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2021.11.12

糖尿病とタバコの関係〜血糖値への影響から電子タバコまで幅広く解説〜


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「先生からタバコをやめるように言われたけど、糖尿病にはタバコも関係あるの?」

2型糖尿病は生活習慣と密接な関わりがあり、発症の原因は過食やストレス、運動不足など様々です。ですのでタバコも影響するのか、気になる方も多いと思います。

そこで今回は、糖尿病とタバコの関係についてご紹介することにしました。

さらに、電子タバコや禁煙外来についてもわかりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までお付き合いください。

編集&執筆者情報:こちらをご覧ください ※外部サイトに遷移します

タバコが健康に与える影響とは

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タバコには「百害あって一理なし」という言葉があるように、喫煙はがんや脳卒中、COPD(※)、歯周病や白内障など多くの病気に影響することが分かっています。

(※)COPDとは別名、慢性閉塞性肺疾患で、20年以上の喫煙歴を経て発症する病気です。

そして上記のような影響は、タバコに含まれる有害物質(ニコチン、タールなど)によるものと考えられています。

ニコチンは化学物質としては毒物に分類されており、血圧を上昇させます。またタールとはタバコのヤニのことで、がんを引き起こす可能性のある物質がおおよそ70種類も含まれているのです。

さらに喫煙は肌を老化させ、シミやくすみの原因となるメラニン量を増やすことも明らかになっていますので、実年齢より老けて見える可能性もあります。

タバコと糖尿病の関係

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最初にお伝えしますと、喫煙は2型糖尿病発症のリスクを高めます。

とある調査(※)で、非喫煙者(タバコを吸わない)に対し喫煙者(タバコを吸う)は、糖尿病を発症するリスクが約2倍であることが分かりました。

(※)日本HIPOP -CHP study,Diabetes Care.2008;31(4):732-4,Hayashino らによる3-4年の追跡調査

しかも、タバコの本数が多いほどそのリスクも高くなることも明らかになっているのです。

またタバコを吸うと交感神経が刺激されて血糖値が上昇したり、体内にインスリン(血糖値を下げるホルモン)の働きを邪魔する作用もあります。ですので治療を円滑に進めるためにも、禁煙が推奨されるのです。

さらにタバコは糖尿病合併症である動脈硬化や骨粗鬆症を招きます。

通常であっても、糖尿病の人はそうでない人に比べて動脈硬化から派生する脳梗塞は2-4倍、心筋梗塞は3倍以上の発症リスクがあります。そして骨粗鬆症に関しても、1.5−2倍の骨折リスクがあると報告されているのです。

この状況にタバコが関わると、合併症のリスクを加速させてしまいます。

つまり、命に関わるような事態を回避するために、糖尿病では禁煙が推奨されるのです。

参考記事:糖尿病の合併症についてまとめました 〜神経障害・網膜や腎臓へのリスクを解説〜 ※外部サイトに遷移します

参考記事:骨粗鬆症は糖尿病の合併症?〜血糖との関係・検査・対策をポイント解説〜 ※外部サイトに遷移します

電子タバコなら問題ないのか

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リキッドにニコチンが入っていないものを選べば問題ないでしょう。

そもそも、電子タバコは水蒸気を吸うものです。紙巻きのタバコを吸うような感覚で様々なフレーバーを楽しめますが、電子タバコに入れ込むリキッドにはニコチンが入っていないものと入っているものがあります。

ですのでニコチン入りのリキッドで電子タバコを吸うなら、普通の紙巻きタバコと同じような健康リスクが生じます。選び方にはお気をつけください。

アイコスは?

アイコスは加熱式タバコで電子タバコと同様、水蒸気を吸うものですが、紙巻きタバコのようにタバコ葉を使います。

少なからずニコチンやタールを吸い込むことになりますので、糖尿病のリスクに関わると言えるでしょう。

実は受動喫煙にも注意が必要

受動喫煙とは、自分はタバコは吸わないが、他の人が吸うタバコの煙を吸わされてしまうことです。そして受動喫煙でも糖尿病のリスクが上がることが明らかになっています。

上記の「糖尿病とタバコの関係」で、非喫煙者に対して喫煙者は、糖尿病の発症リスクが約2倍とお伝えしました。それが受動喫煙者の場合、非喫煙者に比べて約1.8倍の発症リスクであることも分かっているのです。

つまり、自分が吸わなくても他の人のタバコによって糖尿病になることがあることを知っておいてください。

禁煙できない方へ

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「本当はタバコをやめたいけど、なかなか出来ないんだよ」

このような気持ちでお悩みの方は多いと思います。なぜなら喫煙習慣の正体は、ニコチンによる依存性だからです。

ニコチンは脳の快楽を感じる神経部分に作用します。そのため禁煙しようとすると、吸いたい、集中できない、イライラする、眠気を感じるといった様々な症状を引き起こし、タバコを吸いたい衝動に駆られてしまうのです。

ですので、禁煙できないのはあなたの努力や頑張りが足りないからではありません。

禁煙外来を活用しよう

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禁煙外来は、タバコを辞めたい人向けに設置された専門外来です。

カウンセリングを通じ、生活面のサポートも行います。場合によっては患者さんの体の状態も考慮しながら、ニコチンガムやニコチンパッチといった禁煙補助剤を利用して、禁煙を継続できるようにしていきます。

無理をせず、このような時こそ医療機関の力を借りるのも一つの手でしょう。

まとめ

以上、タバコは2型糖尿病発症のリスクを高め、動脈硬化や骨粗鬆症などの合併症も招くことが分かりましたね。

そして受動喫煙でも糖尿病のリスクが上がります。つまり、自分が吸わなくても他の人のタバコによって糖尿病になることがあるのです。

また最近増えている電子タバコですが、ニコチン入りのリキッドですと普通の紙巻きタバコと同じ健康リスクが生じます。ニコチンが入っていないものを選ぶと安心ですね。

タバコを自力でやめるのはなかなか難しいことです。だからこそ、禁煙外来を利用するのも良いでしょう。

それでは当記事があなたの血糖コントロールに役立つことを願っています。

参考文献

厚生労働省 e-ヘルスネット 喫煙者本人の健康影響
厚生労働省 e-ヘルスネット ニコチン
厚生労働省 e-ヘルスネット タール
厚生労働省 e-ヘルスネット 受動喫煙
厚生労働省 e-ヘルスネット 喫煙と糖尿病
厚生労働省 e-ヘルスネット 禁煙外来
横浜市健康福祉局 受動喫煙を防ぐために 「たばこの煙はこんなに危険」
テルモ T-Friende 糖尿病患者さんに役立つ情報誌 2013.4春号 特集 糖尿病と骨粗鬆症の関係について

編集&執筆者情報:こちらをご覧ください ※外部サイトに遷移します

執筆者:管理栄養士・糖尿病療養指導士 白石 香代子

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山口県立大学家政学部栄養学科卒業後、人材業界を中心にセールスやコンサルタントとして交渉力・語彙力など幅広いコミュニケーションスキルを培う。その後、中国大連にて日系企業のフードアドバイザー、日本人学校の食育セミナー講師として活動。現在、H2株式会社とクリニックでの栄養士業務、特定保健指導を兼任。その他、中国高齢者施設の栄養監修なども手掛けている。管理栄養士、東京糖尿病療養指導士の資格を保有。

記事提供:H2株式会社

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提供元:糖尿病とタバコの関係〜血糖値への影響から電子タバコまで幅広く解説〜|【シンクヘルスブログ|H2株式会社】

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