メニュー閉じる

リンククロス シル

リンククロス シルロゴ

2022.03.11

糖尿病でも舐められる飴はある?〜どうしても食べたい時のおすすめも紹介〜


記事画像

当記事を監修した専門家:管理栄養士・糖尿病療養指導士 白石香代子 、編集長 宮田亘造(詳しいプロフィールはこちらをご覧ください) ※外部サイトに遷移します

「口寂しい時によく飴を舐めるんだけど、糖尿病だから我慢する方がいいのかな」

誰にでも馴染みがあり、手軽に食べることのできる飴。仕事中や移動時に口にすることも多いですよね。

しかし飴は血糖値に影響する食べ物で、糖尿病の方は少し注意が必要です。

そこで今回は、飴を食べた場合の血糖値の変化や、糖尿病でも安心して食べられる飴に着目した内容をお届けすることにしました。

低血糖時に役立つ身近な飴までご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

※疾患をお抱えの方はかかりつけ医の意見を優先してください。

そもそも糖尿病で飴を舐めるのは良いのか

基本的には、糖尿病の方は飴は控えることをお勧めします。なぜなら一般的に、飴のカロリーや糖質は高いからです。

記事画像

上の表に示した100gは、おおよそ一袋をイメージしていただければよろしいかと思います。

あめ玉もドロップも、カロリーは400kcalに近く、糖質は100g以上あります。この数値ですが、カロリーはコンビニおにぎり2個とほぼ同じ、また糖質は6枚切り食パン4枚以上より多いです。

糖尿病ではカロリーや糖質の量をコントロールする必要がありますので、飴はお勧めできない食べ物となります。

飴を食べすぎると血糖値にどう影響する?

上記でもお伝えしましたが、飴には糖質が多いので、食べすぎると当然血糖値は上がります。

飴の主な原料には砂糖や水飴が使われます。そして砂糖の主成分はショ糖、水飴は麦芽糖(トウモロコシなどから摂れる甘みの一種)です。

記事画像

上のように、糖質の種類を図で示しました。

糖質には単糖類、二糖類、多糖類があります。もっとも体内に吸収されやすい糖は、単純な化学組織の単糖類で口にしてから数分ほどですが、飴のショ糖や麦芽糖も数十分から1時間と吸収速度は速めです。

ですので飴の食べ過ぎは血糖値を急速に上げる可能性があり、注意が必要なのです。

参考記事:砂糖のカロリー&糖質は本当に高い?~砂糖を摂ると太るのか徹底検証〜 ※外部サイトに遷移します

1個くらいは大丈夫か

記事画像

市販の飴1個でしたら、血糖値に大きな影響はないでしょう。

商品によりますが、例えば1袋25個入りで、1個あたり約15kcal、糖質は4g程の飴が多い印象です。

糖尿病でも安心して食べていい飴

記事画像

繰り返しになりますが、飴は糖質・カロリー共に高めですので基本的には控える方が良いです。

しかし、「どうしても食べたい」という方のために、糖尿病の方でも食べられる飴をご紹介します。

おすすめはラカントの飴

ラカントのど飴は、羅漢果(らかんか/植物)とトウモロコシの発酵で得た成分「エリスリトール」の2種類の天然素材から作られた、カロリーゼロの飴です。

特徴は2つあり、天然素材の羅漢果エキスを使用していることと、エリスリトールが血糖値に影響を与えないことです。また製造販売元のSARAYA(※)にて、ラカント飴を試食後、血糖値をあげないことが分かったとの記載があります。

(※)ラカントS カロリーゼロ飴の開発秘話 をご参照ください。 ※外部サイトに遷移します

そのため、糖尿病の方でも安心して食べることができる飴と言えるでしょう。

ちなみに1日あたりの個数ですが、SARAYAによると10-15個ほどでも問題ないとのことです。しかしエリスリトールは大量に摂るとお腹が緩くなることもあるようですので、ご自身の体調を見ながら食べることをお勧めします。

記事画像

ラカント カロリーゼロ飴 徳用ミックスタイプ 320g 【1袋】 クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

ラカント
¥1,382 (2022/03/08 14:44:28時点 Amazon調べ-詳細)

のど飴はコンビニの龍角散シュガーレスを

のど飴で有名な龍角散シリーズには、シュガーレス(※)があります。それが、【龍角散ののどすっきり飴 カシス&ブルーベリー】です。

(※)シュガーレスは糖の含有量が0.5g/100g以下と、非常に少ないのが特徴です。

糖質は6粒(18g)あたり17.5g、カロリーは48kcalになります。

しかしシュガーレスとはいえ糖質やカロリーは含まれます。血糖値への影響を考えると1日あたり2粒までが良いですね。

記事画像

龍角散ののどすっきり飴カシス&ブルーベリー 75g x10袋 (4987240631422) クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

龍角散
¥2,600 (2022/03/08 16:32:59時点 Amazon調べ-詳細)

