2018.08.02
ご長寿国・日本を支える和食のチカラ
日本の風土がもたらす多様な旬の食材を用いた食事「和食」が、2013年ユネスコの世界無形文化遺産として登録されたことは、当時大きなニュースになりました。
和食は栄養バランスに優れ、うま味を活かした一汁三菜の食事で、長寿大国・日本の健康に役立っていると言われています。特にこの「うま味」は、美味しく満足感を得るために大いに役立ち、動物性素材を使わずとも食事を美味しくしてくれる立役者なのです。
世界の中でも特に繊細な味わいを持つ日本の出汁は、甘味、塩味、酸味、苦味に次ぐ、第5の味覚「うま味」に富んでいることが、近年世界でも注目を集めています。「うま味」には味の好ましさを底上げし、減塩による物足りなさを補う役割があることが研究結果で明らかになっています。つまり「うま味」を上手く活用すれば、高血圧や心疾患などの病気の抑制効果が期待できると言うわけです。
また単独で使うより2つ以上の素材を組み合わせて出汁を取ることで美味しさが増すのも、「うま味」の特長。昆布や椎茸を合わせた出汁を使ったり、また野菜の皮の部分を上手く使った出汁を取ったり一手間加えることで、おうちゴハンが一層美味しくなるはず。健やかな毎日のため、ぜひ和食の知恵をご活用くださいね。
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記事提供:サンスター 健康道場
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