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2022.06.14

ジムは大きく4種類「自分に合った施設の選び方」|事前見学で確認したい5つのチェックポイント


筋トレしたい人、ストレス発散したい人……さまざまな目的で通うジム。どれを選んだらいいか、施設選びのポイントを紹介します(写真:kou/PIXTA)

筋トレしたい人、ストレス発散したい人……さまざまな目的で通うジム。どれを選んだらいいか、施設選びのポイントを紹介します(写真:kou/PIXTA)

日頃の運動不足に、コロナ過での自粛生活、テレワークの広がりもあいまって、私たちの日常生活運動量は激減しました。この運動不足を解決するのに最適なのがジム・トレーニングだと坂詰真二氏は言います。自宅での筋トレや近所のジョギングは手っ取り早く運動できますが、ジムにはそれらにはないメリットがあります。

坂詰氏は、アスリートへの指導やスポーツ・医療系の専門学校講師なども務めるかたわら、さまざまなメディアで活躍中のプロトレーナー。今回は、意外と知られていない、ジムの基本から、最も効果的な活用法まで坂詰氏の最新刊『いちばん効率がいい すごいジム・トレ』から、一部抜粋したものを3回に渡ってご紹介します。今回は2回目になります(1回目はこちら)。

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1回目はこちら ※外部サイトに遷移します

自宅やオフィスの近くであれば、通いやすいから続けられる。

実はこれ、ジム通いのよくある誤解です。それ以前に重要なのは、やはり自分に合うタイプのジムを選ぶこと。ジムが合っていればトレーニングが楽しく、多少遠くても通いたくなりますし、逆にタイプが合わなければ徒歩圏内であってもいずれ足は遠のきます。

ジムのタイプの特徴と主な施設名

ジムのタイプは大きく、(1)総合型施設、(2)ジム特化型施設、(3)スタジオ特化型施設、(4)パーソナル指導型施設の4つに分けることができます。下にそれぞれのタイプの特徴と、主な施設名をまとめました。

(同書より)

(同書より)

さまざまな選択肢がある総合型施設を分化したものが、ジム特化型施設とスタジオ特化型施設。パーソナル指導型施設はジム特化型施設をコンパクトにし、1対1の指導料込みの料金体系となっています。

特に近年、店舗数を増やしているのはジム特化型ですが、ジムを初めて利用する方が、このタイプを選んで失敗するケースが少なくありません。

ジム特化型施設は総合型施設に比べて利用者層が若く、熱心な方が多く、まさに「鍛えるためだけの場」。器具や設備が「鍛える」ことに特化して絞られている分、月会費も安価に設定され、ほとんどの施設が24時間営業というのも魅力です。

研ぎ澄まされたジム特化型のほうが、集中してトレーニングできるからよい。確かにそれも間違いではありませんが、トレーニングを続けるためには選択肢が多くあることが助けとなります。そのため、実はほとんどの方に総合型施設が合っており、少なくともジムトレの入り口として最適だといえます。

筋トレの器具(筋トレマシンとフリーウエイト)については大差はありませんが、そのほかは大きく異なります。

初心者は総合型施設がおすすめな理由

ジム特化型でできる有酸素運動はマシンだけですが、総合型なら多彩なスタジオプログラムがあり、水泳や水中運動という選択肢もあります。ジム特化型では鍛えることに特化しているため、ストレッチのスペースが狭いこともデメリットです。

筋力や持久力のアップに最もベースとなるのは柔軟性なので、ストレッチができるスペースがあることもジムとして必要なことです。

運動を始めたら、体と心の疲れやストレスを和らげて整える癒しも大切です。総合型ならトレーニングのための設備に加え、シャワーやお風呂、ジェットバス、リラクセーションスペースやマッサージルームなどの設備もあります。

また総合型は全国に数十~数百店舗を展開している場合が多いので、「飽きっぽいので複数の施設を順番に使いたい」「出張などで地元以外に行くことが多い」という方にとっても便利な施設です。

