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2021.02.09

「最高の腸活おやつ」、日本人に身近な簡単3食品|「ダイエット中でもOK!」上手な食べ方も紹介


さつまいもの「皮」には、お通じをよくする「食物繊維」が多く含まれています(写真:ささざわ/ PIXTA)

さつまいもの「皮」には、お通じをよくする「食物繊維」が多く含まれています(写真:ささざわ/ PIXTA)

世界的に著名な自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏。1992年に発表された「アダムスキー式腸活法」は30年近く欧州で愛され続け、その「腸活メソッド」を紹介する著作は、本国イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど世界中で話題になっている。

「アダムスキー式腸活メソッド」は、Google.itの食事法(ダイエット)部門(2017年)で「最も検索されたキーワード」ベスト3に選出されたほどで、その全メソッドを記した著書『腸がすべて』は、日本でも翻訳され、4万部のベストセラーになっている。

訳者の森敦子氏が本書の翻訳を通して感じたのは、「食べ物は『何を食べるか』ではなく、『何と組み合わせて食べるか』が大事」ということ。

では、アダムスキー氏の提唱する「最高の腸を手に入れるための組み合わせ」はどうやって食卓に取り入ればいいのだろうか? 今回は、訳者の森氏が、「ダイエット中でも積極的に食べたい腸活おやつ」について解説する。

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ダイエット中でも「おやつ」を食べてほしい

健康に気をつけている方のなかには、ケーキやチョコレートなどの「甘いもの」を避けている方もいるかもしれません。

『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』

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でも、ヨーロッパを中心に世界各国で話題となっている「アダムスキー式腸活法」では、スイーツを食べることを禁止していません。むしろ、フルーツやビターチョコレートは「食べたほうがいいスーパーフード」として紹介されています。

そもそも、「アダムスキー式腸活法」の根幹にあるのは、食品を「下りてくるのが速い食品(ファストの食品)」と「下りてくるのが遅い食品(スローの食品)」に分け、毎回の食事で「『食材の組み合わせ』を『正しく選ぶ』ことで腸に負担をかけず、『腸を詰まらせない』」というものです。

「消化の速い『ファストの食品』」に分類される主な食品には、「果物」「ヨーグルト」「はちみつ」などがあります。「肉」「野菜」「穀物(米や小麦粉など)」「ナッツ」といった、それ以外の多くの食品が「消化の遅い『スローの食品』」に分類されます。

「この2つを同時に食べないのであれば、甘いものを食べても大丈夫!」というのがアダムスキー博士の「腸活メソッド」なのです。

今回は、「アダムスキー式腸活メソッド」にのっとった「ダイエット中でも食べてほしい!腸活おやつ3選」を紹介します。

1つ目のダイエット中でも食べてほしい「最高の腸活おやつ」は「焼き芋」です。

さつまいもは「皮」に多くの「食物繊維」が

【最高の腸活おやつ1】皮ごと食べよう!「焼き芋」(「スローの食品」)

寒い季節に美味しい「焼き芋」。「さつまいもを食べるとお通じがよくなる」と昔からいわれていますが、お通じをよくする「食物繊維」が多く含まれているのは、実は「皮」。アダムスキー博士も「さつまいもは皮ごと食べる」ことをおすすめしています。

さつまいもの食物繊維には、腸の動きを活発にする効果のほかに、コレステロールや血糖値を下げる効果があるので、腸の健康のためには、さつまいもはよく水で洗って、皮ごと食べるのがおすすめです。

また、「じゃがいも」よりも甘い「さつまいも」ですが、実は「GI値」という食後血糖値の上昇を示す値は、じゃがいもよりも低いというから驚きです。ブドウ糖が穏やかに吸収されるので、「食後の血糖値の上昇」が緩やかになり、脂肪が体にため込まれにくくなるのだそうです。じゃがいもよりも甘いのに、うれしい健康効果があるんですね。

「さつまいも」は消化の遅い「スローの食品」。同じく「スローの食品」である小麦粉や卵と組み合わせて、「タルト」にしたり「スイートポテト」で食べたりするのもいいですね。

アダムスキー博士のおすすめは、「オリーブオイル」と組み合わせること。さつまいもに多く含まれる「カロチノイド」の吸収がよくなるのだそうです。さつまいものポタージュに、オリーブオイルをかけると、「日本人も大好き『最高の腸活スープ』、超簡単4品」(2021年2月3日配信)でも紹介したように「最高の腸活スープ」になります。

