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2018.03.11

これから始めるなら必見!自転車通勤を安全にするために【自転車で行こう!#7】


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みなさん、自転車通勤への興味は湧いてきましたでしょうか?
前回は自転車通勤のメリット、デメリットをお伝えしました。デメリット部分も対策をすることによって、メリットに変わることは分かっていただけたかと思います。自転車通勤はとくに健康面でのプラス要素が大きいので、運動不足が気になる方にはもってこいではないでしょうか。

今回は、より安全に自転車通勤を続けられる方法について説明します。また、具体的な距離設定などについても例を挙げて説明していきますね。

自転車通勤、まず始めるならこの距離・スピード

まずは20km/h、距離なら20km圏内が目安

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自転車のスピードは、歩きよりも速く、自動車よりも遅いことは感覚的に分かると思います。では実際の時速で見るとどうでしょう。
徒歩は時速4kmが良いところですが、ロードバイクであれば時速30kmで巡航することも可能です。このスピードであれば、1時間で30kmの距離まで走ることができる計算になります。(実際は休憩することもあるのでもっと時間がかかりますが)
クロスバイクやツーリングバイクであれば、時速20km前後、MTBであればもう少し遅いかもしれません。

車種によってスピードは違いますが、いずれにせよ、家から勤務先まで20km圏内であれば、毎日自転車通勤しても辛くならない距離ではないでしょうか。
とはいえ、季節や天気によっても変わってきます。また、人通りが多い道、暗い道、細い道などではもっとゆっくり走るようにしたほうが安全です。

あくまでも目安として、時速20km、距離なら20km圏内と覚えておきましょう。

続けるなら取り入れたいコツはこれだ!

行き着くまでのルートは前もって調べておくこと

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通勤に要する距離やルートは、あらかじめインターネットの地図で計算しておくようにしましょう。最初は、大きめの幹線道路をメインに使うと迷いにくいのでオススメです。車通りが多いため多少危険ですが、夜間走行など視界が悪い時も、大きな通りなら街灯が明るいので心細くないというメリットもあります。

自転車が走るスピードを知るために、サイクルコンピューターというものがあります。センサーがマグネットになっていて、ホイールが1回転すると計測が開始するスピードメーターのこと。これがあれば、どれだけスピードが出ているかがわかるので、通勤の時には買っておくと便利です。

通勤の時間に余裕を持って

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また、慣れないうちは、早めに家を出て通勤時間に余裕を持っておきましょう。インターネット上で調べた距離はもちろん正確ですが、上り坂や下り坂があることを考慮しなくてはなりません。極端に言えば、同じ3kmの距離でも、全て上り坂なのか下り坂なのかで、通勤時間はまったく変わってしまうのです。
まずは自宅から通勤先まで走ってみて、どのくらいの時間で行けるかを記録しておけば、傾向が分かってきます。
実際に試してみて、体力的に辛いようであれば、最初は行きだけ自転車、帰りは電車というやり方も良い考えです。次の日に、行きが電車、帰りは自転車にすれば、無理のない自転車通勤ができます。

慣れてきたらいろいろなルーティンを作って効率的に

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自転車通勤に慣れてきたら、おそらく航続スピードも上がっていると思います。また、幹線道路メインだったところを、効率的な近道を見つけることで、通勤距離を短くすることもできます。
さらに、緑道や河川沿いの道を行くことで坂道を回避できる場合もあります。通勤ルートのなかに新しい道やお店を発見することで、自転車通勤がより楽しくなっていくでしょう。
毎朝、お気に入りのコーヒースタンドに寄って、新聞を読んでから出勤というのもいいでしょう。
まずは自分自身にあったスタイルなどを見つけて、ルーティン化していきましょう。そうすれば、知らないうちに自転車通勤が習慣になり、苦もなく続けられるようになりますよ。

万が一のために自転車保険もあります

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自転車通勤を考えている方であれば、自転車保険に入っておくのもオススメです。安いものだと月々360円程度からあります。他にも周囲の需要に合わせて自転車保険は増えているので、補償内容等調べて加入すると安心です。

自動車に乗っている人なら、自動車の保険に自転車保険を付帯させる自転車事故補償特約という手もあります。これは自動車にかける任意保険に特約をプラスするだけで、自転車の事故まで補償をカバーするお得なプランです。自分の保険が対応しているか、保険会社に聞いてみるといいでしょう。

また、高級なロードバイクで通勤したい方は、自転車盗難保険というものもあります。
それぞれお金はかかりますが、リスクを避けるためにも、加入しておくのが得策です。

まずは1ヵ月続けてみよう

自転車通勤は、はじめは疲れることもありますが、1ヵ月ほど続けると体力が付いてきて、それほど疲れなくなっていきます。また、さきほども述べたように繰り返し行うことで、いろいろな道を覚えるきっかけにもなりますし、新しいお店を発見するチャンスも増えます。
通勤するルートがたくさんあれば、交通事故等で渋滞が発生しているときや災害などのいざという時に、抜け道を使うことだってできるのです。
はじめはとにかく無理をしない距離、時間からはじめて、徐々にスピードアップをしていくと良いでしょう。

著者プロフィール

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■山下晃和(やました・あきかず)
1980年生まれ。ファッションモデル。雑誌、WEB、カタログなどのライターとしても活動。海外22ヵ国と国内合わせて35,291kmを駆けた旅サイクリストでもある。著書「自転車ロングツーリング入門(実業之日本社)」。2017年に自転車とキャンプの旅フェス「BIKE&CAMP」の実行委員長を務める。フィットネス関連の仕事も増えてきたので、NASMというスポーツトレーナーの資格を取得。趣味は、独り旅、登山、トレイルラン、MTB、サーフィン、トライアスロン、野球、ウエイトトレーニング、読書、オフロードバイク、四駆でドライブ。

山下晃和公式サイト ※外部サイトに遷移します

(監修医師:石原藤樹先生) ※外部サイトに遷移します

提供元:これから始めるなら必見!自転車通勤を安全にするために【自転車で行こう!#7】│KenCoM

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