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2017.02.01

猫背・口角下がりは幸せホルモン不足かも!朝ヨガとほほえみのすすめ


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日照時間の短さから、遅い日の出を迎える今の季節。キーンと冷たい空気も手伝って、なかなかベッドから出られない…と、実感されている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。こんな季節にこそ、朝ヨガの習慣、プラス毎日のちょっとした行動で、寒さに負けず、幸せ感度の高いいきいきとした毎日を送ることができます。

朝ヨガというとハードルを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、朝ヨガはあくまで1日を笑顔でいきいき過ごすための手段の1つ。「朝ヨガしなくては…!」と追われる必要はありません。ぜひ気軽にチャレンジしてみて下さい。

心を安定させ、目覚めをサポートする「セロトニン」

まずはじめに、今回のキーワードになる「セロトニン」について少しご紹介します。

セロトニンは脳内神経伝達物質の1つで、アドレナリンやドーパミンとともに三大神経伝達物質といわれるもの。その働きは、別名「幸せホルモン」とも呼ばれるように、身体の各種機能を正しく保つ神経群、自律神経のバランスを整える働きの他、感情を上手にコントロールしたり、ストレスがあってもうまく対処できるような平常心を保つという、ポジティブに生活するためには必要不可欠なものです。

また、“活動的なモードに切り替える覚醒物質”の役割も担います。人間の体内時計の周期は24時間~25時間(平均24時間10分)と、日々誤差が生じているのですが、太陽の光を浴びることでセロトニンが分泌され、毎日の小さな時差ボケを修復し、体内時計がリセットされています。

体内時計がうまく働くことで休息と活動のメリハリのある生活が送れる一方、体内時計が乱れるとなかなか寝つけない、寝つけたとしても眠りが浅く熟眠感がない、目覚めが悪いなどの支障が出てきます。忙しく働き、眠る時間も日によってバラバラという方も多いと思いますが、そんな方にこそセロトニンは重要です。

美姿勢とほほえみでセロトニンUP?セロトニン分泌に必要なこと

セロトニンが分泌されるために必要なことは、太陽の光を浴びることの他、腹式呼吸やリズムを伴う運動や歩行によっても分泌されます。
正しい姿勢をキープするために使う、背中・お尻・太もも・ふくらはぎといった大きな筋肉は「抗重力筋」と呼ばれ、その名の通り、地球の重力に抗うための筋肉。これらを鍛えることで脳に指令が届き、セロトニンの分泌をうながします。

ちなみに、顔にも抗重力筋が多くあることから、このセロトニンの分泌が足りない方の特徴は、口角が下がり、猫背の傾向にあります。忙しくて「への字口」になっている人や、身にこたえる寒さで、ついつい猫背が癖になっている人は、日中、美しい姿勢とにっこりと口角を上げたほほえみの表情を意識するだけでも、気持ちがシャキッと前向きに切り替わります。

ヨガの極意、「行動が感情を作る」!

ほほえむ、姿勢を正すなど、自らちょっとした「行動」を起こすことが、感情を切り替える手立てになるのは経験している方も多いはず。心身一如(心と体は繋がっている)というエッセンスから成り立つヨガのテクニックには、”Motion Creates Emotion.(行動が感情をつくる)”という考え方があります。それは「健康で幸せだから、笑う」のではなくて、「笑顔でいるから、幸せになる」という心の在り方を目指すものです。

そして、最後にもうひとつ。ポジティブな意識と比例して、日中の活動が意欲的になったり、適度な運動習慣がつくことによって、身体が意識的に疲れてくると、脳の中に「睡眠物質」が溜まり、夜ベッドに入ると眠くなるという自然なリズムが整う、好サイクルも生まれます。暖かいベッドから抜け出すのは躊躇してしまいますが、その後にやってくる爽快さをイメージしながら、思い切って行動してみませんか?

次回の記事では「朝にオススメなヨガのポーズ」を実践形式でご紹介します。

photo:Thinkstock / Getty Images

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村上華子

ヨガインストラクター。日本にパワーヨガを広めた立役者、綿本彰氏のもとでヨガを学び、2008年ヨガ仲間とともに「HASYOGA(ハスヨガ)銀座」を設立。都内ヨガスタジオでレギュラークラスを担当する他、各種ヨガイベントにも出演中。また、雑誌やWEBでヨガネタを執筆するライターとしても活動の場を広げる。2012年に第一子を出産後は、マタニティヨガや女性の健やかさを育むヨガの探求にも熱を傾ける。

提供元:猫背・口角下がりは幸せホルモン不足かも!朝ヨガとほほえみのすすめ|Fuminners

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