2021.09.07
【特集】人生100歳時代!今すぐできる認知症対策
人生100年時代。自分自身も、そして家族や周りの人にもこれからも元気でいてほしいですよね。
日本の認知症患者の数は、2025年には 65歳以上の約5人に1人になると言われています(※)。認知症は誰もがなる可能性があり、ご自身含め、家族や周囲の方にも起こり得る身近な病気のひとつです。
今回の特集では、今すぐできる認知症対策についてご紹介します。ぜひこれを機に認知症について学び、家族や周囲の方と一緒に、将来について考えてみてはいかがでしょうか。
※内閣府:3.高齢者の健康・福祉(https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/gaiyou/s1_2_3.html)
認知症ってどんな病気?
認知症とは?
認知症は、記憶や脳の認知機能(判断・計算・理解・学習・思考・言語など)が、日常生活や社会生活に支障が出るほど低下した状態をいいます。
さまざまな病気が原因で起こる症状で、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症などに分類されており、認知症患者の6割程度は、少しずつ症状が進行していくアルツハイマー型認知症であるといわれています。また、高齢者、女性がかかりやすいという特徴があります。
認知症にみられる4つの症状
認知症の症状には、認知機能障害、行動異常・精神異常が挙げられます。具体的な症状をみていきましょう。
■物忘れ
身の回りで起こったことが覚えられず、数分〜数カ月前のことが思い出せなくなります。認知症の初期症状で、進行とともに近い記憶から失われていくのが特徴です。
■失語・失認・失行
言葉がうまく使えない(失語)、目、耳、鼻など感覚器には異常がないのに、対象を正しく認識できない(失認)、運動機能に障害がないのに、うまく動作ができない(失行)といった症状です。
■実行機能障害
計画的に物事を進め、段取りをする能力が低下します。
■幻想・妄想
その場に存在しないものが見えたり聞こえたりする幻視や幻聴、自分でなくしたものを「誰かに盗まれた」と思い込むなどの妄想が起こります。
これらの症状が出る前に、今の自分が認知症の可能性があるか確認してみましょう!
最近頭がぼんやりする人?遊びながら認知機能をトレーニング♪
最近、なんとなく頭がぼんやりして、記憶力や注意力、思考力が衰えたように感じる…そんな中高年に向けて、遊びながら認知機能を高める方法についてご紹介します!
ど忘れ、名前が覚えられない……
認知機能とは、記憶、言語理解、注意、知覚、推論・判断といった5つの要素が含まれた「知的機能」を指します。
「言いたいことをど忘れした」「人の名前が覚えられない」「予定を忘れてすっぽかしてしまった」……そんな経験のある方は、認知機能の働きの中でも「記憶」の部分に弱さをもっている可能性があります。
年齢を重ねていくと、どうしても視野は狭くなっていきますし、判断力も衰えていきます。例えば、交通事故の高齢者割合の増加や、高齢者の振り込め詐欺被害などは身近な例です。
時間内にパパッと処理したり、判断したり、計算したり、記憶したりする能力を「流動性知能」といいますが、これはどうしても年齢とともに衰えていきがちです。
でも、まだ可能性はあります。この流動性知能は、年齢を重ねても鍛えることができます。そのためのトレーニングが「コグトレ」です。
コグトレとは、Cognitive(コグニティブ:認知)とTraining(トレーニング)の略称で、現在、小・中学校を中心に多くの教育機関で取り入れられています。
ここでは、「覚える」「数える」「見つける」「想像する」力を強化するための問題例をいくつかご紹介します。
「違いはどこ?」課題で「見て覚える工夫」を
こちらは「見つける」系の問題で、下記の例題は「違いはどこ?」です。
絵や写真を全体から見たり、細部に目を留めたりして、複数の情報の中から共通点はどこか、違いはどこか? どこにどんなものがあるのかを頭の中で整理することになります。この「視覚情報を整理する力」をアップさせるのが、「見つける」問題の狙いです。
視覚情報を整理することで、「見て覚える工夫」がうまくなりますので、記憶力の向上にもつながるはずです。
では、その他のトレーニング方法も見てみましょう♪
>今日からできる!その他の楽しくできるトレーニング方法はコチラ!
(?)に入るひらがなは?頭の体操クイズ
クイズに答えて、頭の体操を行いましょう。では、早速やってみましょう!
【問題】(?)に入るひらがなは?
下の画像をよく見てください。
ある関係性に基づいてひらがなが並んでいます。
難易度★★★☆☆
今日からできる!アプリで脳ケア
「ニューロトラック 脳ケア」は、科学的な観点で認知機能低下の早期発見から改善までをトータルで支援するアプリです。
このアプリを利用していただくことで、認知機能の健康維持をサポートいたします。
「ニューロトラック 脳ケア」でできること
認知機能テスト、生活習慣テストで自身の状態をチェックできる
「ニューロトラック 脳ケア」では認知機能テスト、生活習慣テストの2種類のテストを受けることができます。両方のテストを受けることで認知機能に関する総合的なテスト結果が確認できるようになります。
認知機能テストの中に複数のテストがあり、認知機能の各要素を計測しています。画像ペアテストは高度な視線追跡技術を利用し、画面上での眼球運動を追跡するテストになっています。
生活習慣テストは、認知機能に影響する6つの生活習慣である「食生活」「運動」「睡眠」「リラックス」「脳トレ」「交友関係」で構成されており、テスト結果から認知機能を改善するための課題を提案します。
定期的にテストを受けることで認知機能と生活習慣の変化を確認でき、認知機能の改善、維持を実感することができます。
こちらでは画像ペアテストについてご紹介いたします。
テストの所要時間は約10分(※)です。このテストは、ニューロトラック独自のアイトラッキングを使い、「認識記憶力」と「連想記憶力」を測定し、現在の状態を把握できます。※2020年9月時点のものです。
「認識記憶」とは以前に会ったことのある人の顔や訪れたことのある場所などを記憶する能力のことで、「連想記憶」とは情報と情報を結びつけて記憶する能力のことです。これらは、ある香りを嗅ぐと祖母を思い出したり、香水のブランドを思い出したりする時に使われる能力です。
さらに「ニューロトラック 脳ケア」では、認知機能テスト、生活習慣テストの結果を元にニューロトラック 脳ケアプログラムに取り組むことで脳の健康維持をサポートします。
ぜひ一度、どのようなものか見てみてください♪
いかがでしたでしょうか?
これからも自分らしく、そして健康に過ごすためにも、いま出来ることから始めてみませんか?
万が一、認知症と診断を受けた場合、なかなか人には相談しにくいものです。とはいえ、ひとりで悩みを抱えては、苦しくなってしまいます。大切な家族の介護をするときがいつ訪れても、迅速に的確な対応ができるよう、もしもの備えはとても大切です。ストレスのないケアができるよう、今からお金だけでなく、必要な情報をとりいれたり、環境を整えることをおすすめします。
SOMPOひまわり生命の「笑顔をまもる認知症保険」は、軽度認知障害・認知症に対する保障であなたとご家族をサポートします。さらに公的介護保険制度で要介護1以上の認定で一時金を受け取ることができる「介護保障」もございます。
>「笑顔をまもる認知症保険」についてはコチラ ※外部サイトへ遷移します
皆さんがいつまでも笑顔でいられる、そんな毎日をサポートできる情報をこれからもご提供してまいります。次回の特集も楽しみにしていてください♪
記事に関するご意見、ご感想がございましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。また、特集についてリクエストも受け付けております。