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2021.10.26

「リンゴは腸にいい」残念すぎる食べ方、意外な5NG|日本人にも多い!「腸を汚す食べ方」とは?


健康にも美容にもいいと聞く「りんご」ですが、NGな食べ方や組み合わせがあるそうです(写真:my room/PIXTA)

健康にも美容にもいいと聞く「りんご」ですが、NGな食べ方や組み合わせがあるそうです(写真:my room/PIXTA)

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世界的に著名な自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏。1992年に発表された「アダムスキー式腸活メソッド」は、Google.itの食事法(ダイエット)部門(2017年)で「最も検索されたキーワードのベスト3」に選出されるほど、本国イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど、世界中で話題になっている。
日テレ系列「世界一受けたい授業」(5月22日放映)でも紹介され、「アダムスキー式腸活メソッド」をすべて解説した『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』は、日本でも9万部を超えるベストセラーになっており、大きな反響を呼んでいる。
訳者の森敦子氏が本書の翻訳を通して感じたのは、「食べ物は『何を食べるか』ではなく、『何と組み合わせて食べるか』が大事」ということ。
では、アダムスキー氏の提唱する「最高の腸を手に入れるための組み合わせ」はどうやって食卓に取り入れればいいのだろうか? 今回は、本書の翻訳を手掛けた森氏が「腸にいいはずの『りんご』の残念な食べ方」について解説する。

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腸にいい「リンゴ」は、「食べ合わせ」に注意

秋が深まり、スーパーや八百屋の店先には「リンゴ」が並ぶようになりました。

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風邪をひいたときや、お腹の調子が悪いときによく食べるリンゴには、「体やお腹にやさしいイメージ」があると思います。

実際、リンゴはビタミンCが豊富で疲労回復効果があるだけでなく、リンゴに含まれる水溶性食物繊維には便秘予防効果が期待できるといわれており、下痢をしたときにもお腹の調子を整えてくれる働きがあるのだそうです。

今話題の「アダムスキー式腸活法」を提唱するアダムスキー博士は、「リンゴは脂質の吸収を抑えてくれるし満腹感があるので、ダイエット中の方に特におすすめ」だと話しています。おいしいものが増えてついつい食べすぎてしまう秋に、リンゴはぴったりの食材なんですね。

ところが、アダムスキー式腸活法では、「体にいい食材も組み合わせる食材を間違うと腸の汚れの原因になる」と考えられているのですが、じつはリンゴにも、私たちがやりがちな「腸によくない残念な食べ方」があるのです。

そもそも、「アダムスキー式腸活法」というのは、食品を「下りてくるのが速い食品(ファスト)」と「下りてくるのが遅い食品(スロー)」に分け、この2種類を同時に摂取しないことで「腸のつまりを防ぐ」腸活法です。

このメソッドに従うと、「リンゴ」をはじめとした果物はすべて「ファストの食品」に分類されます。したがって、「スローの食材」である「小麦粉」や「米」「肉」「野菜」との組み合わせは避ける必要があります。

【✕組み合わせNG1】アップルパイ(リンゴ×小麦)

ミニアップルパイとりんご(写真:ginga_sora/PIXTA)

ミニアップルパイとりんご(写真:ginga_sora/PIXTA)

「アップルパイ」はリンゴを使ったお菓子の定番ですが、実は「アダムスキー式腸活法」ではNGだと考えられています。

理由は、「パイ生地」の中に含まれる「小麦粉」です。アダムスキー式腸活法では、「小麦粉」をはじめとした「米」などの穀物類は、「スローの食品」と考えられているため、「ファストの食品」であるとリンゴと組み合わせると「腸の中で食べ物が渋滞してしまう」と考えられているのです。

「リンゴジャムを塗ったパン」もNG

腸のためには、アップルパイだけでなく、「リンゴケーキ」や「リンゴジャムを塗ったパン」「マフィン」「クッキー」など、「リンゴ+小麦粉」を同時に摂取するものは避けたほうが賢明です。

【✕組み合わせNG2】リンゴとクルミのパン(リンゴ×ナッツ)

ドライフルーツ入り田舎パン(写真:matsun/PIXTA)

ドライフルーツ入り田舎パン(写真:matsun/PIXTA)

また、意外かもしれませんが「ナッツ」も「スローの食品」に分類されています。したがって、「リンゴ×ナッツ」もNGの組み合わせです。

カンパーニュパンなどでは「リンゴとクルミ」の組み合わせが定番ですが、残念ながらこれは「アダムスキー腸活法」ではNGと考えられています。

「フルーツの入っていないナッツ入りのパン」であれば「ナッツ(スロー)×小麦(スロー)」なのでOK。腸を詰まらせることなく安心して食べることができます。

リンゴと並んで秋の味覚とされている「サツマイモ」も、リンゴと組み合わせることが多い食材だと思います。

【✕組み合わせNG3】「リンゴとサツマイモ」(リンゴ×サツマイモ)

