2017.01.26
「しないこと」を決めるが勝ち!追われずに美腸習慣を続けるコツ
こんにちは。日本美腸協会の代表理事の小野咲です。
皆様は、今年の目標は立てましたか?私は日本美腸協会の講師の先生と、今年の抱負をお互いに発表しました。昨年、認定講師の先生と発表した目標がほぼ全員が叶っています。
目標の叶え方にはいろいろな方法がありますが、「やりたい」で始めたことがいつの間にか「ねばならない」になって、追われるようになっていた…なんて経験はありませんか?目標とは、出来るようになることだけでなく、「やらない」「しない」ことを決めることも大事ですよね。
特に、生活習慣に関わることは、「しないこと」を決めた方が意外と続けやすかったりもします。今回は、美腸のために「しないほうが良いこと」をお伝えします。日常生活で何気なくやりがちな習慣が、実は美腸を遠ざけていることも多いです。それに、「○○しよう!」と新しいことにチャレンジするより、「○○はしない」と決めた方が行動がシンプルに変わる気がしませんか?
実際に、NG習慣を改善するだけで腸が楽になってくることもあります。ご自身の生活を振り返って、何か1つでも「しないこと」を決めてみましょう。
「しないこと」食事編
1.朝の食事を抜くこと
食事を抜くことは、腸の規則的な運動に影響を与えるため、基本的には避けていただきたいです。特に、その中でも朝食を抜くことは、一番避けたいこと。1日の胃腸活動のスタートが切れません。朝食が摂れないときは、水分を多めに摂ったり、簡単なフルーツやスープでも代用できます。
朝の食事は、胃腸が1日元気に動いてくれるためのスイッチだと意識してみてください。
2.1回量が腹十分目でお腹いっぱい食べること
胃腸にとって嬉しいことは、食事の一回量が少ないことです。よく腹八分と言われていますが、六分目くらいがベストだと私は考えています。なぜなら、消化にかかるエネルギーが少ないと、消化に使う予定のエネルギーを免疫アップや代謝アップに使うことができるからです。
寝るだけでダイエットできるなどの理論も同じです。カロリーや栄養バランスはしっかり摂りながら、量を抑えることができればいいですね。
ただ皆様もよくあると思いますが、会食やお出かけで一回の食事量が多くなった場合は、次の食事で調整していただくことが望ましいです。たまに、お客様で1日単位や2日間単位で食事を調整される方がいますが、太りやすくなったり、代謝が下がったりするため、1日の中での調整がお勧めです。特に何もイベントがない日は、腹六分目くらいを心がけてみてください。
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3.水分をコーヒーやお茶などで摂っていること
「しないこと」服装編
1.お腹を冷やす服装
皆様、腹巻は使っていますか?私は、年中腹巻をしています。お腹を温めることで、お腹の調子を良くするだけでなく、リラックス効果や仕事の効率がアップしますよ。
皆様もご存じのとおり、お腹を冷やすことは、腸への刺激となり、腸のトラブルが多く起こります。1回冷えてお腹が下ると、元に戻るのに約1週間かかります。お腹は温めておいて損はないですね。
2.手足を冷やす格好
手足が温かいと身体がリラックスし、腸が動きます。寒い季節は、どうしても身体の中心に血液を集め、大事な臓器を温めようとします。そのため末端の手足から冷たくなります。
ぜひしっかり防寒対策をしましょう。カイロを持ったり、手袋をしたり、あったか仕様の靴下やタイツをはくなどちょっとした対策でお腹の動きが良くなってきますよ。
「しないこと」日常生活編
1.朝のトイレや便意を逃すこと
朝のトイレは重要です。朝トイレのチャンスを逃すと仕事がはかどらず、脳も1日ぼーっとしていることもあります。自分が「出したい!」と思った時に便意がやってくるとは限りませんから、チャンスを逃さないことが最大かつ唯一の対策です。
そのためには、朝の布団の中での一工夫がおすすめ。お布団の中で足を曲げたり、お腹をねじったりしてみてください。腸が刺激され、お出かけの支度中に便意がやってきます。
寒い朝はなかなか布団から出られない方も多いと思いますが、そんな方にこそお勧めの簡単な運動です。
2.リラックスすることがなく常に忙しくしていること
お腹の動きで重要なことは、リラックスです。リラックスといっても、脳の神経が副交感神経に切り替わることが重要です。脳が幸福感に満たされるとき、腸の動きがよくなりますが、ずっと考え事をしているときは、交感神経優位のままです。
交感神経にスイッチが入りやすいといわれる現代人にとって、副交感神経にスイッチをいれることは難しいです。ですから、効果的なのは何か没頭できることを持つこと。運動や趣味に没頭することで脳が考え事を止めます。身体のリフレッシュより、脳のリフレッシュを意識してみてください。
皆様、いかがでしたでしょうか。「しない」と決めることだけでも腸への良い効果がたくさんあります。美腸のためには、新しい方法を試すだけでなく、「しないこと」を決めて、手放すことも大事。
まずはこの機会に、「しないこと」の決断をしてみても良いと思いますよ。
photo:Thinkstock / Getty Images
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著者プロフィール:一般社団法人 日本美腸協会 代表理事 小野咲
小児救急医療、便秘外来の看護師の経験から腸の大切さに気付き、オリジナル技術『美腸エステ®』を開発。美腸サロン「GENIE」を開設し、その翌年、2013年に一般社団法人日本美腸協会を設立。 「美腸プランナー」という認定資格をつくり、オリジナルの美腸エイジング技術を世の中に広げる活動を続ける中で、約4000人以上のお腹に悩みをもつ女性に関わる。現在は、自己免疫力アップの可能性にも着目しつつ、美腸に関わる方の可能性を広げ、腸から健康で幸せになる人をさらに増やすべく、活動の幅を広げている。最近では、テレビ「バイキング」や雑誌「an・an」などで監修多数。 一般社団法人美腸協会:http://www.bicho-kyoukai.jp/
提供元:「しないこと」を決めるが勝ち!追われずに美腸習慣を続けるコツ|Fuminners