2019.08.08
「食事前の水分」の法則
夏バテで食欲が落ちた・・・。逆にいいダイエット!なんてことをよく言いますが、栄養が摂れていない状態はやる気も起こらず、元気に夏を乗り切ることはできません。
ただし、これと同じ論理で、空腹を満たし、満足感を得られることができたら、暴飲暴食を抑えることができたら・・・???
今回は「食事前の水分の法則」。
まず、空腹感はなぜ起こるのか?ということですが、これは胃酸の仕業のようです。
「胃の中が空っぽになると、胃酸の分泌が活発になって胃壁を刺激する。この刺激が脳に伝えられて食欲中枢を刺激し、空腹感が生み出される。」のだそうです。
この空腹感をうまくコントロールできれば、いいわけですよね。
胃酸の分泌は「何かを食べる、胃に何かを入れてやる」ことで解消されます。
一気にごはんやおかずに手を伸ばしたいところですが、ここでスープや飲み物などを先に口にすることで、空腹感が落ち着くわけです。
飲み物などを摂りすぎて胃酸が薄まり、食べられなくなるのが「夏バテ」です。
ここまで行くと今度は胃の消化吸収力も弱くなってしまいますから、負担のない、温かいスープや飲み物、刺激の少ないものを胃に入れてやるのがいいでしょうね。
「食事の30分前にミネラル豆乳(豆乳+野菜ジュース)を飲むようにしたところ、暴食するのが減りました。」という声も聞いたことがあります。
温かいものは一気に飲むのをおさえられ、クーラーで冷やされたからだを温めてくれる効果もあります。 夏の水分補給と胃腸の関係を知って、健康的に美しく、夏を乗り切っていきましょう!
文/じゅんこりん
1980年1月生まれの山羊座。広島生まれ、広島育ち。名古屋の大学を出て、広島の国立病院勤務、ワコールの管理栄養士を経て再び病院勤務でメタボ予防に携わっている。小さいときからチョコ好き。その他、太るといわれるものはほとんど好き。食いしん坊はいまだかわらず、B級グルメが大好き。
イラスト/いしわたりきわこ
東京生まれ。テキスタイルデザイナーを経て、コピーライター、ライター、イラストレーターに。渾身の著書「駅弁の旅」、「ぜいたくはひとりごはん」共著に「東京ナチュラルスイーツ」、「おいしいごはんの店~自然派レストラン全国ガイド」などがある。
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