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2021.11.09

日本人は簡単、秋の腸活食材「リンゴ」食べ方5秘訣|腸を掃除する「最高の食べ方」すぐできるコツは


今が「旬」のリンゴは、最高の腸活食材です(写真:shige hattori/PIXTA)

今が「旬」のリンゴは、最高の腸活食材です(写真:shige hattori/PIXTA)

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世界的に著名な自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏。1992年に発表された「アダムスキー式腸活メソッド」は、Google.itの食事法(ダイエット)部門(2017年)で「最も検索されたキーワードのベスト3」に選出されるほど、本国イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど、世界中で話題になっている。
日テレ系列「世界一受けたい授業」(5月22日放映)でも紹介され、「アダムスキー式腸活メソッド」をすべて解説した『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』は、日本でも9万部を超えるベストセラーになっており、大きな反響を呼んでいる。
訳者の森敦子氏が本書の翻訳を通して感じたのは、「食べ物は『何を食べるか』ではなく、『何と組み合わせて食べるか』が大事」ということ。
では、アダムスキー氏の提唱する「最高の腸を手に入れるための組み合わせ」はどうやって食卓に取り入れればいいのだろうか? 今回は、本書の翻訳を手掛けた森氏が「リンゴで簡単に腸活できる5つの秘訣」について解説する。

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旬の「リンゴ」は簡単に腸活を始めるための優秀食材!

秋の味覚を代表する「リンゴ」。昔から、「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」というように、リンゴには「便秘予防」「疲労回復」「高血圧予防」「コレステロール降下」など、さまざまな健康効果が期待できるといわれています。

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『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』 クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

今話題の「アダムスキー式腸活法」でも、リンゴは、「腸内の善玉菌のエサ」となり、「腸内フローラ」のバランスを整えてくれる「水溶性食物繊維」が豊富な食品として、おすすめの「腸活食材」のひとつに挙げられています。

さらに、アダムスキー博士の提唱する「アダムスキー式腸活法」では、「フルーツは『腸の汚れ』の洗浄剤」だとされており、「きれいな腸を保つためには1日1回フルーツを食べて日常的に『腸の掃除』を行うことが大切だ」といわれています。

今が旬の「リンゴ」は、買いやすく、調理もラクで、手軽に食べられるところが「これから腸活を始めたい」「簡単に腸活したい」という人にピッタリだと思います。

今回は、「リンゴで簡単に腸活する方法」を5つ紹介していきます。

「アダムスキー式腸活法」では、野菜やフルーツの持つ「煙突掃除人」の働きを最も効果的に得るには、かさの大きい「生」で食べるのがよいとされています。

「生のフルーツ」が腸の「煙突掃除人」になってくれる

【1】生のリンゴを「皮をむかずに」食べる

そのまま食べておいしい、リンゴ(写真:株式会社デザインメイト/PIXTA)

そのまま食べておいしい、リンゴ(写真:株式会社デザインメイト/PIXTA)

意外かもしれませんが、リンゴは「生で食べる」という「いつもの食べ方」がおすすめです。このとき、「リンゴをよく洗って皮つきのままカットすると、さらに腸活効果を高めることができる」とアダムスキー博士は話しています。

リンゴの水溶性食物繊維の「ペクチン」は、とくに皮の部分に多く含まれるようです。皮ごと食べるときは、いつもよりしっかりと洗うようにしてくださいね。

【2】「皮つきリンゴ」のコンポート

皮つきリンゴのコンポート(写真:kari/PIXTA)

皮つきリンゴのコンポート(写真:kari/PIXTA)

皮ごと食べるなら「リンゴのコンポート」もおすすめです。皮なしで作る方法もあるのですが、腸のためにはぜひ「皮つきのコンポート」を作ってみてください。

食べるたびにカットしなくてはならない生のリンゴと違い、コンポートは作りおきができるので、食べたいときにすぐに食べられるのがいいところです。

冒頭でもお話ししたように、「アダムスキー式腸活法」では「フルーツは1日1回定期的に食べることで腸の掃除になる」とされています。手軽に食べられるというのも腸活を続けるための大事なポイントになるのです。

コンポートによく入れる「シナモン」も、アダムスキー博士おすすめの腸活食材です。シナモンには、抗酸化作用や消化促進作用があるだけでなく、風邪をひいたときに喉の痛みを和らげてくれる効果もあるのだそうです。これからの季節には、とてもうれしいスパイスですね。

また、「赤ワイン」を使うと大人のコンポートになりますが、赤ワインには「強い抗酸化作用」と「抗がん作用」があるとして、「アダムスキー式腸活法」でも「腸活スーパーフード10」のひとつに挙げられています。

仕上げによく添える「ミント」には「消化促進作用」があるとアダムスキー博士も話しています。アレンジをすることで、飽きずに食べながら腸活ができるのもコンポートの魅力のひとつだと思います。