まずは総合型に入会してさまざまな設備や器具を使用してみて、「スタジオやプールは使用しない」ならあらためてジム特化型施設に、「スタジオプログラムだけしかやらない」ならスタジオ特化型施設に入会し直すのが賢い方法です。

過去に総合型施設の利用経験があってトレーニングでやるべきことが決まっていて、「しっかり集中してトレーニングしたい」「筋トレだけしっかりやりたい」という場合は、総合型施設に通うのはもったいない話です。

総合型がファミレスなら、ジム特化型やスタジオ特化型はハンバーガーショップに近い存在。設備とサービスが限定されているぶんコスパがよく、月会費は総合型施設の半分程度に設定されているのでお得なのです。

メリットはコスパの面だけではありません。

本来、総合型施設は老若男女が幅広くさまざまなトレーニングを行える場所ですが、トレーニングをガッツリとやりたい人は少数派だといえます。気分転換や会話を目的に通っている人も少なくないため、自分のトレーニングに集中しにくい場面もあるでしょう。

一方、ジム特化型施設を利用すれば、周囲の利用者も同じ目的で同じようにしっかりトレーニングをしているので、自分のモチベーションも上がりますし、ムダに話しかけられるなどして集中を妨げられることも、まずありません。また、ジム特化型は24時間利用できる施設が多く、仕事がシフト制で不規則な人、夜型の仕事をしている人、仕事前に朝活したい人にとっても便利です。

「楽しんで運動」はスタジオ特化型を

楽しみながら運動をしたい人、ジムの単調な運動に飽きてしまった人には、スタジオ特化型施設をおすすめします。

スタジオの運動はヨガにしてもダンス系プログラムにしても、競い合う要素こそないものの課題をクリアする達成感があって、スポーツのようにそれ自体が手段であると同時に目的にもなるからです。

スタジオプログラムは習いごとの場であり、「先生と生徒たち」という構造が生まれることもほかの施設との違いであり、魅力です。

特にスタジオ特化型はこれが顕著で、「場」はインストラクターという先生によってコントロールされており、少なくともその場においてはマナーの悪い利用者はいません。目の届きにくいロッカーやシャワールーム、パウダールームにおいても総合型やジム特化型よりもコントロールされています。

スタジオ特化型でもヨガ、格闘技系、グループサイクリングなど、各施設でプログラムに特徴がありますので、総合型施設のプログラムを一通り体験をしてみて、自分がより興味があるものを選ぶとよいでしょう。

ホームページやSNSである程度の情報を得ることはできますが、内覧なしに住まいを選ばないように、ジム選びでも実際の見学は必須です。

ただし、漫然と見学しても意味がありません。

見学する際は、実際に通うであろう曜日と時間帯に行くのがマストです。同じ時間帯でもスタジオプログラムの編成や休館日の設定などの影響で、曜日によって混み具合が異なるからです。人気のプログラムがある時間帯、休館日の前日は混む傾向があります。

平日の20時前後は最も混む時間帯なので、そこを避けて利用するための作戦を練っておきたいものです。17~18時頃に退社できるならオフィス近くの施設を選び、逆に仕事が比較的遅めに終わる場合は自宅近くの施設を選ぶことで、ピークタイムをはずします。

仕事終わりにジムに行く場合は

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仕事終わりからジムに行くまでの時間が空くとやる気が萎えるかもしれませんが、混雑するジムで順番待ちをしながら利用するより、ストレスなく過ごせます。

いずれにしても、昼食から6時間以上を経過して運動することになるので、ガス欠対策が必要です。夕方におにぎりかサンドイッチを摂り、その分帰宅後に主食を減らして食事を摂るようにするとよいでしょう。

見学時に特に確認しておきたい項目は、主に「施設の混み具合」「衛生面」「ルールやマナーの掲示」「利用者の様子」「施設のスタッフの様子」の5つです。以下に総合型施設とジム特化型施設を想定したチェック項目をまとめたので活用してください。

(同書から)

(同書から)

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提供元:ジムは大きく4種類「自分に合った施設の選び方」|東洋経済オンライン

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