2018.10.02
こんなに簡単!ウォーキング効果を高める「歩きの姿勢」の秘密、大公開!
ウォーキングの素晴らしい効果の1つとしてよく挙げられるのが「ダイエット」です。しかし、実際やってみると効果をあまり感じられなかったり、逆に身体を痛めて断念していしまった人もいるのではないでしょうか?
実はウォーキングを安全で効果的に行うための要は『姿勢』にあるのです。
今回はトレーナーのTedさんに教わった、歩きの基本となる『姿勢』のチェックポイントと簡単なレッスン方法をみていきましょう!
歩きの要はなによりも姿勢にあり!
崩れた姿勢のまま歩くのは危険!
街を歩いている人たちを観察するとわかりますが、同じように歩いているように見えてもみなさん十人十色。さまざまな歩き方をしています。
ですが、特に最近多いのが姿勢が乱れたまま歩いている人たちです。
こんな写真のような歩き方をしていませんか?
この写真は少し大げさですが、最近の方はスマートフォンを見ながらの移動や低い位置にあるノートパソコンの画面を覗き込むように働いているせいか、猫背で首が前に落ちているストレートネックの方が多いように感じます。
この崩れた姿勢のままいくら頑張って歩いても効果が出にくいどころか、関節などに変な力が加わって不調につながるケースもあります。
よく私は「猫背は万病の元」と言っているのですが、猫背のままだと呼吸が浅くなり自律神経や心にもあまりいい影響を及ぼしません。
ちなみに歩きながら姿勢を正すのは、なかなか難しいものです。そこで歩く前に姿勢を整えて行くことにしましょう。簡単ですから、肩肘を張らずに試してください。
完全解説:これがウォーキング前にとる正しい姿勢
まずは上の写真をご覧ください。
ポイントとしては、下から積み上げるように一直線になっていることです。ビルを見てもらうとわかると思いますが、しっかりとした土台に、まっすぐ立っているからこそ丈夫な構造になっています。
カカト→ふくらはぎ→腿→お尻→腰→胸→肩→頭の順にまっすぐ積み上がっていると、それだけで立つのが楽に感じられると思います。
また、肩の上に頭が綺麗に乗るだけで肩への負担も減りますので、肩こりでお悩みの方なら負担を軽減できますよ。
ここからはこの姿勢を作るためのポイントで見ていきましょう。全部で5つのポイントがあります。
POINT1:顎
顎が出ると、頭ごと身体の前に出てしまいがちです。すると肩の上にうまく乗らず、猫背の原因になります。
顎はしっかりと引きましょう。
POINT2:肩
肩は変に意識すると前に出て下がる巻き肩になってしまったり、妙に上に上がってしまう怒り肩のようになっていたらNGです。
肩は身体のラインに沿って真下に下げるようにしましょう。
POINT3:腹
背筋を伸ばすとつい疎かになるのがお腹の力です。緩めてはいけません。
身体を引き上げるように、お腹を凹ませ、しっかりと引き締めましょう。
POINT4:尻
出っ尻や、逆に丸めすぎて膝が曲がるほどだと問題です。
仙骨を立てて、しっかりとしたポジションに導きましょう。
※仙骨を立てる方法は下の記事で詳しく紹介します!
POINT5:踵
まっすぐ立つことを意識する時には踵同士を合わせるのが大切です。踵を合わせたら足は外側にそれぞれ5〜10度程度開きましょう。
そうすると、しっかり立てている感覚をつかめるはずです。
立ち方が変われば、歩きも変わる!
ダイエットを心がける際に大切なのが、日々の代謝量アップです。
この正しい姿勢は、適度にテンションがかかったり、コアを引き締めた状態になったりするので代謝をアップさせるにはぴったりです。
また、この姿勢をキープしたまま歩けるようになったら安全なうえに、さらに代謝がアップすること間違いなしですよ。
なかなか姿勢が作れない。キープしながら歩く方法が知りたい方は、次の記事を参考にしてください。
きっとお役に立つはずです。
著者プロフィール
■Ted(テッド)
スポーツトレーナーとして、アスリートへのパフォーマンスアップを提供するかたわら、一般向けに整体、ダイエット、メンタルトレーニングなどのメソッドをプライベートで提供している。ヨガ、ピラティス、格闘技、など様々なスポーツムーブメントなどを織り交ぜた独自のレッスンはクライアントを楽しく飽きさせずに結果に導くと好評。また、コンサルタントとして秋葉原「1/3 fitness」などさまざまなジムのコンセプトやディレクションを行うなど、フィットネス業界で幅広く活動する経営者でもある。現在パーソナルトレーニング受講者を募集中。
(撮影/村上タケシ 取材・文/KenCoM編集部)
(監修医師:石原藤樹先生) ※外部サイトに遷移します
提供元:こんなに簡単!ウォーキング効果を高める「歩きの姿勢」の秘密、大公開!|KenCoM