2018.05.06
フランス人も大好き!ポークステークアッシェのカレー煮込み【身体が変わる!10分レシピ#33】
今週は「栄養たっぷりで元気が出る料理」です。
フランスのスーパーでは、冷蔵コーナーに牛ひき肉をそのままハンバーグ状に成形しただけのものが沢山並んでいる光景を見かけますが、これはステークアッシェと呼ばれるフランスの一般的な家庭料理です。
つなぎになる卵や玉ねぎなどは何も入っていません。ひき肉をそのまま押し固めて塩コショウして焼くだけという超シンプル料理。でもこれが、ごろっとしたひき肉のうまみをそのまま味わえて美味しい上、とても簡単にできるので忙しいフランス人の家庭でも人気です。
この料理をアレンジして、簡単に栄養満点な料理を作ってみましょう!
肉と野菜がたっぷりのカレー煮込み
今回の料理では、食べ応えのあるステークアッシェを簡単に作ります。玉ねぎや卵をつなぎに使うハンバーグは手間がかかりますが、ステークアッシェは豚ひき肉や合いびき肉をそのまま焼くだけでOKです。
さらに野菜も一緒にカレー味に煮込むと、あっという間に夕ご飯が出来上がってしまう上、この1品で栄養バランスも整いますよ。
【材料】(2人分)
・豚ひき肉(合いびき肉でも美味しい) 300g
・ブロッコリー 1株
・ミニトマト 8~10個
・オリーブオイル 少々
・塩 少々
・こしょう 少々
A
・カレールー(刻む) 1片
・ケチャップ 大さじ1
・中濃ソース 大さじ1
・酢 大さじ1/2
【作り方】
1: ブロッコリーは小房に切り分け、カレールーは刻む。ミニトマトはヘタを取っておく。
2: 豚ひき肉はラップの上に出して、正方形になるように形を整えながらラップで包む。縦横半分に手で切り込みを入れて4等分にしたら、ラップを開いて塩こしょうをする。
3: フライパンにオリーブオイルを熱し、2のひき肉を入れて両面こんがりと焼いたら、ブロッコリーを加えてさっと炒める。
4: 具材の下半分が浸る程度の水を加える。そこにAの調味料とミニトマトも加えてよく混ぜ合わせ、蓋をして3~5分煮込む。
5: 豚肉の中まで火が通っていれば出来上がり。蓋を取ってからお好みで水分を飛ばして器に盛り付ける。
野菜由来の食物繊維を十分に摂れる
ブロッコリーやミニトマトなどに含まれる抗がん作用や抗酸化作用のあるファイトケミカルは、煮込んだソースにも流出しています。
ソースも一緒に食べることで、しっかりファイトケミカルを摂ることが可能です。
最近よく話題にのぼる腸内フローラにも良い影響を与えられますよ。
著者プロフィール
■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。
(監修医師:石原藤樹先生) ※外部サイトに遷移します
提供元:フランス人も大好き!ポークステークアッシェのカレー煮込み【身体が変わる!10分レシピ#33】|KenCoM