リンゴの「ペクチン」が「ビフィズス菌」のエサになる

【3】「ヨーグルト」にリンゴを添える

リンゴヨーグルト(写真:MITSU/PIXTA)

リンゴヨーグルト(写真:MITSU/PIXTA)

「リンゴとヨーグルト」は定番の組み合わせですが、実はこれも腸の働きをよくする組み合わせだといわれています。

ヨーグルトには、「ビフィズス菌」や「乳酸菌」など、腸内で「善玉菌」として働く菌がたくさん含まれています。

一方で、リンゴに豊富に含まれている「水溶性食物繊維」は、こうした「善玉菌のエサ」となって善玉菌を増やす効果があると言われています。

つまり、「リンゴヨーグルト」は「善玉菌」と「そのエサ」を同時に食べることのできる、腸にとてもいい食べ方なのです。

生のリンゴを用意するのが難しい日は、「リンゴジャム」や、作りおきしておいた「リンゴのコンポート」を添えるのもいいですね。

【4】リンゴヨーグルトに「はちみつ」を加える

はちみつとヨーグルト(写真:kuro3/PIXTA)

はちみつとヨーグルト(写真:kuro3/PIXTA)

「リンゴヨーグルト」に「はちみつ」をかけるのもおすすめです。はちみつに含まれる「オリゴ糖」も「乳酸菌やビフィズス菌のエサ」となるので、一緒に食べると腸内環境を整える効果が高まるといわれています。

はちみつは「最高の甘味料」とアダムスキー博士も絶賛するイチオシ食品です。博士は、栄養価が高く、内臓の機能を高めてくれる効果があるだけでなく、これからの季節にうれしい、喉の炎症や咳を抑える効果も期待できると話しています。

5つめは「リンゴヨーグルトに『アマニ油』をかける」という食べ方です。

【5】リンゴヨーグルトに「アマニ油」をかける

アマニ油(写真:kai/PIXTA)

アマニ油(写真:kai/PIXTA)

「腸にたまった汚れ」をはがすためには、「アダムスキー式腸活法」では、「フルーツ」と「非加熱の良質な植物性オイル」の2つが欠かせないと考えられています。

「良質な植物性オイル」を非加熱で多めに摂取すると、消化管の壁にたまった汚れを盲腸へ滑らせる効果が期待できるのだそうです。

博士おすすめのオイルは「エキストラバージンオリーブオイル」ですが、味や香りが気になるときには「アマニ油」が便利です。無味無臭に近いので、リンゴヨーグルトにかけてもあまり気になりません。

「アマニ油」は冷蔵庫に常備しておくと、いろいろな料理にかけて腸活ができるのでとても便利です。

「腸活」では「食材の組み合わせ」に注意が必要

ここまで、「リンゴ」とスパイスやヨーグルト、はちみつやオイルとの組み合わせをご紹介してきましたが、「アダムスキー式腸活法」では、「腸にいいからといって、どんな食材でも組み合わせていいわけではない」と考えられています。

そもそも、「アダムスキー式腸活法」というのは、食品を「下りてくるのが速い食品(ファスト)」と「下りてくるのが遅い食品(スロー)」に分け、この2種類を同時に摂取しないことで「腸のつまりを防ぐ」腸活法です。

このメソッドに従うと、「リンゴ」をはじめとした果物は、すべて「ファストの食品」に分類されます。今回の記事に出てきたなかでは「ヨーグルト」や「はちみつ」も「ファストの食品」です。

一方で、「シナモン」や「赤ワイン」、「アマニ油」などは「ニュートラル」と呼ばれる「ファスト」とも「スロー」とも組み合わせられる食品に分類されます。

「ファスト」と組み合わせることができない「スローの食品」には、肉や魚、米や小麦などの穀物類や、イモ類をはじめとした野菜の多くが含まれます。

そのため、「『リンゴは腸にいい』残念すぎる食べ方、意外な5NG」で触れたように、「サツマイモ」は腸活食材なうえに味の相性もいいのですが、「リンゴとの組み合わせはNG」だと「アダムスキー腸活法」では考えられているので、注意が必要です。

「『リンゴは腸にいい』残念すぎる食べ方、意外な5NG」 ※外部サイトに遷移します

サツマイモとリンゴの煮物(写真:yuriko/PIXTA)

サツマイモとリンゴの煮物(写真:yuriko/PIXTA)

「きれいな腸」は毎日の習慣の積み重ね

アダムスキー博士は「毎日の小さな習慣を大切にすることが腸の健康につながる」と話しています。

「1日1回果物を食べ、消化管の滑りをよくして日常的に『腸の汚れ』をとっていれば、断食や極端な『〇〇制限ダイエット」は必要ない』とも言っています。

みなさんも、リンゴのような身近で旬の食材を、「腸」を意識して食べるところから、「腸活」を始めてみませんか。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

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提供元:日本人は簡単、秋の腸活食材「リンゴ」食べ方5秘訣|東洋経済オンライン

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