は、実は「命に直結する」と、医師の五藤良将氏は警鐘を鳴らします。

※本稿は五藤氏の著書『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』より、本文を一部引用・再編集してお届けします。

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中性脂肪・コレステロールの「放置」が死に直結する

「先生、体重がなかなか減らないんです」「甘いものが大好きで、肉やごはん、麺類もやめられません」「コレステロールの数値が悪いといわれたけれど、どう改善したらいいか……」

「わかる!」と思われた方、いらっしゃるでしょうか。

健康診断では中性脂肪値は150(㎎/dL)を超えると、悪玉(LDL)コレステロール値は120(㎎/dL)を超えると「要注意」と指摘され、生活習慣を見直すように指導されます。

みなさんも、世の中には中性脂肪値やコレステロール値を改善する方法があふれているため、試したことがある方もいると思います。でも、なかなか続かない。

健康診断の数値やポッコリおなかが気になるのに、なかなか続かないのは、中性脂肪・コレステロールが、いますぐに重大な何かの問題になるという実感がないからではないでしょうか?

ですが、これらを放置すると「死に直結する」と聞くとどうでしょうか。

次のグラフは、厚生労働省が発表している令和4年の出生率や死亡者数を調査した資料をもとに作ったものです。

(出所:『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』より)

(出所:『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

このグラフを見ると、日本人の死亡原因の第2位には「心疾患」(14.8%)、第4位に「脳血管疾患」(6.8%)が入っています。これらを合わせると、21.6%。つまり、1年で亡くなられている方の5人に1人が、動脈硬化による心臓や脳の病気で亡くなっているのです。

人数でいうと、1年間に約34万もの方が亡くなられています。これらの病気は、まさにコレステロールや中性脂肪などの脂質異常症、さらには肥満などが大きく関わっています。

時限爆弾のような「悪魔のあぶら」

さらに恐ろしい話をします。

近年では、コレステロールの値・血圧などの検査値を入れると、今後10年の間にどれくらいの確率で心筋梗塞や狭心症を発症するか予測できるwebサイトがあります。(参照:動脈硬化性疾患発症予測ツール これりすくんWeb版)

たとえば、60歳男性で、悪玉(LDL)コレステロールが150㎎/dL、善玉(HDL)コレステロールが30㎎/dL、中性脂肪が160㎎/dLだったとします。さらに、血圧も高めで、喫煙習慣もある、さらに血糖値も高めであるとなると、10年の間に、17%の確率で心筋梗塞や狭心症を引き起こす可能性があるのです。

恐ろしい「あぶら」なのだ、ということをしっかり伝えていくため、以降、中性脂肪と悪玉コレステロール(LDL)を「悪魔のあぶら」と呼んでいくことにします。

「悪魔のあぶら」は時限爆弾です。時限爆弾という名の通り、いますぐ爆発する! ということではありません。しかし、放置すると、この時限爆弾は風船のようにどんどん膨らんでいきます。

そして、時間がくると……爆発し、脳や心臓の病気を引き起こすのです。まだ大丈夫だろう、自覚症状がないから問題ないと放置せずに改善していくことが重要なのです。

「医師の立場」から考案したスープ

医師の立場としては悪魔のあぶらはためないほうがいい。そこで今回、私が考えたのが、「あぶら」を落とすスープです。

みなさんは、スープと聞いてどんなものを想像しますか? コーンスープやオニオンスープ、わかめスープ、それとも野菜たっぷりのミネストローネ、スパイシーで酸味のあるトムヤンクン……。好きなスープは人それぞれだと思います。私は、なんといってもラーメンのスープです。

悪魔のあぶらをためないほうがいいといいながら、何をいい出すのかと思っている方もいるでしょうね。しかし、「あぶら」を落とすスープの開発は、私の大好きなラーメンのスープがきっかけでした。

B級グルメの代表格であるラーメンは、気軽に食べられ、おなかいっぱいになれる美味しい食べ物です。インバウンドの観光客にも大人気で、人気ラーメン店は外国人でいっぱいになるほどです。

ラーメンの美味しさのひとつは、豚骨や鶏ガラ、昆布などいろいろな具材から作るスープです。しかし、美味しくても、健康のことを考えると毎日のように食べられないし、スープを最後の一滴まで飲み干すことができません。いつも残念な気持ちで箸を置く自分がいました。

「美味しいと幸せを感じながら、健康になれるものがあればいいのになあ……」。そこではじめたのが、患者さんにもすすめられる、とにかく美味しくて健康的なスープの開発です。

スープなら、液体なので食べやすく、消化しやすいため、手軽に食生活にとり入れることができます。一度に大量に作っておけば、必要なぶんだけ食べて、残りは保存しておくこともできます。

(出所:『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』より)

(出所:『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』より)

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(出所:『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』より)

(出所:『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』より)

しかもスープなら、体にうれしい栄養素を一度にとることができます。なにより、吟味して選んだ食材だけで作れば、毎日安心して食べられます。
栄養士の先生とも何度もやりとりや試作を重ね、そしてようやく完成したのが、「あぶら」を落とすスープです。ラーメン好きの私も納得のスープができました。

食材の「栄養相乗効果」で「あぶら」を落とす

「一本の矢より三本の矢」「三人いれば文殊の知恵」という言葉があります。一本の矢だとすぐに折れてしまいますが、三本の矢だとなかなか折れにくいといいますよね。また、「三人いれば文殊の知恵」は、ひとりではよい考えが浮かばなくても、三人集まって相談すれば素晴らしい考えが出てくるということを表しています。

これらの言葉は、「集まることの重要性」を説いています。

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『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』(アスコム) クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

じつは栄養素も、組み合わせて摂取すると、それぞれを単体で摂取するよりも、より健康的で大きな効果を発揮できるのです。これを「栄養相乗効果」といいます。「あぶら」を落とすスープも、たくさんの体によい成分を含んでいますが、それぞれの特長を組み合わせ、活かすことで、悪魔のあぶらを落としていきます。

いろいろな体によい成分の中でも、血液と体の「あぶら」を落とすのにとくに重要な3本柱があります。それは、「よいあぶら」「ポリフェノール」「酢」です。「あぶら」を落とすスープには、この3つの柱を満たす8種類の厳選された材料がふんだんに使われています。

「よいあぶら」は、かつお粉、エキストラバージンオリーブオイルから、「ポリフェノール」は、玉ねぎ、黒すりごま、しょうが、粉末緑茶、しょうゆから、「酢」は、りんご酢からとることができます。

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提供元:「健診でお馴染み」でも、絶対に"放置NG"の数値|東洋経済オンライン

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