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2020.09.25

「眠りが浅い人」が熟睡できるほんの少しのコツ|1日中使った脳と体は、なかなか休まらない


眠りたくてもなかなかぐっすり寝られない。そんな人はどうすればよいのでしょうか(写真:naka / PIXTA

眠りたくてもなかなかぐっすり寝られない。そんな人はどうすればよいのでしょうか(写真:naka / PIXTA

周りの環境が気になって、なかなか寝つけない。そんな人も多いのではないだろうか。だが、きちんとした睡眠をとらないと、脂肪をため込む原因にも繋がってしまう。山田BODY氏、初の著作『がんばらなくていい!しっかり寝るだけ! 最高の睡眠ダイエット』から一部抜粋・転載し、熟睡するための睡眠のコツを紹介する。

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今あなたが寝ている環境を思い出してください。隣に寝ているパートナーの動きや音が気になる、足や指先がいつも冷えている、枕がフィットしていない……など実は気になることがあるという人が多いはずです。日中に動かした体と情報を収集して疲れた脳を休めたいのに、こんな状況では質の高い睡眠は得ることができず、睡眠不足で脂肪をため込んでしまう体になってしまいます。

寝つきをよくして、睡眠を持続させるには体の内部の温度である「深部体温」を約1度下げる必要があります。深部体温は〝上げた分だけ下がる〟という性質があるので、寝る90分前に入浴をして、一度体温を上げておき、睡眠時に下がるように調節しましょう。また手足から体温を放出するので、基本的には靴下などを履かない方が深い睡眠に入ることができ、最初のノンレム睡眠の質がグッと高まります。

首のくぼみに合った枕がオススメ

寝具は硬すぎず柔らかすぎないものがおすすめです。立っている状態をそのまま仰向けにした姿勢が、無理のない寝る姿勢になります。ですから、適度な硬さの敷布団、そして首のくぼみに合った枕がおすすめです。

首に合う枕がないという人は、バスタオルで枕を作るのもおすすめです。バスタオルを縦半分に折り、クルクルと端から巻いて首と後頭部の間のくぼみにフィットする高さになればOKです。

タオルを巻いた方を首のくぼみに入れて枕代わりにしましょう。1日の1/3を過ごす寝室だからこそ、ベストな環境を整えておきたいですね。

寝ている間に代謝がされているからといって、食事のケアを怠るのは、もったいないことです。私がエクササイズを指導している方たちに伝えている食事のケアで一番大切にしているのは、「朝は多くの栄養を摂れるようにバランスのよい食事をする」ということです。

朝起きて、体重計に乗って体重が減っていると、つい「朝食を抜いてもっとダイエットを加速させよう!」と考えてしまいがちです。しかし、これが大きな落とし穴なのです。寝ている間にしっかり代謝が行われると、朝起きたときには前日の食事で摂取したエネルギーはほとんど残っていません。

朝食を食べずエネルギーが不足したままの体は筋肉を分解し、それをエネルギーの源とする「糖新生」を行います。つまり、朝ごはんを食べないとせっかく前の晩に筋肉を刺激し、成長ホルモンによって筋肉を鍛えたにもかかわらず、それがエネルギーとして使われてしまうため、筋肉量が落ちてしまうのです。筋肉量が減れば、基礎代謝も下がり、自然とやせる体が作れなくなるどころか、脂肪をため込む体となってしまうのです。

糖新生以外に、インスリンの過剰分泌も危険です。仮に6時間寝て、朝食を抜いて昼まで我慢をしたとすると、約12時間はなにも口にしていないことになります。そうなると血糖値がどんどん下がってしまい、その分、次に食事をしたときに急激に血糖値が上がり、「インスリン」が過剰に分泌されることになります。

インスリンは肥満ホルモンともいわれ、血糖値が急激な乱高下を繰り返すたびに肥満ホルモンが分泌され、ますます脂肪をため込みやすい体になってしまうのです。

日常の動作を大きくしてみる

ちなみに食べたものを消化吸収するのにもエネルギーは消費されます。タンパク質は約6時間、食物繊維は約3時間、炭水化物は20分から2時間程度で消化されます。より代謝をアップさせるなら、積極的にタンパク質や食物繊維を摂ってください。食事時間や、食事の選び方でも、自らやせる体は作れるのです!

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僕がおすすめするのは日常の動作をすべて大げさにすることです。毎日の通勤や通学時の歩行、掃除をするときの動きなど、日常行っている動作を少し大きくするだけで、消費カロリーをアップさせることはできるのです。ちなみに普通に歩くより、早めに大股で歩くだけで、なんと消費カロリーは1.4倍になるといわれています。

日常の動作を大きくすることで代謝&筋力アップさせて、基礎代謝をさらに上げて寝ている間にもっともっと燃える体を作りましょう。

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提供元:「眠りが浅い人」が熟睡できるほんの少しのコツ|東洋経済オンライン

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