2024.04.10
81歳加藤茶の健康危機を救った「減塩レシピ」|綾菜流「万能 氷だし」を使った減塩ちらし寿司
減塩料理のレシピに加えて、フレイルを予防し健康維持が期待できるカンタン体操もご紹介します(写真:『加藤家の食卓』)
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2023年9月に『加藤家の食卓』を出版した加藤綾菜さん。夫の加藤茶さんは今年81歳になるが、過去には狭心症、大動脈解離も経験した。腎臓の数値も悪化し、一時は人工透析になるかというほどであったが、妻の減塩料理の甲斐あって人工透析が回避できたとTV番組でも語っていた。前回記事(加藤茶の血圧を下げた「簡単おいしい」減塩料理)に掲載した、減塩料理がかんたんにできる「万能 氷だし」を使った、おいしくて体にいい減塩レシピを、同書より一部引用・再編集して紹介する。
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加藤茶の血圧を下げた「簡単おいしい」減塩料理 ※外部サイトに遷移します
108歳まで減塩料理で夫を支えます!
夫、加トちゃんは3月1日で81歳です。先日は友人たちを誘って15人で山奥のお宿に宿泊してきました。愛犬たちも一緒です。このように旅行も楽しみたいので、やはり、夫には健康でいてもらわなければと減塩料理をがんばっています。
昨年、減塩レシピを掲載したレシピ本を出版させていただき、読者のみなさんから「家族の健康のために参考にしています」などとお葉書をいただきました。私にできることは、まず、夫である加藤茶の健康を守るために、おいしくて、減塩になり、体にいいい料理を作ること、そして同じ悩みを抱える方のためにも発信を続けることだと思っています。お葉書の内容を拝見すると、みなさんそれぞれ置かれた状況は違いますが、健康で心穏やかに暮らせるように、心からお祈りしています。
旅行へ行ったときは、そのお宿のお料理を存分に楽しませてもらいました。帰宅して、またここからはいつもの綾菜流減塩レシピの登場です。お寿司が大好きな加トちゃんに作っている、減塩でもおいしい手ごね寿司をご紹介します。余談ですが、私たちの出会いは私のバイト先のお寿司屋さんに加トちゃんがお客さんで来たことなんですよ。
そして後半では、みなさんにも参考にしていただけそうな、カンタン体操もご紹介したいと思います。
我が家は普段から和食中心ですが、ふたりとも年を重ねてさらに和食が好きになっています。そこで、満足感のある、減塩「かつおの手ごね寿司」をご紹介します。一般的な酢飯は塩分が気になりますので、ここは綾菜流に「万能 氷だし」を活用して減塩で酢飯を仕上げます。
酢飯の作り方を覚えれば、魚を変えてアレンジが楽しめます(写真:『加藤家の食卓』)
実は時短料理でもあるのです! ポイントは、ごはんが温かいうちに調味料を混ぜること。そうすることで、事前に寿司酢を作る手間が省けます。魚はかつおだけではなく、あじやまぐろでもおいしく作れるので、ぜひお試しください。
減塩でもお寿司!かつおの手ごね寿司レシピ
寿司酢いらずでパパッとできる「かつおの手ごね寿司」
1人分、カロリー332kcal、塩分0.6g
●材料(2人分)
ごはん…300g
酢…大さじ1
氷だし…1個 ※作り方は記事(加藤茶の血圧を下げた「簡単おいしい」減塩料理)参照 ※外部サイトに遷移します
砂糖…小さじ2
かつお…120g
しょうゆ…小さじ1/2
氷だし…1個
みょうが…1個
大葉…4枚
ごま…小さじ1
●作り方
1.温かいごはんに酢、溶かした氷だし1個、砂糖を加えて混ぜ、酢飯を作る。
2.かつおは7㎜幅程度に切り、しょうゆと溶かした氷だし1個を混ぜたものに合わせる。みょうがは小口切りに、大葉は千切りにする。
3.1に2とごまを指でひねりながら加えてざっくりと混ぜ、器に盛る。もの足りない場合は「めっちゃウマだしがら」(「万能 氷だし」を作るときに出るだしがら)や、酢を少し混ぜて調整を。
夫の希望である108歳(茶寿)まで元気に舞台に立てるように、妻としてしっかり支えていきたいと思います。このレシピが、みなさんのお役に立てたら、これほど幸せなことはないです。ぜひ試してみてくださいね。
食事も大切ですが、やはり運動も大事! 次に紹介する“フレイル予防のためのカンタン体操”もぜひ参考にしてみてください。
みなさんは“フレイル”という言葉をご存じですか? フレイルとは、加齢とともに心身の機能(運動能力や認知能力など)が低下し、健康と要介護の中間にあるような、心身の機能が衰え始める状態を言います(2014年、日本老年医学会提唱)。
このフレイルは「身体的フレイル」、「社会的フレイル」、「認知的フレイル」、「オーラルフレイル」の4つに分類され、単独ではなく、複数重なるように起こるのが特徴だそうです。詳しくは本で解説していますが、どのケースにも言えるのは、運動をすることがとても大切だということなのだそうです。
フレイル予防のためのカンタン体操
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所の小野玲先生に教わった、フレイル予防のためのカンタン体操をご紹介します。軽い筋トレなのですが、足腰に不安がある方は、椅子につかまって行うなどして、散歩や体操と組み合わせながら、無理のない範囲で行ってください。1日に10分程度でもかまいません。それを週3回。3カ月続ければ筋力UPにつながり、認知機能低下を防ぐ可能性もあるとのことです。
下半身の筋力アップ!「スクワット」
まずは1日10回を目指して、次第に回数を増やしていきましょう(写真:『加藤家の食卓』)
歩くときに重要な、太ももの四頭筋、そして腸腰筋を鍛えます、膝がつま先よりも前に出ないように気をつけて、ゆっくりと屈んで、もとの姿勢に戻ります。
1日に10回程度から始めて、30回を目指しましょう。お尻を下げるほど負担が大きくなります。
がんばらずに腹筋を強化「上体起こし」
息を止めず、自然な呼吸で行うのがポイントです(写真:『加藤家の食卓』)
膝を立てて仰向けに寝転がります。手を胸の前で交差し、自分のおへそを見るようにして、頭をゆっくり持ち上げていきます。またもとに戻し、これを10回くり返します。息を止めずに自然な呼吸で行います。慣れてきたら30回に増やしましょう。
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食事と運動を組み合わせて、無理なく健康維持ができるように、夫だけではなくて、私も一緒に取り組もうと思います。みなさんにもチャレンジしていただけたらうれしいです。一緒にがんばりましょう!
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提供元:81歳加藤茶の健康危機を救った「減塩レシピ」|東洋経済オンライン