2018.05.31
気になる「むくみ」。食事と運動で予防しよう
むくみとは、血液中の水分が血管やリンパ管の外にしみだして、手足、顔などの皮膚の下に溜まった状態のことをいいます。
心臓から送り出された血液は、動脈を通り体中の細胞に栄養や酸素を与え、静脈を通って心臓に戻ります。この血液が心臓に戻る過程で、十分に静脈に吸収されなかった余分な水分が血管の外に残ってしまう場合が。これがむくみの正体で、体中のどこでも起こる可能性があります。特に下半身はむくみやすいので、気にされる方も多いのではないでしょうか。
むくみを予防するためには、どのような点に気をつければよいでしょうか?
食事面では、利尿作用を持つと言われるカリウムや、代謝を高めるクエン酸などを多く含む食材を取り入れるようにしましょう。ほうれん草やじゃが芋、アボカド、バナナなどはカリウムを多く含み、むくみの原因となるナトリウム過多を正常な値に戻すサポートをしてくれます。レモンやいちご、キウイに含まれるクエン酸は疲労予防の効果も期待できます。
運動面ではふくらはぎを動かすエクササイズがオススメです。強度のある運動でなくても構いません。ちょっとしたウォーキングでも、ミルキングアクション作用で、血液を心臓に戻す役割を担うふくらはぎのトレーニングになります。余談ではありますが、近年、サルコペニアと呼ばれる筋肉量が減退した症状が、糖尿病の悪化とも関係があると言われ始めていますので、ふくらはぎのトレーニングは日々意識したいものですね。
日々の食事に少しだけ気をつけるとともに、ちょっとしたエクササイズでむくみ対策。ぜひ取り組んでみてくださいね。
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提供元:気になる「むくみ」。食事と運動で予防しよう|サンスター 健康道場