2023.05.09
「猫背、肩・首こり」全解消!医師考案の"凄い体操"|「姿勢」は健康に直結!隙間時間にすぐできる!
長時間の移動や家でゴロゴロ、デスクワークなど「長時間同じ姿勢」を続けることでなりがちな「猫背、肩こり、首のこり」を全部いっきに解消する、医師考案の凄い体操を紹介します(写真:YAMATO/PIXTA)
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生活習慣病、血管、心臓など内科・循環器系のエキスパートで「血管の名医」として知られ、日々多くの患者と接する医学博士の池谷敏郎氏。
テレビ番組『あさイチ』(NHK)、『世界一受けたい授業』(日本テレビ)やラジオ番組などに多数出演し、楽しくわかりやすい解説が好評を博している。
過去15キロ以上の減量に成功し、その減量メソッドを全公開した15万部のベストセラー『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える 内臓脂肪を落とす最強メソッド』に続き、『60歳を過ぎても血管年齢30歳の名医が教える 「100年心臓」のつくり方』を上梓した。
「人生100年時代」を最期まで満喫できるかどうか健康長寿のカギを握る「『心臓の健康』にいい生活」を、運動、食事、メンタルなど、あらゆる観点からアドバイスする1冊で、発売後わずか6日で3刷2万部を突破するなど、大きな話題を呼んでいる。
その池谷氏が考案した「猫背、肩こり、首のこりを全部いっきに解消する『とっておきの体操』」について解説する。
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「姿勢」と「自律神経」は大きく関係している
長時間の電車や車、飛行機の移動、あるいはテレビやパソコン、スマホをずっと見るなど、長時間、同じ姿勢でいると、肩こりになったり首がいたくなったりしてしまいがちですよね。
そういう人は、「猫背」や「ストレートネック」になりがちです。
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「ストレートネック」とは、本来あるべき首の頸椎のアーチが失われてまっすぐになってしまうこと。
これは、肩こりや首のこり、頭痛などの原因となります。
じつは「姿勢」と「自律神経」は大きく関係しています。
自律神経は首を走っているので、首が前に出て猫背になると、神経を圧迫してしまい、血流も悪くなってしまいます。
猫背にならないように、仕事の合間に時々肩や首を動かしてあげることが重要です。
ここでは、座ってでも簡単にできる猫背や肩こりを解消する、とっておきの「運動」を紹介します。
私が考案した「猫背解消のとっておきの体操」は、「脱・E.T.体操」という体操です。
「E.T.」とはもちろんあの大ヒット映画からとったものです。E.T.って、ちょっと姿勢が悪いイメージですよね。これを私は「E.T.状態」と呼んでいます。
「脱・E.T.体操」は「猫背矯正」に効果がある
「脱・E.T.体操」は、肩こり、頭痛を解消するほか、猫背を矯正するのに抜群の効果があります。座ったままできるので、仕事の合間などに、ぜひ小まめに行ってみてください。
【池谷式「脱・E.T.体操」のやり方】
【手順1】座った状態で手を上方に伸ばす。顎を上げて「ビルの5階」を見るようなイメージで、手は「ビルの3階」に向かって突き出すようなイメージ
【手順1】座った状態で手を上方に伸ばす。顎は「ビルの5階」を見るようなイメージで上げる。手は「ビルの3階」に向かって突き出すイメージで伸ばすとよい(イラスト『「100年心臓」のつくり方』より)
【手順2】手を握ってグッと体に引き付ける。ちょうど空に向かってボートをこぐイメージで
【手順2】手を握ってグッと体に引き付ける。ちょうど空に向かってボートをこぐようなイメージ(イラスト『「100年心臓」のつくり方』より)
【手順3】手順1~2を、10回ほど繰り返す
【手順3】手順1~2を10回ほど繰り返す。手を体に引き付けたときに肩甲骨をしっかり寄せて、肩甲骨の谷間でゆで卵をつぶすイメージで行うと効果的(イラスト『「100年心臓」のつくり方』より)
少し体を動かすだけで「体や心臓への負担」はだいぶ違う
じつは、「猫背が『うつ』につながっているのではないか」と指摘する先生もいらっしゃいます。肩こりや「見た目が悪い」という問題以上に、じつは「猫背」には「さまざまな健康リスク」が潜んでいるのです。
しかし、隙間時間を上手に活用し、少し体を動かすことだけでも、「体や心臓への負担」はだいぶ違ってきます。
自律神経を整え、ストレスを解消し、「心臓の健康」を守る効果を期待できる「簡単な体操」は、驚くほどたくさんあるのです。今回紹介した池谷式「脱・E.T.体操」もそのひとつです。
ぜひ「脱・E.T.体操」を日常に取り入れることで、日々の「心身の健康」を保つだけでなく、日本人の死因第2位の「心臓病(心不全)」を避け、人生100年時代を満喫できる「100年心臓」を手に入れてほしいと、医師として強く願っています。
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提供元:「猫背、肩・首こり」全解消!医師考案の"凄い体操"|東洋経済オンライン