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2022.09.03

あなたも何気なく言ってるかも「嫌われる話し方」|ちょっとした「言い換え」で好印象になる!


ちょっとした言い換えで「得するフレーズ」を紹介します(写真 : Pangaea/PIXTA)

ちょっとした言い換えで「得するフレーズ」を紹介します(写真 : Pangaea/PIXTA)

同じ目的の言葉を伝えるにしても、言い方を変えるだけで相手に与える印象は180度変わります。人づきあいがこじれてしまう、関係がぎくしゃくしてしまう話し方は、「損する話し方」をしているということです。話し方ひとつで、人間関係は良くも悪くもなるのです。五百田達成氏の著書『話し方で損する人 得する人』を一部抜粋し再構成のうえ、ちょっとした言い換えで「得するフレーズ」厳選12を紹介します。

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「共感を強制」する話し方

損 「○○じゃないですかー」 → 得 「○○です」

「最近って暑いじゃないですかー」「私ってよくしゃべるほうじゃないですかー」。この「じゃないですかー」も損をしています。これは「共感を求める」を通り越して、やんわり「共感を強制」してしまっているから。なかには「押し付けがましい」と感じる人もいるでしょう。

ここは、「暑いですね」「私、よくしゃべるんです」とストレートに伝えましょう。

損 「逆に」 → 得 「それで言うと」

「でも、逆にさぁ〜」「逆にカレーとかどうかな?」。反対の意味でもないのに「逆に」をよく使う人は損をしています。これは、インパクトのあるフレーズで相手の興味を引きたい狙いですが、言われたほうは否定された気分になるうえに、特に「逆」でもない話を聞かされ、うんざり。

「たしかにね」「それで言うと」など、肯定的な言葉でうまくつなぐと好印象です。

損 「この本、読んだほうがいい」 → 得 「この本、読んでみて」

「この映画は絶対観たほうがいい」「この本ぐらいは読んでおいたほうがいい」という言い方は損をします。単なる自分の意見を、「あなたのためになる」というスタンスで押し付けてくる印象を受けるからです。

素直に「この映画、絶対観てほしい!」「この本、読んでみて!」と気持ちをまっすぐに伝えましょう。

損 「○○してもらうことって可能ですか?」 → 得 「○○してもらえますか?」

最近よく見かける「可能ですか?」は、丁寧な表現のように見えて、どことなく「および腰」でズルさの感じられる表現です。本当は頼みたいのに断られるのが怖い。だから「可能かどうか?」という表現で逃げている印象。

ここは素直に「お願い」をするほうが得。「○○してもらえますか?」「○○お願いできますか?」と言いましょう。

言いがち「○○させていただく」

損 「○○させていただく」 → 得 「○○いたします」

「させていただく」も丁寧で謙虚に見えて、相手への印象はプラスになりにくい言葉です。特にこの表現はビジネスシーンで使いがち。「企画書をお送りさせていただきます」「私が担当させていただきました」など。

「企画書をお送りします」「私が担当いたしました」のほうがスッキリと印象がいいはずです。

損 「(プライベートで)おつかれさまです」 → 得 「こんにちは」

せっかくプライベートで会っているのに、「おつかれさま」を使われると、とたんに堅苦しい空気に。特に気になる異性と食事に行ったあと「おつかれさま!」とやってしまったらロマンチックな雰囲気は台無しです。

そういうときは「こんにちは」が意外と得するフレーズ。シンプルだけれど印象がよく、使い勝手のいい言葉です。

損 「すみません」 → 得 「ありがとう」

本来は「ありがとう」と言うべきところで「すみません」を使う人は損をしています。お茶を出してもらって「すみません」、席を譲ってもらって「すみません」では親切をしたほうもあまり気持ちよくありません。

そこはストレートに「ありがとうございます」が好印象。難しければ、「どうも〜」でもいいでしょう。

損 「私って何歳に見えます?」 → 得 「私、〇歳なんですけど」

会話のなかで、もったいぶってやたらとクイズを出したがる人がいます。「私って何歳に見えます?」「中国でいま、伸びてる産業って何だと思う?」などといった具合。クイズを出されたほうはイライラしますし、「うまく答えなきゃ」というプレッシャーを感じることに。結果的に「損」してしまう話し方です。

余計なことはせずに、サクッと情報を伝えていくほうが「得」です。

損 「いいですよ」 → 得 「わかりました」

「資料つくっておいてくれる?」と頼む上司に「いいですよ」と返す部下が増えているそうです。何気ないひとことですが、上司の印象は悪いでしょう。

なぜならそこには「上から目線」というか、「やってあげてもいい」というニュアンスが入ってしまうからです。上司に頼まれ事をしたときのフレーズは「わかりました」「了解しました」が正解です。

「だって」「でも」は損!

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損 「だって」 → 得 「とはいえ」

会話のところどころに「だって」「でも」を使う人は損をしています。「だって、○○さんがそうおっしゃっていたので」「でも、得意先が納得しないんですよ」など。「言い訳」っぽい印象になってしまいます。

反論したいのであれば「というのも」「とはいえ」が有効です。これなら「説明」のニュアンスが出て、相手もきちんと聞いてくれるはずです。

損 「どうせ」 → 得 「きっと」

「どうせ」のあとに続くのは、かならずネガティブな言葉です。「どうせ、うまくいかない」「どうせ、面接に落ちる」。いつもそんなネガティブなことばかり言っている人とつきあいたいという人は少ないでしょう。

「どうせ」と言いたくなったら無理にでも「きっと」を使いましょう。「きっと、うまくいく」「きっと、面接は通る」。ポジティブな言葉は「得」の宝庫です。

損 「は?」 → 得 「え、どういうこと?」

聞き返すときに「は?」と言う人がいます。クセになっている人もいますが、これは損するフレーズ。ケンカや言い合いに発展する可能性のある乱暴な言葉です。

得するのは「どういうこと?」「すみません、どういうことですか?」でしょう。聞こえづらかった、意味がわからなかった、というちょっとした問いかけのときほど、丁寧にたずねるようにしましょう。

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提供元:あなたも何気なく言ってるかも「嫌われる話し方」|東洋経済オンライン

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