2021.04.19
33歳「腸活おばけ」モデルの「腸にいい食事」3選|「自宅で」「身近な食材」で今日からできます!
心のあり方を変える腸活、誰でもすぐに始められる3つの方法は?(写真:筆者提供)
世界的に著名な自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏。1992年に発表された「アダムスキー式腸活法」は30年近く欧州で愛され続け、その「腸活メソッド」を紹介する著作は、本国イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど世界中で話題になっている。
「アダムスキー式腸活メソッド」は、Google.itの食事法(ダイエット)部門(2017年)で「最も検索されたキーワード」ベスト3に選出されたほどで、その全メソッドを記した著書『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』は、日本でも5万部のベストセラーになるなど話題を呼んでいる。
「『腸がすべて』には、私が実践していることがたくさん書かれています」と語るのは、美腸プランナーの資格も取得し「腸活モデル」として大活躍中の加治ひとみさん。「奇跡のアラサー女子」とも称される加治さんに、第1回「奇跡のアラサー女子『腸活で人生変わりました』」に引き続き、話を聞いた。
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「奇跡のアラサー女子『腸活で人生変わりました』」 ※外部サイトに遷移します
「腸活」を続けることで「心のあり方」が変わった
20代前半、むくみや便秘をはじめ心身の悩まされていた私は、ある時医師の先生から、体のメンテナンスの一環として、「食事」を見直すことを教わりました。「今の行いが、3年後、6年後の加治さんを作るんだよ」と。
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そこで、日々の「食事」を見直すことで、腸内環境を整え、「健康な身体」づくりを目指す「腸活」を始めたところ、「体の調子」がぐんと良くなるだけでなく、「考え方」までポジティブなり、いっきに人生が開けていきました。
いまの私のキーワードは、「心の免疫力を上げるために、体の免疫力を上げる」こと。こういう時代を強く柔軟に生きるために、「腸活」は不可欠だと思っています。
いまでは「腸活おばけ」「腸活女王」なんて呼んでいただいたりしています。最初はびっくりしましたが、今となっては嬉しいですし、ありがたいと思っています。
「腸活」を続けていることで「心のあり方」が大きく変わりました。体やお肌が目に見えて変化したり、便秘が解消されたりすると、それが楽しくなって、「心も同時に上向きになってくる」という不思議な経験をしたのです。
このコロナ禍で生活が変わり、心身のバランスが崩れてしまっている人も少なくないと思います。
今回は、「人生を変える腸活」をみなさんにも始めていただきたく、私がおすすめする腸活法の中から、今からでも手軽にできる「3つの超基本」を紹介しましょう。
まず、私がとくにおすすめしているのは、「朝、1杯のお白湯を飲むこと」です。
お白湯は「免疫力」を高め「自律神経」も整える
【1】朝、1杯の「お白湯」を飲む
湯飲みに入れたお白湯を15分ほどかけて飲むのですが、携帯電話を見たり、ニュースを見たり、愛犬をなでたりしながらでもいいですし、朝の贅沢な時間を自分で確保して、心をリラックスさせることが大切です。
私は、「朝をどう過ごすかで1日が決まる」と考えているのですが、このお白湯を飲む時間は、その日のベースを作ってくれます。余裕をもって出かけることができると、1日を有意義に過ごせるのです。
お白湯は、体をあたため、「免疫力」を高めますし、「自律神経」も整います。女性も男性も年齢とともに代謝が悪くなり、やせにくくなる方が多いのですが、そういった体質の改善にもなります。
習慣化してくると、お白湯を飲むことが「日常動作の1つ」になって、歯を磨くことと一緒になっていきます。そうなればこっちのものです。楽しく長く続ける。腸活でいちばん大切なことは、「短期」よりも「長期、生活の一部」にしていくことだと思っています。
【2】誰でも今日からできる「コンビニ腸活」
私はよくコンビニも利用します。男性でも手軽にコンビニでできる「腸活メニュー」もありますよ。
加治さんの食卓によく並ぶ「お豆腐キムチ納豆」(写真:筆者提供)
例えば、お豆腐を買って、それに納豆とキムチをのせて、海苔やかつお節をかけるだけで、「腸活おつまみ」になりますし、お腹にもたまります。
食物繊維を取るために、レタスやキャベツなどのカット野菜のパックは便利ですが、ひじき、きんぴらの煮物を混ぜ合わせると、お惣菜のようになって食べやすくなります。プラスアルファで、アマニオイルやオリーブオイルをチョイ足ししてもいいでしょう。
サラダが苦手な方は、玄米などのおにぎりをほぐして、ひじきの煮物と混ぜ合わせることで、混ぜご飯になり、満足感のあるメニューができます。
「奇跡のアラサー」とも呼ばれる加治さんは、「食事」を見直し「腸活」を始めたことで「人生が変わった」と断言しています(写真:筆者提供)
私は、コンビニで買ったお味噌汁に、焼きのりをちぎって、アオサ代わりにたっぷり足したりします。海藻類は水溶性の食物繊維なんです。お味噌汁には納豆を入れてもおいしいですし、風味としてごま油を足すのもいいですよ。
「水溶性の食物繊維」+「発酵食品」+「良質のオイル」の組み合わせになって、腸活としてバッチリです。具を足して、食べごたえのあるボリュームにしてしまえば、食べすぎも防げます。
最近はコンビニでキノコ類も買えますよね。腸活をするうえでキノコは大切な食材です。私はよくコンビニで買って、ごま油で炒めてけんちん汁にしたり、麹で炒めてレタスでくるんだり、ハーブでグリルしたりします。
3つめは「『チートデイ』では炭水化物も食べること」です。
【3】「チートデイ」には炭水化物も食べる
私は、「炭水化物」もしっかり取っています。炭水化物の中でも、とくに小麦は、腸の柔毛にくっついて汚れとして蓄積されやすいのですが、大体、美味しい料理って炭水化物なんですよね(笑)。
「美腸プランナー」「腸活モデル」として活躍する加治ひとみさんは 「腸活女王」「腸活おばけ」や「奇跡のアラサー」とも呼ばれています(写真:筆者提供)
ただし、炭水化物は、良質のオイルや水溶性の食物繊維を先に取ることで、腸にくっつきづらくなります。
私は「チートデイ(好きなものを食べてもいい日)」に、ピザを食べたりもしますが、そういったことを考えてメニューを組み合わせたり、水溶性の食物繊維のサプリを先に飲んだりしています。焼肉も食べますが、お米はやめてお肉だけを堪能したりしますね。
翌日は、体をリセットする感覚で炭水化物は抜いて、自家製のスムージーを飲んだり、デトックスを意識した消化にいいものを作ったりしてケアします。
お野菜たっぷりの消化にいい温かいスープや、食物繊維、発酵食品、グリルで組むことが多いですね。老廃物を排出してくれるケールやフルーツなどもいいと思います。
みなさんも「腸と会話」しましょう!
よくテレビで「腸と会話します」と言って笑われてしまうんですけれど、やっぱり、体が重かったり不調を感じたりするのは、体が悲鳴を上げている証拠です。
「体の声」はきちんと聞いて、自分に合ったことをやろうと意識しています。
体を強く作っていくことは、心を強くしていくことと通ずるものがある、「腸活は心も救ってくれるんだ」と感じています。
「体と心の免疫力」を上げる腸活、ぜひみなさん試してみてください。
(構成/泉美木蘭)
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提供元:33歳「腸活おばけ」モデルの「腸にいい食事」3選|東洋経済オンライン