日本人も大好き「最高の腸活スープ」、超簡単4品 ※外部サイトに遷移します

「アダムスキー式腸活法」では、「腸に『汚れ』をため込まないこと」「腸の状態を清潔に保つこと」を最も大切にしています。

そのため、腸活の第1段階では、「たまっていた『腸の汚れ』をはがすこと」を目指します。

このときに活躍してくれるのが「フルーツ」です。消化管にこびりついた汚れを溶かす「パイプ洗浄剤」の役割を果たしてくれる、とアダムスキー式メソッドでは考えます。アダムスキー博士は「1日1回フルーツを食べ、消化管の滑りをよくして日常的に『腸の汚れ』を取ること」をすすめています。

腸活をはじめたばかりの人は「1日1回フルーツ」を!

【最高の腸活おやつ2】手軽にとれる「ドライフルーツ」(「ファストの食品」)

とはいえ、外出が多い方や一日中オフィスにいる方は、なかなか生のフルーツを食べるのは難しいと思います。

そんなときにうれしいのが、「ドライフルーツ」です。いちじくやナツメ、あんずやプルーンなど、さまざまな種類のドライフルーツがあり、最近はコンビニでも小分けのドライフルーツが売られていてとても便利ですね。

「アダムスキー式腸活法」では、食べ物を消化の速い「ファストの食品」と、消化の遅い「スローの食品」に分けて食べますが、フルーツは、ドライにしたり、ジュースにしたり、ジャムにしたりと、加工をしても「ファストの食品」のまま。形が変わっても、積極的に摂取することをすすめています。

ドライフルーツというと、よくナッツとセットで売られていますが、実は、ナッツは「スローの食品」。ドライフルーツとナッツを一緒に食べると、消化に必要以上に時間がかかり、腸を汚してしまう恐れがあるとアダムスキー式メソッドでは考えます。ナッツとドライフルーツは、タイミングをずらして食べるのをすすめています。

また、フルーツの選び方で気をつけていただきたいのが、少数ですが例外があることです。「ココナッツ」や「アボカド」は「スローの食品」になりますので、フルーツを選ぶときには注意しましょう。

最後のダイエット中でも食べてほしい「最高の腸活おやつ」は「フルーツヨーグルト」です。

【最高の腸活おやつ3】フルーツヨーグルト(「ファストの食品」の組み合わせ)

乳酸菌を多く含み、腸内環境を整えるといわれている「ヨーグルト」。これは消化の速い「ファストの食品」です。

ヨーグルトと、同じく「ファスト」に分類される、腸の掃除人「フルーツ」と組み合わせれば、「最高の腸活おやつ」になります。これもまた、スーパーやコンビニでお手軽に買えるのがうれしいですね。糖分を控えたい方は、「ブルーベリーヨーグルト」など「GI値の低いフルーツ」の入ったものを選ぶとよいでしょう。

最初からフルーツ入りのヨーグルトを買うのではなく、プレーンのヨーグルトに、生のフルーツやフルーツジャムと組み合わせるのもおすすめです。同じく「ファスト」に分類される「はちみつ」をかけるのもいいですね。

「アダムスキー式腸活法」に「食べてはいけない食材」はない

世の中には「カロリー制限ダイエット」や「糖質制限ダイエット」など、たくさんの「○○制限ダイエット」がありますが、「アダムスキー式腸活法」が魅力的なのは、あくまで「食べ合わせ」を重視し、あれもダメこれもダメという「食べてはいけない食材」を列挙するものではない、という点です。

アダムスキー博士は「必要なのは、『節度ある食べ方』をすること、そして普段の食事の中で『ほかの食品とどのように組み合わせるべきか』を知っておくことです」と述べています。

甘いものも「完全に我慢する」のではなく、「程よい量」を「適切なタイミング」で食べることで、十分、腸をきれいな状態に保つことは可能、ということです。

みなさんもぜひ「アダムスキー式腸活法」を学び、ただ甘いものを我慢するのではなく、上手に付き合いながら、「腸を汚さない」健康な体と食生活を送ってみてください。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

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【あわせて読みたい】※外部サイトに遷移します

日本人なら簡単「最高の腸活」、食べ合わせ5品目

「腸に無知すぎる日本人」食事術、残念な5大誤解

「最高の腸活」スーパーフード、意外すぎる5食品

提供元:「最高の腸活おやつ」、日本人に身近な簡単3食品|東洋経済オンライン

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