低血糖の時に役立つ飴について

記事画像

低血糖とは、血液の中に流れているブドウ糖の量が少なくなっている状態です。発汗や手の震え、心臓がドキドキする、顔色が悪くなるなど様々な症状が起こります。

低血糖が生じた際は、まずブドウ糖とパッケージに書いてある飴(糖質10-15g)や、ブドウ糖を含む清涼飲料水を150~200ml程度摂取することが一つの対応策です。

ぶどう糖飴を紹介

大丸本舗のぶどう糖飴(1粒3g)は、ぶどう糖のみで作られた口溶けの良い飴です。

低血糖時には10gがブドウ糖の摂取目安ですので、ぶどう糖飴ですと3-4粒となります。

記事画像

大丸本舗 ぶどう糖 18粒×4袋 クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

大丸本舗
¥880 (2022/03/08 16:33:00時点 Amazon調べ-詳細)

参考記事:低血糖の症状とは〜原因・予防・対策までわかりやすく解説〜 ※外部サイトに遷移します

参考記事:脳の栄養「ブドウ糖」とは〜効果から食べ物まで幅広く紹介〜 ※外部サイトに遷移します

まとめ

以上、飴は血糖値に影響するので、基本的に糖尿病の方は控える方が良いことが分かりましたね。

しかしどうしても食べたい場合は、市販の飴1個を目安にします。1個ならば、血糖値に大きな影響を与えることはないでしょう。

ラカントの飴は天然素材の羅漢果エキスを使用しており、また成分のエリスリトールは血糖値を上げない糖であることが分かっています。なので、糖尿病の方でもラカントの飴なら安心して楽しむことが出来ると言えます。

またのど飴を食べたい時は、龍角散のシュガーレスを1日あたり2粒程度召し上がるようにしてくださいね。

今回の記事があなたの血糖コントロールに役立つと幸いです。

■参考文献 *外部サイトに遷移します

日本食品成分表2021八訂 医歯薬出版株式会社

農林水産省 特集2(あめ)

独立行政法人 畜産産業振興機構 飴と砂糖の話

東洋医学研究所 糖の種類によって吸収時間は違う 二葉鍼灸院 院長 山田篤(平成30年3月1日号)

サラヤ株式会社 ラカントとは ラカントのよくあるご質問

三菱ケミカル株式会社ライフソリューションセクター エリスリトール特徴

株式会社龍角散 龍角散ののどすっきり飴 カシス&ブルーベリー

監修:編集長 宮田 亘造 H2株式会社 シニアマネージャー

記事画像

早稲田大学社会科学部卒業後、証券会社での新規開拓営業、製薬会社でのMRなどを経て香港中文大学MBA卒業。同時に北京大学MBAに交換留学、そして北京語言大学にて漢語修習生として学ぶ。帰国後、Webマーケティングのコンサルティング会社を経て、デジタルと医療の融合が患者への新しい価値提供ができると感じ、H2株式会社に入社。

執筆者:管理栄養士・糖尿病療養指導士 白石 香代子

記事画像

山口県立大学家政学部栄養学科卒業後、人材業界を中心にセールスやコンサルタントとして交渉力・語彙力など幅広いコミュニケーションスキルを培う。その後、中国大連にて日系企業のフードアドバイザー、日本人学校の食育セミナー講師として活動。現在、H2株式会社とクリニックでの栄養士業務、特定保健指導を兼任。その他、中国高齢者施設の栄養監修なども手掛けている。管理栄養士、東京糖尿病療養指導士の資格を保有。

記事提供:H2株式会社

記事画像

【合わせて読みたい】

セロリの栄養と効能効果〜食べ方ととっておきのレシピを管理栄養士が解説〜

やっぱりすごい!うなぎの栄養成分~体に嬉しい効果について詳しく解説~

ひじきの栄養と効能効果~気になる噂についても管理栄養士が徹底解説~

提供元:糖尿病でも舐められる飴はある?〜どうしても食べたい時のおすすめも紹介〜|【シンクヘルスブログ|H2株式会社】

おすすめコンテンツ

関連記事

家族が認知症?"円満に"検査を促す「誘い方」|「病院になんて行きたくない」と言われたら?

家族が認知症?"円満に"検査を促す「誘い方」|「病院になんて行きたくない」と言われたら?

血圧が上がる原因は塩分?運動不足?~高血圧を防ぐ具体策もご紹介~

血圧が上がる原因は塩分?運動不足?~高血圧を防ぐ具体策もご紹介~

わずか3~4年「検診受けなかった」彼に起きた悲劇|40代で死を意識した医師が後輩に遺した「言葉」

わずか3~4年「検診受けなかった」彼に起きた悲劇|40代で死を意識した医師が後輩に遺した「言葉」

「甘いもので体の疲れはとれない」少し残念な真実|体に負担をかけるNG飲食「休養学」博士が解説

「甘いもので体の疲れはとれない」少し残念な真実|体に負担をかけるNG飲食「休養学」博士が解説

戻る