りんごとサツマイモの煮物(写真:熊爺/PIXTA)

りんごとサツマイモの煮物(写真:熊爺/PIXTA)

「リンゴとサツマイモ」の組み合わせは、味の相性がいいので、甘く煮て箸休めやおやつにしたり、ケーキやタルトにしたりする人も多いのではないでしょうか。

ですが、「アダムスキー式腸活法」では、「サツマイモ」をはじめとした「イモ類」は「スローの食品」に分類されるので、「ファストの食品」である「リンゴ」との組み合わせはNGとされています。

「サツマイモ」自体は、食物繊維が豊富でお通じをよくしてくれるうえに、「GI値」が低くて糖質が穏やかに吸収されるので、アダムスキー博士も「腸によい健康食材」としておすすめしています。

「リンゴとサツマイモ」は分けて食べれば「腸にいい」

「リンゴとサツマイモ」のように、「腸にいい食材同士」の組み合わせでも、「スロー×ファスト」の組み合わせであれば同時に食べるのはNG、「それぞれ分けて食べたほうがいい」と考えるのが「アダムスキー式腸活法」なのです。

【✕組み合わせNG4】ポテトサラダにリンゴ(リンゴ×じゃがいも)

ポテトサラダ・リンゴ入り(写真:misargo/PIXTA)

ポテトサラダ・リンゴ入り(写真:misargo/PIXTA)

イモといえば、「リンゴ」を「ポテトサラダ」に入れるという人も多いのではないでしょうか。ポテトサラダにリンゴを入れると、シャキシャキとした食感が加わっておいしいですよね。

けれども「じゃがいも」は「スローの食品」ですので、「アダムスキー式腸活法」では、「ポテトサラダにリンゴ」はNGだとされています。

ポテトサラダに入っている「きゅうり」や「にんじん」「卵」「ハム」などはほとんどが「スローの食品」ですので、ポテトサラダは「リンゴなしで作れば、「腸を詰まらせる」心配がなくて安心だと「アダムスキー式腸活法」ではされています。

最後にひとつ、私たちがつい忘れてしまいがちな盲点を紹介します。

【✕組み合わせNG5】食後のデザートに「リンゴ」

カットしたリンゴ(写真:kouta/PIXTA)

カットしたリンゴ(写真:kouta/PIXTA)

私たちが食べたものは、どんどん消化管を進んでいくのではなく、しばらくのあいだ胃にとどまり、そのあと小腸へと進んでいきます。したがって、食事の時に「ファスト」と「スロー」を分けて食べても、あまり時間を空けずに次のものを食べれば、お腹のなかで混ざってしまいます。

お腹のなかでも「スロー」と「ファスト」が混ざらないようにするには、「ファスト」のあとは1時間半程度、「スロー」のあとは4~5時間空けると安心だと、アダムスキー博士は話しています。

したがって、「スローの食事」の後すぐにデザートとしてリンゴを食べるのは、実はNG。

リンゴは「デザート」ではなく、「おやつ」として食事から4~5時間空けて食べるのがおすすめです。別の「ファストの食品」と組み合わせて、朝食にするのもいいと思います。

せっかくの腸活食材、「腸にいい食べ方」を知ろう

リンゴは便秘や下痢といった「お腹のトラブル」を解消してくれる「スーパーフード」とも言われていて、腸活中はぜひとも積極的に食べたい食品ですが、「アダムスキー式腸活法」では、「どんなスーパーフードも、消化管での滞在時間が長すぎると、腐敗して『腸の汚れ』の原因になりかねない」と考えられています。

「腸の汚れ」は、「便秘」だけでなく、「頭痛」や「不眠」「肌荒れ」や「免疫力の低下」といった思いもよらない体のトラブルを招きかねないとアダムスキー博士は話しています。

腸は、栄養を吸収したり、不要なものを排出したりするだけでなく、「自律神経の働き」や「免疫機能」にまでかかわっていると、『腸がすべて』の医学監修をつとめた澤田幸男医学博士(澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)も話しています。

みなさんも「アダムスキー式腸活法」を学び、「腸を詰まらせない食品の食べ方」を知り、「体の内側」から健康を手に入れてくださいね。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

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提供元:「リンゴは腸にいい」残念すぎる食べ方、意外な5NG|東洋経済オンライン

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